No.43 – LEI(レイ)のキーワードは、大切(花輪)。
見るからに愛情あふれる図柄です。レイに縁どられた中に、小さな子供を抱きかかえた男性。二人の表情からは強い信頼や深い愛情が読み取れます。
今ではハワイ旅行の象徴ともいえるレイ、きれいな花がたくさんついた首飾りのイメージですね。
もともとレイは、神聖な祈りから始まり、植物を採取し、愛情をこめて編み上げ、大切な人にだけ贈るものでした。
大切な人のために心を込めて作るレイ
カードの図柄には緑色とオレンジ色の2種類のレイが描かれています。
緑色のレイはマイレという植物で作られています。甘い香りで長持ちすることから「永遠の愛」を意味します。戦場での平和の印としても使われていたそうです。
オレンジ色のレイはイリマという植物で作られています。イリマは花びらがとても小さく繊細で、数千枚という花びらを手間と時間をかけて作り上げます。
そこから「好きだからする仕事」という意味を持ちます。
イリマのレイはあまりに手間がかかるので王族専用のレイだった時期もあるそうですよ。
レイからのメッセージ
「レイ」のカードが教えてくれるメッセージは「愛情」です。
私はこのカードを「愛し愛され」のカードと勝手に名付けています。愛され愛しではないのですね、「愛し」が先です。自らが放った愛情が返ってくるわけです。
それは自分自身への愛も同じ。まずは自分をちゃんと愛してあげましょう。
自分を愛するってどういうこと?と思うかもしれません。
「うれしい、楽しい、大好き!」という直感から始まるあなたの行動を大切にしてみてください。「うれしい、楽しい、大好き!」は相手に伝わります。
すると、当たり前と思っている日常に、たくさんの愛情があふれていることにも気づけるはずです。
あなたの大切な人たちと一緒に過ごせる今この瞬間が、どれだけ幸せなことであるかを、実感できるでしょう。それは、無いモノを欲する嫉妬や、得体のしれない不安や恐れといった、ネガティブな感情から解放されることでもあります。
それが「愛情の連鎖を紡ぐ」ことに繋がります。
まとめ
最後にもう一つお伝えしたいことがあります。
それはこのカードの図柄が、とてもシンプルな構成であることから読み取れるのですが、愛情あふれる大人と子ども、その象徴のレイだけしか描かれていません。
「自分にとって本当に大切なことは何か?それにフォーカスしなさい」というメッセージを贈ってくれています。
言い換えると、「本当に大切なものでないなら、手放す勇気も必要」という意味でもあります。
「うれしい、楽しい、大好き!」から始まる行動は、自分にも周囲にも気づきや変化をもたらします。だから変化することを怖がらないでくださいね。
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