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シンガポール|初めてのシンガポール航空ビジネスクラス深夜便搭乗記【2024年2月】

∎海外旅行記

~ <A380-800 チャンギ→成田>復路の深夜便で、シンガポール航空のビジネスクラスに乗ってみた。

いつかは乗ってみたかった、憧れのシンガポール航空。偶然にもシンガポールを訪れる機会があり、これはチャンス!と思い、超奮発してビジネスクラスに乗ってみました。

今回乗ったのはシンガポールからの帰国便。チャンギ空港を深夜23時55分に出発する、オール2階建ての飛行機〈A380-800〉です。

初めて乗ったシンガポール航空のビジネスクラス。チェックインからラウンジ、座席、機内食などの様子を書いてみたので、シンガポール旅行の際に少しでも参考になれば嬉しいです。

【帰り】チャンギ国際空港→成田空港

東京とシンガポールを結ぶ便は、羽田空港と成田空港のどちらからも就航しています。オール2階建てのエアバス〈A380-800〉は、成田空港 ↔ チャンギ国際空港に就航しています。

【行き】成田空港→チャンギ国際空港 プレミアムエコノミーの搭乗記はこちら。

航空券の購入

今回はシンガポール航空の公式ホームページから航空チケットを購入しました。

ホームページで検索すると、選択したクラスとそのワンランク上の料金も表示してくれるので、行きと帰りで違うクラスを購入することもできます。

航空券の予約が成立したら、搭乗日までにメールでいくつかお知らせが届きます

好きな機内食を予約する

お知らせメールの1つに、「ブック・ザ・クック」という、機内食を事前に指定できるというサービスがあります。

シンガポール発の便では、24時間前までの予約で、なんと30種類ものメニューから選ぶことができます!事前予約していなくても、深夜便(スリーパーサービス)は当日5種類から選べます。

「ブック・ザ・クック」のメニューは出発の15日前から、事前予約なしの機内食メニューは8日前から表示されるので、見比べながら自分の好みを予約しておくとよいです。

オンラインチェックイン

出発の48時間前から1.5時間前まで、オンラインでチェックインができます。完了したらデジタル搭乗券が送られてきます。

出発の48時間前までに、予約管理画面で〈自動チェックイン〉を有効にしておくと、自動的にチェックイン手続きが行われるという機能もあります。

チャンギ空港へ向かう際、【KKday】【KLOOK】などのチケットサイトを利用して、空港送迎サービスを利用するのがおすすめです。

シンガポール・チャンギ国際空港|空港送迎サービスを詳しく見る

チャンギ国際空港

チャンギ国際空港 チェックイン

日本行きのシンガポール航空便は、ターミナル2から出発します。ビジネスクラスのチェックインカウンターは2階の3番カウンターです。

実は、3番カウンターという情報を知らずに行ったら、迷ってしまいました。案内表示が小さくて見過ごしていたようです。

3番はビジネスクラスとプレミアムエコノミーの専用カウンターになっています。

2時間30分前に到着。ビジネスクラスは待たずにチェックインできました。

預ける荷物が無ければ、そのまま出国審査のゲートへと向かうのですが、このターミナルの装飾デザインがすごいのでして…。

高さ14メートルのデジタルサイネージに、巨大な滝が映し出されております!

