~ 台北市街地北部の2大観光スポットを公共交通機関で効率的に巡る、おいしく食べてしっかり学ぶ、充実の一人旅。
台北に来たら必ず訪れたい故宮博物院と士林夜市。どちらも中心市街地の北側に位置するので、この2ヵ所をセットにすると、効率よくまわることができます。
故宮博物院は市街地から離れた場所にあります。とにかく広く、展示数も多いので、最低でも60分、ちゃんと見ると2~3時間はかかります。
午後の早いうちに訪れて、夕方には士林市場へ移動して、夜市を楽しむプランがおすすめです。故宮博物院と士林市場の間はバスで移動できるので、アクセスも便利です。
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故宮博物院へのアクセス
MRT(地下鉄)とバスで行く
最寄りの鉄道駅からバスに乗り換えます。各駅からバスに乗り換えて10~15分ほどです。
・MRT淡水信義線「士林駅」→ 故宮博物院方面のバスが多数
・MRT文湖線「大直駅」→「棕13」※20~40分毎
・MRT文湖線「剣南路駅」→「棕20」「藍7」※40~60分毎
■ アクセス詳細はこちら
→ 故宮へのアクセスのご案内(故宮博物院)
故宮博物院のバス乗り場は、本館(第一展覧エリア)の地下1階と、大通りに面した故宮正面広場の2ヵ所あります。
ほとんどのバスは、大通りに面した広場のバス停に到着します。
もし「紅30」「棕20」のバスに乗れたら、故宮本館(第一展覧エリア)B1階に直結したバス乗り場に到着します。
乗り換えなしのバスで行く
台北駅やMRT北門駅の近くから、直通で行ける路線バスが出ています。
・304 承徳線:台北駅北口から徒歩5分の 台北車站(承徳)バス停、または、MRT松山新店線北門駅前の 捷運北門站バス停 から乗車できます。
・304 重慶線:桃園空港MRT台北駅・MRT松山新店線北門駅近くの 捷運北門站バス停 から乗車できます。
⚠️捷運北門站バス停は、承徳線と重慶線で乗り場が違います
いずれもMRTより少し時間はかかりますが、乗り換えなしで行くことができます。
■ 路線バスの詳細はこちら(中国語)
→ 大臺北公車 304承徳 → 大臺北公車 304重慶
二階建てオープンバスで行く
夕方までの明るい時間帯の移動なら、二階建ての観光バスのブルールート(藍線)を使うこともできます。1日3便しかなく、料金もちょっと高くつきますが、チケットの使用期限内で自由に乗り降りできて、天気の良い日なら爽快感あふれること間違いなしです。
■お得なチケットはこちら
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故宮博物院を見る
故宮博物院の大通り広場にあるバス停に到着しました。バスを降りると、まるでタイムスリップかしたかのような壮大な光景に目を奪われます。
まずは立派な6本の柱門(天下為公牌楼)が出迎えてくれます。そこから真っ直ぐな華表大道が続いています。
左右対称の世界が広がり、まるで王宮にでも来たかのような雰囲気。ここを歩くだけでも優雅な気分になります。
故宮本館(第一展覧エリア)への階段を上がって振り返ると、こんな景色が広がります。
本館を目の前にすると、その大きさに圧倒されます!1階ロビーにはチケット販売・オーディオガイドの貸し出しカウンター、案内所、コインロッカー、カフェがあります。
■ KKdayでバウチャーを事前購入しておくと、専用カウンターでスムーズに入場できます!
→ 国立故宮博物院 入場チケット
70万点ものコレクションが収蔵されている故宮博物院は、パリのルーブル美術館などと共に世界四大博物館とも言われており、世界中の観光客が訪れる一大観光スポットです。
故宮本館(第一展覧エリア)の1階から3階まで、ものすごい数の工芸品や磁器、書、絵画などが展示されています。
驚いたのがデジタル化の進歩。ただ展示品が並べられているわけではなく、絵画の人物や動物が動いてシアターのように見ることができたり、工芸品を3Dで角度を変えてみたりすることができます。
おもしろいものとしては、白菜の形のような翡翠や、豚の角煮のような肉形石などの展示もあり、古代の歴史や芸術にあまり興味がなくても、博物館を楽しむことができます。
とにかく広くて、展示数もハンパないので、最低でも60分、ちゃんと見ると2~3時間、歴史好きの方は半日みておくと良いと思います。
地下1階と2階にはギフトショップがあり、お土産も購入できます。また、レストランが館内の4階、地下1階、本館の外にあるので、ランチやディナーをいただくこともできます。
時間に余裕のある方は、敷地内にある広大な庭園(至善園)を散策するのもおすすめです。山水画に出てくるような中国式の庭園で、リラックスしてみてはいかがでしょうか。
【施設データ】
国立故宮博物院
台北市士林区至善路二段221号
ホームページ(日本語)
≪営業時間≫ 火曜~日曜 09:00~17:00
