~ <A350-900 オークランド→チャンギ>シンガポール経由でニュージーランドから帰国。シンガポール航空のビジネスクラス、座席や機内食など実際に乗ってみた様子をレポート!
憧れのシンガポール航空ビジネスクラスで行く、ニュージーランドの旅の帰国編。10日間があっという間に過ぎてしまいました。
乗ったのはオークランドを深夜1:10に出発、シンガポールに早朝6:45に到着するSQ282便。機種は〈A350-900〉でした。
深夜便利用時のオークランド空港の様子や、ビジネスクラスの座席、機内食などを書いてみたので、ニュージーランド旅行の際に少しでも参考になれば嬉しいです。
飛行機に乗るまで
機内食の予約とオンラインチェックイン
シンガポール航空では、機内食を事前に指定できる「ブック・ザ・クック」というサービスがあります。
オークランド発の便では、48時間前までの予約で約10種類ものメニューから選ぶことができます。
今回は夕食にニュージーランド ラムロインのグリル、朝食にスクランブルエッグ入りクレープを選択しておきました。
出発の2日前にメールでオンラインチェックインのお知らせが届き、完了したらデジタル搭乗券が送られてきます。預け荷物がなければこのまま保安検査場へ、預け荷物がある場合はチェックインカウンターへ向かいます。
オークランド空港チェックイン
シンガポール航空は、オークランド空港国際線ターミナル1階(G Floor)のCカウンターでチェックイン手続きをします。
カウンター受付開始は出発予定時刻の3時間30分前からです。オープン前から行列ができており、ビジネスクラスも少し待ちましたが、10分かからず完了しました。
チェックインを済ませ、保安検査場のあるへと向かいます。
保安検査場は2階(1st Floor)です。2階にはフードコートやお土産店があり賑っています。
ビジネスクラスはファストトラックが利用できますが、この時間は空いていたので一般ゲートと同じ検査台に誘導されました。
出国審査を出るとすぐに商業施設が広がっています。22:30ごろには閉まっているお店も多い中、一部の免税店や飲食店は最終便まで営業してくれていました。
最後にお土産を購入し、残りの小銭を使い切ることができました。
オークランド空港 ニュージーランド航空ラウンジ
シンガポール航空のビジネスクラスは、ニュージーランド航空のインターナショナルラウンジを利用できます。
ニュージーランド航空のラウンジは、他の航空会社のラウンジとは離れた場所にあるので、案内表示を見逃さないように。
エスカレーターで1つ上の階(3階=2nd Floor)に上がると、カッコいい入口があります。
受付で搭乗券を提示してラウンジの中へ。入った瞬間、おしゃれで洗練された空間に感動しました。
437席もあるとても広い空間で、ソファ席、テーブル席、ビジネス席、カウンター席など座席の種類は多彩です。
無料Wi-Fiが使えて、ほとんどの席に電源コンセントが付いています。
バーカウンターまであります。海外のバーってなぜかカッコよくて絵になるんですよね。
深夜時間にもかかわらず、ホットミール、サンドイッチなどの軽食、デザート、ドリンクが充実していました。
ラウンジ内のシャワールームを使いました。中はとても広くて清潔。トイレ、シャワー、タオル、ドライヤーがあり、これはもう立派なバスルームです。一日の最後にスッキリすることができてとてもありがたかったです。
⚠️搭乗開始は30分前です。深夜で便数が少ないこともあってラウンジ内で出発案内をしてくれますが、搭乗ゲートによってはラウンジから10分以上かかるので、時間に余裕を持って行動しましょう。
