~ 横浜市内からもお得!箱根旅行の必須アイテム、お得なフリーきっぷの購入方法と使い方をご紹介。
東京や横浜から程よい距離で、絶景や温泉を満喫できる人気観光地「箱根」。電車やバスなど、公共交通機関を利用するにあたり情報を調べていると、とってもお得なありがたいキップを見つけました。
その名は「箱根フリーパス」。新宿や町田など小田急沿線との往復きっぷ付きで、箱根エリアの8つの乗り物が2日間、または3日間乗り放題付き!大涌谷や芦ノ湖など箱根の見どころを自由に巡ることができます。
さらに、小田急の沿線ではないのですが、横浜駅や新横浜駅からの設定もあることが分かったので、購入方法や使い方をご紹介します。
箱根フリーパスとは?
今回紹介する「箱根フリーパス」は、「小田急線の各駅から小田原間の往復乗車券+箱根の交通機関+御殿場・三島までのバス区間」が入ったフリーきっぷです。
有効期間は2日間と3日間の2種類あります。
箱根フリーパスの値段は?
小田急線の各駅で購入できるので、発駅により販売額が異なります。一例として、新宿駅・町田駅・小田原駅からの値段はこちらです。(2024年4月現在)
発駅 | 2日間(大人) | 2日間(小人) | 3日間(大人) | 3日間(小人) |
新宿 | 6,100円 | 1,100円 | 6,500円 | 1,350円 |
町田 | 5,820円 | 1,100円 | 6,220円 | 1,350円 |
小田原 | 5,000円 | 1,000円 | 5,400円 | 1,250円 |
新宿駅からの場合、新宿駅↔小田原駅の往復運賃は通常1,760円なので、鉄道運賃も600円以上お得になるよう設定されています。
但し、小田急ロマンスカーを利用する場合は、別途特急券が必要です。
新宿~小田原間の特急料金は890円(往復1,780円)、新宿~箱根湯本間は1,090円(往復2,180円)です。
小田急沿線からどれだけお得?
例えば、小田原駅から箱根ゴールデンコースと呼ばれる人気コースを巡ったとします。
・箱根登山線+箱根登山ケーブルカー(小田原~強羅~早雲山)1,200円
・箱根ロープウェイ(早雲山~桃源台)1,500円
・箱根海賊船(桃源台~箱根町港・元箱根港)1,200円
・箱根登山バス(元箱根港~箱根湯本駅)1,080円
・箱根登山線(箱根湯本駅~小田原駅)360円
合計:5,340円
と、もうこれだけで元がとれています!さらに、途中下車して観光したり、「観光施設めぐりバス」を利用して美術館などを巡ったりと、フリー区間を利用すればするほどお得ということになります。
小人(6才以上12才の小学生まで)がとってもお得なので、小学生のお子さんがいらっしゃるご家族の方は使わない手は無いですね。
横浜・新横浜からの設定もあります!
お得な「箱根フリーパス」ですが、小田急沿線ではない横浜や新横浜からの設定もあるんです!相鉄が小田急とコラボして、箱根フリーきっぷを発売しています。
相鉄とのコラボきっぷを使う場合、横浜・新横浜から相鉄線で海老名へ出て、小田急線に乗り換えて小田原・箱根湯本へと向かうルートを使うことになります。
相鉄線の各駅で購入できるので、発駅により販売額が異なります。一例として、横浜駅・新横浜駅からの値段はこちらです。(2024年4月現在)
発駅 | 2日間(大人) | 2日間(小人) | 3日間(大人) | 3日間(小人) |
横浜から (相鉄+小田急) | 6,220円 | 1,390円 | 6,620円 | 1,640円 |
新横浜から (相鉄+小田急) | 6,350円 | 1,460円 | 6,750円 | 1,710円 |
小田原から | 5,000円 | 1,000円 | 5,400円 | 1,250円 |
横浜駅からの場合、通常1,620円かかる小田原駅までの往復運賃(相鉄+小田急経由)が、さらに400円お得に設定されています。
横浜からJRを使った場合は?
