~ 初めての国内線→国際線乗り継ぎ、関西国際空港での体験リアルレポート!

今回、ANAマイルの特典航空券で、羽田空港から関西空港を経由して台北へ向かう旅に出かけました。人生初めての国内線と国際線の乗り継ぎです。
オンラインチェックインを済ませていたので「スムーズに行けるはず」と思っていましたが、実際は出発時間ギリギリまで手続きに追われることに。
原因は「ANA国内線」から「スターアライアンス提携の国際線」へ乗り継ぐ際のルールを、私がしっかり確認していなかったことでした。
この記事では私が体験した流れと、事前に知っておくと安心なポイントをまとめています。同じルートを利用する方の参考になれば幸いです。
今回の旅程
ANAマイルで、東京—台北の提携航空会社(エバー航空ビジネスクラス)の特典航空券を予約しました。
本当は直行便を希望していましたが、満席だったため下記のルートを選択しました。
[往路]羽田(ANA便・エコノミークラス) → 関西(エバー航空・ビジネスクラス) → 台北桃園
[復路]台北桃園(エバー航空・ビジネスクラス) → 福岡(ANA便・エコノミークラス) → 羽田
羽田空港で荷物を預ける
自動預け機が使えない!?
私が預けるのはキャリーバッグ1個。空港内をゴロゴロ引きずりながら移動するのがあまり好きではないので、できるだけ早めに預けて、身軽に動けるようにしています。
事前にオンラインチェックインを済ませていたので(羽田→関西→台北の区間)、自動預け機でキャリーバッグを預けられるだろうと考えていたのです。
念のため係の方に確認すると、「乗り継ぎ便の場合は、カウンターでの手続きが必要です。手荷物検査場Aの近くに専用カウンターがあります」と案内されました。
このときは「え、そうなの?」と焦りましたが、あとで改めて調べてみると、ANA公式サイトの「よくあるご質問」にも、このルールがしっかり明記されていました。
【国際線】国内線から国際線へ乗り継ぎがある場合は、ANA BAGGAGE DROP(自動手荷物預け機)を利用できますか。
🔗よくあるご質問ー乗り継ぎ(手荷物のスルーチェックイン)
いいえ、ご利用いただけません。
日本国内線出発時刻の30分前までに手荷物カウンターにてお預けください。
この情報をきちんと確認していなかったのは、私自身の落ち度でもあります…。
専用カウンターで手続きする
有人カウンターに行ってみると、大きな荷物(サーフボードや複数の大型スーツケース)を預ける方が多く、折り返し三列にもなる長い行列ができていました。
しかし、列はかなり長く、なかなか進みません。時間が迫る中、スタッフさんが大きな声で「●時●分発のお客様、いらっしゃいませんかー!」と呼びかけています。
とうとう自分が該当する時間になり、スタッフさんに声をかけると、ようやく乗り継ぎ専用カウンターへ案内されました。最初からここに通してくれればよかったのでは…?と思わなくもありませんが、時間が気になっていてそれどころではありませんでした。
スルーバゲージできる?→できます!
専用カウンターに通されてしまえば、手続き自体はとてもスムーズでした。
オンラインチェックインは済ませていましたが、専用カウンターでは改めて紙の搭乗券が発券され、荷物は関西空港で受け取ることなく、そのまま台北までスルーで預けられました。これは本当に助かります。
ただ、手続きが終わった頃にはけっこう時間ギリギリ。急いで手荷物検査を抜け、搭乗ゲートへと向かいます。
しかも今回の搭乗ゲートはまさかのバス移動!最後はかなりバタバタでしたが、なんとか出発直前に滑り込みで搭乗できました。
[教訓]
列の周辺には呼び出しの案内スタッフさんが何人もいたので、不明な点があれば、遠慮せずに別のスタッフさんにも確認してみるのが良いと思いました。特に時間に余裕がないときは、自分から積極的に動くことも大切ですね。
また、もし乗り継ぎ時間に余裕があるなら、羽田では国内線区間だけ荷物を預けておき、関空で一度荷物を受け取ったあと、エバー航空のカウンターで預け直す方法もアリだったかもしれません。
国内線区間はラウンジが使える?
今回はANAマイルを使って、提携航空会社のビジネスクラス特典航空券を予約していたので、ラウンジの利用について確認してみました。
国際線が提携航空会社のビジネスクラスでも、国内線がエコノミークラスの場合はラウンジ利用の対象外になるとのことでした。
飛行機から見えた風景
ということで、想定外のバタバタでの搭乗となりましたが、機内ではラッキーなこともありました。
1機しかない大阪・関西万博 特別デザイン機「EXPO2025 ANA JET」を見ることができました!
関西空港で乗り継ぎ
国内線から国際線へ乗り継ぎルート
関西空港には朝8時30分着で、乗り継ぐ台北便は13時10分発。4時間以上の待ち時間があります。今回は新しくなったラウンジをゆっくり堪能したいと思い、あえて時間に余裕のある便を選びました。
1階の吹き抜けは、特に広くて明るい空間です。ここから国際線出発ロビーがある4階へ上がります。
関空のシースルーエレベーターって、ちょっとテンションが上がります。ガラス越しにロビー全体が見えてなんだか特別感があります。
エバー航空のチェックインカウンターはFカウンターです。ロイヤルローレルクラス(ビジネスクラス)は長い列もなく、スムーズそうでした。
今回は事前にオンラインチェックインを済ませ、荷物もスルーで預けているため、カウンターは通過しました。
手荷物検査と出国審査を抜けると、海外の空港のような免税店エリアが広がっています。
時間に余裕があるときは楽しいんですけど、急いでいると「なんでここ通らなきゃいけないんだ…!」と軽くパニックにもなる構造です(笑)。
免税店エリアを抜けると、搭乗ゲートエリアの中央広場みたいなところに出ます。
関空はとにかく横に長いので、端の搭乗ゲートへ行くときはここからさらにシャトルに乗って移動が必要です。時間に余裕を持って行動したいですね。
ラウンジでのんびり&搭乗ゲートへ移動
ラウンジ内の出発案内を見ると、出発が30分遅れるとの表示が出ていました。おかげで、ラウンジでだいぶのんびり過ごすことができました。
今回の搭乗ゲートは、シャトルで中間駅まで移動する必要があるため、余裕を持ってラウンジを出てゲートへ向かいます。
ゲートで思わぬトラブル発生!パスポート情報が未登録?
ところが、ゲートに到着すると、ここでまたアクシデントが発生!さらに1時間遅れになるとこと。
しかも「ご搭乗のじゅんとにっく様はゲートまでお越しください」と名前を呼ばれました。
「まだ搭乗開始の時間じゃないはずだけど……?」と少し焦りながら行ってみると、「パスポート情報の登録が未処理です」とのこと。
えっ?ANAで通しでチェックインを済ませていて、搭乗券も発券されているし、荷物もスルーで預けているのに?と思いましたが、「エバー航空の最終確認で改めてパスポート登録が必要です」と説明を受けました。
再登録&搭乗券再発行で無事搭乗!
今回の旅程は、エバー航空のスルーチェックイン条件を満たしていましたが、なぜか搭乗ゲートで再度パスポート情報の登録が必要になりました。
あとで調べてみると、提携航空会社間でも、最終運航会社のシステムのよってパスポート情報を改めて確認・登録するケースがあるようです。
ゲートでパスポート情報を改めて登録後、エバー航空の搭乗券を発行してもらって無事に搭乗できました。出発が遅れていたことで、慌てることなく余裕を持って対応できたのは幸いでした。