この日の搭乗ゲートは15番でした。ラウンジからはかなり離れており、長~い通路で10分ほどかかりました。
ビジネスクラスは出発時刻の30分前から優先搭乗が始まるので、15~18番ゲートの時には早めに向かうのが良いです。
座席と機内サービス
ビジネスクラスの座席
〈A350-900〉のビジネスクラスは67席。横 1-2-1 の並びで、窓側はすべて1人用座席。中央は1人用と2人並びの座席が用意されています。
中央列には仕切りがあり、一番高い位置まで上げると一人用の空間になります。
座席はサイドテーブルとセットになった独立した空間で、シート幅は71cm、シートピッチは152cmです。
直線と曲線を上手に取り入れたデザインで落ち着きがあり、プライベート空間が保たれています。
座席として使用する際には、フットレストを水平まで上げることができますが、リクライニング(背もたれ)は132度までしか倒すことができません。
フルフラット(ベッド)にするには背もたれを倒す作業が必要です(詳細は後述)。
サイドの収納スポットには、ミネラルウォーターとノイズキャンセリング型のヘッドホン、機内食の案内と機内販売の冊子が用意されています。
コンセントはユニバーサルタイプで、USBポートもついています。
サイドの収納ボックスにはスリッパ、ソックス、アイマスクが用意されていました。
収納スペースが多く、ディスプレイの横にスマホや眼鏡を入れておけます。
シンガポール航空の機内エンターテインメントは、映画、テレビ番組、音楽、ゲームなどコンテンツが充実しています。
→ 最新のコンテンツをチェックする
リクライニングボタン、読書灯、ヘッドフォン端子は、肘掛け部分に付いています。
広い座席、細かな配慮が嬉しい設備、さらにプライベートが保たれる空間はとても快適。当日はほぼ満席でしたが、窮屈な感じを受けることは一切ありませんでした。
ビジネスクラスの機内食(夕食)
出発してシートベルト着用サインが消えたら、ほどなくして夕食が提供されます。オークランドを深夜1:10に出発したので、この食事は深夜2:00ごろ食べていることになります。
【前菜】ニュージーランド産シーフードのサラダ(サーモン、エビ、ホタテ)
【パン】ソフトロール、グルテンフリーブレッド
【メイン】
ニュージーランド ラムロインのグリル、ローストポテト、ローストトマトとパプリカ炒め添え
【デザート】オペラスライス
【ドリンク】コーヒー、紅茶、ジュース、シャンパン、カクテル、ビール、ワイン…などなど、何でもあり。
ニュージーランド発なので、ブックザクックでラムを選択したのですが、これが大当たり!とてもおいしかったです。
予想外だったのは、付け合わせが予定されていたミックスビーンではなく、トマトとパプリカに変更されていたこと。どちらも私が苦手な野菜だったもので…せっかくなので頑張っていただきました。
フルフラットで就寝する
食事が終わると、ほとんどの人がベッドメイキングを始めました。フルフラットにするには、いったん座席から降りて、CAさんに手伝ってもらいます。
座席の状態からフルフラットにするには、フットレストを水平まで上げ、座席の背もたれを前に倒します。
このタイプは、足を斜め前の座席の下に突っ込むため、ベッドに対してやや斜めの体勢で寝ることになります。
足を入れるスペースが小さいので、寝返りを打つと、前の座席を蹴ってしまうようになります。
今回は、前回の教訓を活かして最後尾の席を確保したので、後ろの人の振動を気にすることなく寝ることができました!
※前回の教訓とは?
