~ クライストチャーチ国際空港↔市内の交通手段。安くて便利な路線バスの乗車記をレポート!

ニュージーランド南島の玄関口となるクライストチャーチ国際空港に到着。フライトを終えたら、できるだけ早く快適に市内へ移動したいですよね。
空港からクライストチャーチの中心部へは約12km離れており、車が唯一のアクセス方法です。
今回は、最もリーズナブルな移動方法である「路線バス」に乗って移動してみたので、その様子をレポートします。さらに、市内中心部にある「バスインターチェンジ」についても詳しくご紹介します。
クライストチャーチの路線バスとは?
クライストチャーチ空港から市内への移動には、リムジンバスは運行されておらず、路線バスを利用します。
路線バスとダイヤモンドフェリーを総称して「メトロ(Metro)」と呼ばれています。乗車には現金またはICカード「メトロカード」が利用できます。

空港と中心部を結ぶ主な路線は以下の3つです。
・3番 サムナー行き(約15分おき)
・8番 リトルトン行き(約15分おき)
・29番 フェンダルトン経由シティー行き(約30分おき、シティまで最短ルート)
バス路線の時刻表やバス路線詳細は公式ホームページで確認できます。
ほとんどの路線バスは、市内中心部の「バスインターチェンジ(Bus Interchange)」を経由します。
路線バスのほか、長距離バスも発着するので、バス旅をする方はバスインターチェンジ周辺を拠点にしておくと便利です。
所要時間と料金
空港からバスインターチェンジまでの所要時間は約30分です。路線バスのためバス停はこまめに設置されているので、目的地近くのバス停で降りるだけで簡単に移動できます。
一方、ICカード「メトロカード」を使うと運賃が割安になり、25歳以上は2ドル、5歳~24歳は1ドルです。さらに、2時間以内なら何度でも乗り換えが可能です。ただし、メトロカードは空港では購入できないため、初めて訪れる方は現金での支払いを利用することになります。
なお、運賃は変更される可能性があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
●メトロカードについて
クライストチャーチ地区専用の交通系ICカードで、クライストチャーチ以外の地域では使用できません。カード代は5ドルでチャージが別途必要です。街なかにあるバスインターチェンジなどで購入できますが、発行には身分証明書が必要です。チャージ残金は原則返金不可です。詳細はメトロカードの公式サイト(英語)を確認してください。
路線バス の乗り方
前の入り口から乗車、運転手さんに行き先を告げて直接運賃を支払います。もらったレシートは無くさないように!2時間以内なら乗り換えが1回無料で利用できます。
降りるときには「STOP」というボタンを押します。
ただし、1つ注意点があります。「次のバス停は〇〇です」という車内アナウンスはありません!Google Mapなどで現在地を確認しながら、目的地に近づいたところでボタンを押してください。
路線バスのため、空港利用客だけでなく地元の人々も利用します。中央のドアから降車しますが、多くの乗客が運転手さんに聞こえるように大きな声で「Thank you!」と言いながら降りる光景が見られます。この習慣はクライストチャーチの日常なので、ぜひ旅行者の方も体験してみてください。
車内の様子
日本の路線バスと大きな違いはありません。空港から利用する場合など、大型のスーツケースやバックパックを持ち込むことはできますが、大型荷物置き場は基本的に設置されていません。
乗り場案内
クライストチャーチ空港
クライストチャーチ国際空港の路線バス乗り場は、初見ではちょっと分かりにくいところにあります。空港ターミナルから見えるノボテルホテルの裏手にあります。
※クライストチャーチ国際空港のレポートはこちら。
クライストチャーチ中心部(バスインターチェンジ)
バスインターチェンジ(Bus Interchange)はクライストチャーチの中心部、コロンボストリート(Colombo St.)とリッチフィールドストリート(Lichfield St.)の交差点にあります。
プラットホーム(ゾーン)はAからDまであり、バスゲートは16箇所あります。
空港行きのバス路線は、3番、8番、29番の3路線あります。このうち、最短ルートで空港へ向かう29番は、プラットホームCから発車します。
途中のバス停
空港アクセスの路線バスは途中の停留所でも乗降可能です。
空港↔市内の移動手段 そのほかの方法
今回ご紹介した路線バスのほかに、貸切チャーター、乗り合いシャトル、タクシーなどの方法があります。
1)貸切送迎サービス(チャーター)
〈事前予約制〉路線バスは車内アナウンスと大型荷物置き場がありません。初めてのクライストチャーチや荷物が多い場合は、空港⇔市内ホテル間の貸切送迎サービスを利用するのが安心です。
2)乗合シャトルサービス(シェア)
〈事前予約制〉リーズナブルな料金で市内に向かいたい場合は、乗合シャトル(スーパーシャトル)も便利です。但し、目的地が別々のお客さんと乗り合いのため、自分の目的地に到着するまでに時間がかかる場合もあります。
→ スーパーシャトル ホームページ(英語)
3)タクシー
急いでいる時にはタクシーが便利です。空港から市内中心部までは20~30分ほどで到着します。カセドラルスクエアまでの料金の目安は50ドル前後です。
4)レンタカー
クライストチャーチ空港の到着ロビーにレンタカーのサービスカウンターがあります。
まとめ
クライストチャーチ国際空港と市内中心部のアクセス手段として、路線バスに乗ってみました。
●良かった点
・現金払いが可能。片道4ドルとリーズナブル。
・現金払いなら2時間以内の乗り換えが1回無料。
・約15~30分間隔で運行しており、目的地の最寄りバス停で乗降できるので便利。
また、降車時に運転手へ「Thank you!」と感謝を伝えるのが一般的で、温かい文化に触れられるのも印象的でした。
リーズナブルで利便性も高く、現地の雰囲気を楽しめる路線バスでのアクセスは、初めてクライストチャーチを訪れる方にもおすすめです。
但し、大型荷物置場と車内アナウンスがないので注意が必要です。多くの人が利用する通勤通学時間帯に大きなスーツケースを複数持ち運ぶ場合や、ホテル最寄りのバス停が分かりにくい場合は、貸切チャーターやタクシーを利用することをおすすめします。
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