小田原駅までJR東海道線を使いたい!という方は、小田原駅で「箱根フリーパス」を購入してもOKです。
横浜から小田原までの料金と所要時間の比較(フリーパス2日間用の場合)
●JR利用の場合:5,000円+1,980円(往復)=6,980円、所要時間は約55分です。
●相鉄+海老名乗り換え+小田急の場合:6,220円、所要時間は約1時間20分です。
JRを利用すると、760円の差額プラスになりますが、途中乗り換えがなく、時間を約30分ほど短縮できます。
新横浜からであれば、最速で行ける新幹線という方法もあります。新横浜↔小田原間の往復は、ひかり号・こだま号の自由席で3,960円かかりますが、所要時間はたったの15分です。
箱根フリーパスの購入方法
乗車日当日、小田急線、相鉄線各駅の自動券売機で簡単に購入できます。
◎小田急線各駅の自動券売機での購入方法はこちら
◎相鉄線各駅の自動券売機での購入方法はこちら
また、EMotオンラインチケットや、一部の旅行代理店などでは、1ヵ月前から事前購入できます。
その他にも、フリーパス内の各ターミナルなどでも購入できますので、詳しくは箱根ナビホームページを確認してみてください。
箱根フリーパスの使い方
超簡単です。改札を通過する時に係員にフリーパスを見せるだけです!但し、一部でちょっとだけ気をつけることがあります。
[自動券売機で購入したフリーパス]
裏が黒いきっぷの場合、自動改札機のある駅では自動改札に通します。
※裏が白いきっぷは自動改札機を通れないので、係員に見せてください。
[箱根登山バス・東海バス]
ちょっと珍しい『前乗り前降り』方式です。乗るときも降りるときも、フリーパスを運転士にハッキリ見せます。整理券を取る必要はありません。
さらにお得!割引優待のある観光施設
箱根フリーパスを提示するだけで、美術館、温泉、飲食店、ショッピング施設など、約70の観光施設で割引や優待を受けられます。
例えば、
・箱根強羅公園 <入園無料>
・箱根関所資料館 <100円引き>
・彫刻の森美術館 <100円引き>
・ポーラ美術館 <200円引き>
・箱根海賊船 特別船室<100円引き>
・箱根小涌園ユネッサン/森の湯 <500円引き> などです。
割引施設の詳細はこちらから確認できます。お目当ての施設に割引があるかもしれませんよ。事前にぜひチェックしてみてください。
→ 箱根フリーパス割引・優待施設(箱根ナビ)
もっとお得な使い方!
箱根フリーパスの設定エリアには、御殿場や三島も含まれています。
箱根観光の玄関口として、小田原駅のほかに三島駅や御殿場駅も利用できるので、ルート選びの選択肢が増えます。さらに、御殿場プレミアムアウトレットや三島スカイウォークへも行くことができます。
前述で紹介した箱根ゴールデンコースを巡るだけでも元がとれていますから、三島や御殿場へ足を伸ばせばもっとお得ということになります。
まとめ
「箱根フリーパス」を使えば、箱根エリアの8つの乗り物が2日間、または3日間乗り降り自由。お得に旅行をすることができます。
箱根湯本、強羅、大涌谷、芦ノ湖と箱根の観光スポットをスムーズに満喫することができますし、予約の必要がなく、当日に駅の券売機で購入できるというのはとても便利!
また、三島や御殿場までのバス路線もフリーエリアに入っているのも嬉しいポイントです。
浮いた金額でロマンスカーにグレードアップして、ちょっとリッチな旅にするのも良いですね。
箱根への1泊2日、2泊3日の旅をするとき、少しでも参考になれば嬉しいです。
■詳細はこちら
→ 箱根フリーパス(箱根ナビ)
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