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新橋の路地で見つけた小さなカフェ、ビジネスパーソンがひっきりなしに訪れる大人気店

∎国内旅行記

~気さくなマスターが届ける、安くておいしいコーヒーと無添加ショートブレッド

東京都港区新橋、言わずと知れたサラリーマンの街。新橋駅周辺には多くの飲食店が軒を連ね、年中賑わいを見せている。

しかし、南方向へ歩いていくと、汐留から虎ノ門へと東西に延びる大きな道路、通称マッカーサー通りを渡った先は、静かなレジデンスエリアへと変わる。もっぱら一軒家ではなく、ワンルームマンションや個人の店舗や事務所が入る雑居ビルいった建物が集合している。

僕はとある店舗での依頼案件を済ませ、ちょっと一息つこうとカフェを探しながらブラブラと歩いていた。ふと数人のビジネスマンが並んでいるスポットがある。

気になり近づいてみると、 Cafe VAN と書いてある。小さなカフェだった。なんてすばらしいタイミング!迷わずビジネスマンに混じって並んでみた。

外観はちょっとしたビストロのようで、中を覗くとアメリカンでちょっぴり派手な内装。多くの人は入口すぐのカウンターでオーダーし、テイクアウトしている。

5~6席ほどのカウンターと2人掛けのテーブルが2つ。決して広くはないが明るい雰囲気。日焼け色したイケメンなマスターが一人で切り盛りしているようだ。

ドリンクのサイズはM、L 、XLの3種類
サーフィン好きのオーナーらしい店内の装飾
赤と白のビビッドな色づかいでアメリカンな気分に

「いらっしゃい!」
メニューを見るとコーヒー以外にもココア、レモンスカッシュ、バナナオレなどドリンクメニューがたくさんある。初めての店なのでおすすめのコーヒーを尋ねてみた。

「深い味わいのリッチとすっきりしたソフトがあります。どちらかはお好みですね」
僕はリッチアイスコーヒーと、カウンター横においてあったショートブレッドを一緒に注文した。

「できるだけ食品添加物の無いモノをおくようにしています。このショートブレッドもそうです」
これは嬉しいこだわりだ。

コーヒーは持ち帰りできるカップで提供されているが、気分転換も兼ねて店内でいただくことにした。

ひとくち口に含む。ん!?おいしい!えぐみがなく、後味がスッキリしてとても飲みやすい。正直、チェーン店より安いのに断然おいしい。

このクオリティならもっと値段が高くてもいいのではないかと思ったので、思い切って尋ねてみた。

「毎日の習慣のようにこのお店に来ていただきたい、そして今日もこの店に来てよかったと幸せな気分になってほしいんです」

なんともありがたいことである。オーナーの心意気と姿勢に感謝。

杉谷遥果さんをはじめ、定期的にミニライブなどイベントの開催もある
Mサイズのコーヒー(220円〜)無添加ショートブレッド(170円)

このカフェは以前からあったそうで、偶然がいくつか重なり、前オーナーから引き継ぐことになったそうだ。

「前オーナーを引き継いでからも、特にアイスコーヒーには試行錯誤しました。エグミが出たり、軽くなりすぎたりと、なかなか理想の味わいに至らなかったんです」
「自分の納得いく味わいをご提供したいのでハンドドリップしています」

マスターの話す言葉にところどころ瀬戸内地方のイントネーションを感じたので、思い切って尋ねてみた。すると僕と同じ広島の出身だった。

これだけでも偶然なのだが、さらに驚愕の事実が判明する。出身高校まで同じ!なんとこんな偶然があるだろうか!地元から離れ上京し、たまたま新橋に仕事で来て、ふと立ち寄ったカフェのマスターが同じ高校の出身とは!二人して驚き合った。

マスターはひっきりなしに訪れる来店客のオーダーに対応しながらも、僕に話しかけてくれる。地元の話で盛り上がる。こういうときは無意識に広島弁が出てくるものだ。

店内にはイベントの告知もあり、定期的にミニライブやオフ会の場となっているようで、常連さんが集う人気店なのだと感じた。その要因はマスターの人柄とおいしいコーヒーであることは間違いない。

また新橋に来た時には寄ります!と約束して、お店を後にした。
と同時に、新橋での仕事の案件が続くようにと願うのであった。

【この人~出会い~】
熊谷 直人さん
広島市出身、元職の転勤をきっかけに上京、2016年からCafe Vanのオーナーに。コーヒーはもちろん、お酒も大好き。ちなみに熟女派だそうです。趣味はサーフィン、黒シャツが似合う細マッチョ。

【店舗データ】
Cafe VAN(カフェ ヴァン)
東京都港区新橋5-17-5
ホームページ  ※フードメニューは一時休止しているそうです ※喫煙可
≪アクセス≫ 新橋駅、汐留駅からいずれも徒歩約6分

※価格は訪問時のものです

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