≪休館日≫ 毎週月曜(祝日の場合は営業)
故宮博物院から士林市場へのアクセス
故宮博物院のバス乗り場は、本館(第一展覧エリア)の地下1階と、大通りに面した広場の2ヵ所あります。
士林市場は「MRT剣潭駅」から徒歩5分ほど。故宮博物院から士林市場へ行くには、2つの移動方法があります。
【早】バスをMRT士林駅「捷運士林站」で下車し、MRTに乗り換えて1駅先の「剣潭駅」に行く
【楽】本館地下1階のバス乗り場から「紅30」に乗車し「士林市場(銘傳會館) 」バス停で下車
⚠️「紅30」のバスは、ルート的に遠回りするので、15~20分ほど多く時間がかかりますが、市場すぐ目の前の 士林市場(銘傳會館)バス停 に連れて行ってくれます。1つ先のバス停が(終点)剣潭駅なので、もし乗り過ごしてしまっても徒歩で引き返せる距離です。
■「紅30」バスの詳細はこちら
→ 大臺北公車 紅30(中国語)
士林夜市で食べ歩き
台北市内には至るところで夜市が開かれているのですが、中でも有名なのが「士林夜市」です。夕方から深夜まで開かれていて、地元民や観光客で賑わって…というより、ごったがえしています。
士林夜市は16:00頃~深夜0:00頃まで。但し、16:00ごろは人通りもまばらで、ちらほらお店が開店し始めてくる感じです。ほぼすべてのお店が出揃い、多くの人で賑うのは17時を過ぎてからのようです。
士林夜市の入口には大きなアーチがあり、中央はアーケード街になっています。その両サイドの脇道にも商店が続いています。食べ物や飲み物だけで無く、洋服やシューズ、雑貨などの生活用品のお店、さらにゲームやお土産屋さんもたくさんあります。ヨーヨー釣りならぬエビ釣りには驚きました!
アーケード街を抜けると、慈誠宮という中華風の寺院があり、屋台がずらりと並ぶ通り(大南路)に出ます。
至る所から美味しそうな匂いが漂ってきて、自然とお腹がすいてきます。
せっかく台湾に来たので、ローカルフードにチャレンジしたいわけですが、見たことのない食べものや飲み物もあって、ちょっと勇気が必要なのも事実です(笑)
チーズポテト(起司馬鈴薯)、胡椒餅、巨大なフライドチキン(大鶏排)やソーセージ(大香腸)などは食べ歩きにもってこいです。
ドリンクの屋台も豊富で、本場のタピオカミルクティー(珍珠奶茶)を飲みながらもいいですよ。
歩くのに疲れたら、店内で牡蠣オムレツ(蚵仔煎)をつまみに台湾ビールというのも良き。牡蠣の卵とじに甘酢あんのようなソースが不思議な味わいでした。
臭豆腐はごめんなさい、勇気が出ませんでした。
そんな中、ひときわ通りの行列ができているお店を見つけました。
焼きエリンギの屋台です。醤油ダレで焼き上げ、ひと口サイズにカットされたエリンギ。カレー味や胡椒味などのフレーバーを選べます。私は海苔味にしたのですが大正解!
超絶うますぎてビックリ!エリンギとあなどるなかれ、これは並んででも買い求める価値ありました。
地上の屋台は基本的に食べ歩き用なので、椅子に座って夕食を食べたいという方は、「美食区」というフードコートの利用がおすすめです。
「美食区」は士林市場の入口アーチの地下にあり、飲食店がずらりと並んでまるで屋台村のようです。
⚠️「美食区」は改修工事のため、2023年10月2日から2024年6月まで休業です
楽しい美味しいお腹いっぱい!士林の夜市、ぜひおすすめです。
【施設データ】
士林夜市(士林市場)
台北市士林区大東路、大南路、文林路、基河路周辺
台北市政府観光サイト(日本語)
≪営業時間≫ 16:00~0:00
⚠️台湾は比較的治安が良いとはいえ、海外からの観光客もたくさんいます。財布をポケットに入れて歩くようなことはやめておきましょう。
⚠️慈誠宮ですが、事前の情報では「数多くの赤い提灯が美しい、士林市場の必見スポット」と紹介されているのですが、私が訪れたタイミングが悪かったのか、境内にゴミが散乱しカオスな空間になっておりまして…。立ち入る勇気はありませんでした。もし大丈夫そうな状況であればお参りしてみてください。
まとめ
台北市街地の北部に位置する王道の観光スポット「故宮博物院」と「士林夜市」。この2ヵ所はMRT(地下鉄)やバスで簡単にアクセスできるので、セットにすると効率よく巡ることができます。
交通系ICカード「悠遊カード(EASY CARD)」が使えますし、もし迷ったらGoogleマップの経路検索が思っていた以上にちゃんと表示してくれるので安心です。
おいしく食べてしっかり学ぶ、充実の一日を過ごして下さいね。
台湾旅行の際に、少しでも参考になれば嬉しいです。
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台湾で見つけたお土産
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ウーロン茶重合ポリフェノールが多く含まれていて、色が濃く深い香りの猫空(まおこん)の黒烏龍茶。ホットでもアイスでもOKですよ。