空港内の複合施設「ジュエル」の滝も圧巻ですが、ここ第2ターミナルも負けていません。

チャンギ国際空港では、手荷物の保安検査よりも先に出国審査ゲートがあります。

手荷物の保安検査は、飛行機に乗る直前、搭乗ゲートと一体化している待合室の入口で行います。

出国審査を通過すると免税エリアで、ブランドショップ、免税店、カフェなど、たくさんの施設があります。

ビジネスクラスの楽しみの1つ「航空会社のラウンジ」へは、出国審査のゲートを出たら、左側に向かって進んでください。

⚠️搭乗ゲートによっては出国審査場から400~500m離れている場合もあるので、時間に余裕を持って行動しましょう。

チャンギ国際空港 シルバークリスラウンジ

シンガポール航空のビジネスクラス利用者は「シルバークリスラウンジ」を利用できます。ターミナル2のラウンジは24時間営業です。

「Lounges」の案内表示を頼りに進むと、1つ上の階へ上がるエスカレーターがあります。

エスカレーターを上がると、
「↑ SilverKris Launge」のサインが見えるので、そのまま直進します。

シルバークリスラウンジは、この通路の一番奥にあります。

ラウンジの入口はシックで落ち着いた雰囲気です。受付で搭乗券とパスポートを提示します。

左側がビジネスクラスのスペース、右側はファーストクラスのスペースに分かれています。

ラウンジ内で使える無料Wi-Fiのパスワードが受付に表示されているので、チェックしてから入ってください。

ビジネスクラスのスペースに入ると、落ち着いた雰囲気のソファ席が広がっています。ソファの色や形は数種類あります。

PC作業がしやすいテーブル席もあります。

私が訪れた時は夜の22:00ごろでしたが、8割ほどの座席が埋まっていました。それでもゆったり過ごすことができます。

電源もついています。コンセントの形状はユニバーサルタイプ。USBはついている席とついていない席がありました。

昔ながらの重厚なデザインのソファ席の電源は、サードテーブルの下についています。

ダイニングエリアにもテーブル席やカウンター席があります。

ビュッフェカウンターには、飲茶や麺料理を始めとしたアジア系のホットミールが並んでいます。サンドイッチ、サラダ、フルーツなども豊富です。

アルコール類も、ビール、ワイン、ウイスキー、シャンパンなど各種あります。

ソフトドリンクはコーヒー、ジンジャエール、ミネラルウォーター、フルーツジュースなどたくさん用意されています。

高級ブランドTWGの紅茶が種類豊富に並んでいて、さすがシンガポールだなと思いました。

夕食をガッツリ食べていたので、一口サイズのグルテンフリーのスイーツをいただきました。

落ち着いた空間でいただく、スイーツとTWGの紅茶がとても美味しかったです。

ダイニングエリアの奥に、トイレ、シャワールーム、授乳室があります。シャワールームは空いていれば勝手に入って大丈夫です。数は少ないですが、コンパクトにまとまっていて機能的です。

喫煙ルームは無いので、ラウンジを出てゲート階の喫煙所を使うことになります。

出発案内は掲示板の表示だけで音声案内がないので、時間には気をつけましょう。ビジネスクラスの搭乗開始は40分前です。

座席と機内サービス

ビジネスクラスの座席

オール2階建て〈A380-800〉の飛行機はボーディングブリッジが1階用と2階用に分かれていて、ビジネスクラスは2階です。

■A380-800 オール2階建ての座席構成
〈2階アッパーデッキ〉

 スイート(6席)ビジネス(78席)
〈1階メインデッキ〉

 プレミアムエコノミー(44席)エコノミー(343席)

※以下、照明の色の関係で写真が紫色になっていることご了承ください。

機内に入ると、天井も高くて、2階席でも圧迫感はまったくありません。

ビジネスクラスは横 1-2-1 の並びで、窓側は1人用、中央は2人用の座席です。

曲線的なデザインで落ち着きがあり、プライベート空間が保たれています。中央列と窓側は若干位置をずらしてあるので、他の乗客の顔は見えません。

座席はサイドテーブルとセットになった独立した空間。シート幅は55cm、間隔は190cmもあり、とても余裕があります。

収納スペースが多く、ディスプレイの横やひじ掛けの下などに、スマホや眼鏡を入れておけます。

中央の列には仕切りが設置されていて、一番高い位置まで上げると、プライバシーが守られた一人用の空間になります。

仕切りを一番下まで下げると、フルフラットにしたときに、2人分のダブルベッドのようになり、親子で一緒に寝ることもできるよう設計されています。

サイドの収納スポットには、ノイズキャンセリング型のヘッドホン、ミネラルウォーター、機内販売の冊子などが用意されています。

18インチのモニターはタッチパネル、コントローラーのどちらでも操作できます。

シンガポール航空の機内エンターテインメントは、映画、テレビ番組、音楽、ゲームなどコンテンツが充実しています。
最新のコンテンツをチェックする

コンセントはユニバーサルタイプで、USBポートも2ついています。

座席横の広いサイドテーブルの周りには、コントローラー、リクライニングボタン、鏡、ヘッドフォン端子、読書灯、ヘッドフォン用のフックなどが、コンパクトにまとめられています。

広い座席、細かな配慮が嬉しい設備、さらにプライベートが保たれる空間はとても快適。当日はほぼ満席でしたが、窮屈な感じを受けることは一切ありませんでした。

フルフラットで就寝する

出発してシートベルト着用サインが消えたら、ほとんどの人がベッドメイキングを始めました。座席の状態からフルフラットにします。

①フルフラットにするには、いったん座席から降りて、サイドパネルのボタンを押し続けます。

②フルフラットになる直前でいったん止めます。

③枕、掛け布団、ベッドパッド(シーツ)を取り出して、ベッドパッドを装着します。

フルフラットにしたときに、ここに足を突っ込むことになります。

④再びボタンを押して、フルフラットにします。

よく分からないときは、CAさんの方から「Do you need any help?」と声をかけてくれるので、頼むといいですよ。

実際に横になってみると、足元は前の座席の横にしか入れることができません。

ベッドに対して斜めの体勢で寝ることになり、私にはちょっと難しく感じました。足を入れるスペースも小さいので、寝返りを打つと、前の座席を蹴ってしまうようになります。

そして、恐れていたことが私の身に起こりました。私の頭のところでゴン!ゴン!という衝撃を何度も受けて、途中で目が覚めてしまいました。

注意しようと思って後ろの席を覗くと、紳士がぐっすりお休みになっていたのでした。本人は無意識に寝返りをうってるだけ。起こすのも悪いなと思って、寝るのを諦めて、ベッドの上でこんなふうに過ごしました。