エバー航空からオンラインチェックイン案内のメールが届いていたのに、「ANAで全部済んでいるから大丈夫だろう」と思ってスルーしてしまっていました。
もしかすると、あらかじめエバー航空のオンラインチェックインをしておけば、この手続きは不要だったのかもしれません。
エバー航空ビジネスクラスで台北へ
今回の旅は、特典航空券で国内線→国際線の乗り継ぎという初めてのルート。提携航空会社を組み合わせたため、小さなトラブルもいくつかありましたが、桃園空港へも無事に到着。
帰りのフライト(福岡経由)
復路は台北桃園から福岡経由で帰国。事前にオンラインチェックインを済ませ、桃園空港のエバー航空カウンターで荷物を預けました。

ここでは「福岡でいったん荷物を受け取り、国内線で再度預け直してください」との説明を受けました。
オートでも問題なさそうでしたが、念のため有人カウンターで手続き。空いていたのであっという間に手続き完了。ここでも改めて紙の搭乗券を発券してもらいました。
ちなみに福岡→羽田はエコノミークラスだったので、ANAラウンジはやはり利用対象外とのことでした。
まとめ
今回初めて、ANAとエバー航空を組み合わせた特典航空券の旅をしてみました。
◎今回のルート
[往路]羽田(ANA・エコノミー)→関西(エバー航空・ビジネス)→台北桃園
[復路]台北桃園(エバー航空・ビジネス)→福岡(ANA・エコノミー)→羽田
◎今回の旅で分かったこと
✅ 羽田での手荷物預け
→ 国内線から国際線に乗り継ぎがあるときの預け手荷物は「乗り継ぎ専用カウンター」(手荷物検査場Aの近く)で預ける。平日朝でも行列がすごいので、時間には本当に余裕を持ったほうがいいです。
✅ オンラインチェックイン
→ ANAで一括で済ませても、エバー航空のオンラインチェックインも念のためやっておくと安心。(パスポート情報の再登録で呼び出されることがあるので…)
✅ ラウンジ利用
→ マイルでビジネスクラスの特典航空券を発券していても、国内線区間がエコノミークラスの場合は、国内線のラウンジは利用できない。(念のため事前に確認しておくのがおすすめです)
→ 国際線のビジネスクラス区間では、ビジネスクラス用のラウンジが問題なく利用できます。
思った以上に「知らなかったルール」がたくさんあって、小さな失敗もいくつかありましたが、それも含めて全部、いい旅の思い出になりました。
次に同じルートを使う方の参考になればうれしいです!
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