No.11-KA WAI A KA PILILIKO (カ ワイ ア カ ピリリコ)のキーワードは、反映(水に映し出された姿)。
名前、長っ!(笑)ですが、キーワードにもあるように「水に映し出された姿」という意味です。昔は静かな水面を鏡として使っていたそうです。
中央には預言者、石積みで堰き止めて造った小さな池に、月と金星が映っています。この預言者は高貴な位を象徴する、キイチゴ(アーカラ)で染めたピンク色の布(タパ)と、特別なネックレス(ニホパラオア)を身につけています。
描かれている植物たち
ありの~ままの~♪
このカードの流れている水に注目してみましょう。
けっこうな急流、うねって白波立っていますね。石で囲みを作ったところは流れが鎮まり、その水面は鏡のようになり、美しい夜空を映し出しています。
水面に映る景色に余計な脚色や修正は入りません、そのままが映し出されます。このことから、
「ありのままを見つめるためには、周囲のごちゃごちゃに惑わされない環境を作りましょう」
と教えてくれています。
カ ワイ ア カ ピリリコからのメッセージ
周りの雑音や他人の評価に気をとられすぎて、本来の自分らしさが発揮できていない、そんなことありませんか?
いま、あなたに必要なことは、リラックスできる場所や時間の確保かもしれません。
素直な自分自身でいられる環境にいれば、直感も冴えてきます。本当に自分がやりたいことにも気づけるでしょう。
ありのままの自分をちゃんと見つめることで、あなたの中にある美しいものがちゃんと見えてきます。
あなたが見ているものはホンモノですか?
このカードから読み解くもう1つのメッセージがあります。
この預言者が見ているのは水面ですよね。水面に映った月と金星。顔を上げ、夜空を見上げれば、ホンモノの月と金星が輝いている・・・。
「あなたが見ているものはホンモノですか?」と問いかけてもくれているように思います。
□ 入手した情報は真実ですか?
□ 双方の主張を丁寧に聴き取り、全体像を把握しましたか?
□ 自分の目で確かめてみましたか?
□ 思い込みや偏見のバイアスがかかって、うがった解釈になっていませんか?
人間って、物事を理解するとき、無意識的に「今までの経験や認識」に基づいて解釈します。言い換えれば、自分の理解できる範囲というのは「今までの経験や認識」に左右されがちなんです。
理解できない範囲のものは…
見たい部分だけ見て、見たくない部分には目を隠したり、無かったことにしようと潰したり。時には攻撃してまでも、自分に都合よい形に変えてしまって解釈しようとすることがあります。
物事は「今まで」の経験や認識によって、プラスにもマイナスにもなってしまう。
そんな状態に気を付けましょうと警告してくれているのです。
まとめ
ちょっと静かな環境でリラックスしながら、じっくりと本質を見極めることを意識してみましょう。
周囲のガヤに惑わされず、自分自身や大切な人のありのままを受け入れること。
そうして、自分らしさという、ホンモノの美しさに気づきましょう。
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