ビジネスクラスの機内食(朝食)
朝起きてベッドから座席に戻した後、ダイニングテーブルをセットして朝食です。
【フルーツ】スライスした新鮮な果物
【スターター】グラノーラとギリシャヨーグルト、サワーチェリーコンポート
【パン】クロワッサン
【メイン】スクランブルエッグ入り焼きクレープ、ソーセージ&トマトチャツネ、クリームほうれん草、ハッシュブラウン
【ドリンク】コーヒー、紅茶、ジュース、シャンパン、カクテル、ビール、ワイン…などなど、何でもあり。
さらに、ナッツやポテチ、チョコなどのスナックも、CAさんに頼めばもらえます。が、もうお腹いっぱいです(笑)
化粧室とアメニティ
座席にスリッパ、ソックス、アイマスクがセットされていましたが、それ以外のアイテムも用意されています。
シンガポール航空のビジネスクラスでは、アメニティがリクエスト制になっています。必要なものをCAさんに伝えると持ってきてくれます。
アメニティキットをリクエストしました。英国のブランド・ペンハリガン社製でございます。ハンドローション、フェイシャルミスト、リップバームの入ったポーチをいただきました。
化粧室には、洗面台下の収納に歯ブラシ、コーム、シェーバーなどのアメニティが用意されていました。布地のハンドタオルがあるのはとても嬉しい。
ペンハリガンのハンドローション、フェイシャルミスト、香水も置かれていました。さすがシンガポール航空です。
機内サービス
飲み物はソフトドリンクのほか、ビールやワイン、カクテル、各種酒類があり、いつでも頼むことができます。また、クッキー、ナッツ、チョコレート、カップ麺などのスナックもあります。
ビジネスクラスは無料で機内Wi-Fiを利用できます。メールアドレス、名前、座席番号を入力すれば利用できます。実際に、Google検索やメール、LINEの送受信、SNSの投稿などができました。
⚠️就寝中の機内は寒く感じることはありませんでしたが、念のためライトダウンジャケットやパーカーなどを持ち込んでおくことをおすすめします。
チャンギ国際空港到着
朝食を終えてほどなくすると着陸態勢に入り、チャンギ空港第3ターミナルに到着しました。10時間35分のフライトでしたが、あっという間に感じられました。
今回はここから乗り継ぎです。一度出国してジュエルに行っても良かったのですが、乗り継ぎ時間が3時間弱だとちょっとバタバタしそうだったので、ターミナル内で過ごすことにしました。
第3ターミナルには飲食店やショップ、休憩スペースなどあらゆる施設が整っています。いろいろ見て回っていると1~2時間がすぐに過ぎてしまいました。
ホテルとセットなら旅行サイトがおすすめ
今回はニュージーランドでの予定をフレキシブルにしたかったので、航空券とホテルを別々にとりました。
しかし、初めてニュージーランドを旅する方であれば、旅行会社の航空券+ホテル+現地ツアーのセットが便利で安心です。
ちょっぴりリッチなニュージーランド旅行をお探しの方におすすめのサイトをご紹介します。出入国時に必要なことや、現地で困ったことがあった際にサポートを受けられるなど、手厚いサービスで安心なのも嬉しいポイントです。
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まとめ
ニュージーランドのオークランド空港から、シンガポールのチャンギ空港まで、シンガポール航空の深夜便〈A350-900〉のビジネスクラスに乗りました。
●良かった点
・出発前にニュージーランド航空のラウンジで、広くて快適なシャワー室を利用できる!
・2人分かと思えるほど幅の広い座席と余裕の空間、機内アメニティが充実している!
・フルコースの機内食メニュー、メイン料理は事前予約システムで10種類から選べる!
●気づいた点
・深夜2:00ごろフルコースの機内食が提供されるので、出発前の食事は控えめに。
・フルフラットにしたり、戻したりする時には、いったん席を立つ必要がある。
・寝る時はベッドに対して斜めの体勢になるので、自分なりのベストポジションを探ることになる。
今回乗った〈A350-900〉のビジネスクラスの座席は、以前乗ったオール2階建て〈A380-800〉の座席とは、似ているようでちょっと違う設計でした。
足を伸ばす時に斜め前に突っ込む体制になるのは同じだったので、壁(仕切り)の前の席を指定しておいたのが良かったです。後ろの人の寝相によって衝撃を受けることがなかったので、よく眠ることができました。
10時間以上も乗っていたのに、まだ乗っていても大丈夫と感じるほど快適な空の旅でした。ビジネスクラスの様々な優遇やサービスもあり、移動時間を贅沢で優雅な気分で過ごすことができました。
この記事がシンガポール航空を利用する方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
※〈A380-800〉の座席の様子はこちら。
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