あぐらを組んだり、ゴロゴロしたりと、機内でこんな体勢で過ごすこともなかなかないですし、読書灯を有効活用したのも初めてだったので、これはこれで新鮮な経験でした(笑)。

フライト時間が約6時間30分で、離陸して5時間ほど経てば朝食が運ばれてくるので、実質的な睡眠時間は3~4時間ほどになります。

化粧室とアメニティ

シンガポール航空のビジネスクラスでは、アメニティがリクエスト制になっています。必要なものをCAさんに伝えると持ってきてくれます。

リップクリーム・フェイシャルミスト・ハンドローションの入ったポーチ、ソックス、スリッパ、耳栓、アイマスク、ヘアブラシ、歯磨きセット、フェイスマスク、除菌シートが用意されています。

化粧室の壁面収納を開けると、歯ブラシや、コーム、シェーバーなどのアメニティが用意されていました。

ハンドローション、フェイスミスト、香水も置かれていました。高級感のあるペンハリガン社製を用意するとは、さすがシンガポール航空です。

機内サービス

落ち着いた頃にウェルカムドリンクがあり、シャンパンをいただきました。

飲み物はソフトドリンクのほか、ビールやワイン、カクテル、各種酒類があり、いつでも頼むことができます。また、クッキー、ナッツ、チョコレート、カップ麺などのスナックもあります。

カクテルメニューにシンガポールスリングがあったり、TWGの紅茶が数種類用意されていて、シンガポールの雰囲気を機内でも楽しむことができます。

ビジネスクラスは無料で機内Wi-Fiを利用できます。クリスフライヤーの会員以外でも、本体設定からWi-Fiに接続し、名前と座席番号を入力すれば利用できるはずでしたが、私の場合うまく接続できませんでした。

サイドポケットに説明書があり、トラブルシューティングも書かれていたのですが、寝るからいいや!と思って使いませんでした。接続方法が分からない場合は、遠慮なくCAさんに聞いてみるといいですよ。

ビジネスクラスの機内食

ビジネスクラスの楽しみといえば、機内での食事ですよね。深夜便のフライトは「スリーパーサービス」といって、一部が簡素化された、ワンプレートの食事サービスになっています。

シンガポール発のビジネスクラス機内食は、「ブック・ザ・クック」から事前予約することで、30種類以上ものメニューから好きなものを選べます。事前予約していなくても、当日5種類から選べます。

離陸してほどなく、CAさんが、機内食を「夜食にするか、朝食にするか?」を聞いてきます。

今回は朝食にして、和食メニュー〈花恋暦-はなこいれき〉を選択しました。

〈おしながき(一部抜粋)〉
海老しんじょう、ホタテ、サワラの西京焼き、牛肉とゴボウの八幡巻き、野菜の煮物、ご飯、香の物、あさりの味噌汁

まるで高級ホテルの朝食御膳のようです。ごはんがややパサついていましたが、機内食なので大目に見ます。彩りも豊かで、味噌汁もお魚もとてもおいしかったです。

海外の航空会社で、こんな素敵な和食をいただけるのは、本当にありがたいことです。

ブック・ザ・クックから選べる「ロブスターテルミドール」や「シンガポール風チキンのサテ」も美味しいと評判のようです。今度また機会があれば、ぜひ昼便に乗ってフルサービスの食事を楽しみたいと思います。

深夜便に乗ってみて分かったこと

・夜食を選択すると、離陸してほどなく配膳されるので、現地での夕食やラウンジでの食事を控えめにしておいた方が良さそうです。

・朝食を選択すると、着陸の120分~90分前くらい、九州のあたりを飛行中のときに配膳されました。シートをフルフラットから座席の状態に戻して、食事をいただきます。30分前には着陸態勢に入るので、トイレに行ったり、降機の準備などをしていると、ややせわしく感じる時間になりました。

出入国時に必要なこと

出入国時の手続きは常に変わるので、必ず最新情報を確認してください。

シンガポール→日本へ帰国するとき

【2024年2月】機内で書くもの(紙)は携帯品・別送品申告書だけです。

紙の申告書の代わりに「Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)」で電子申請しておいて、帰国時にQRコードを提示する方法もあります。

日本→シンガポールへ入国するときはこちら

特典航空券に必要なマイル数

スターアライアンスに加盟していますが、ANAマイルでは、シンガポール航空のビジネスクラスの予約はできないようです(2024年2月現在)。エコノミークラスの特典航空券は予約することができます。

●ANA 提携航空会社 特典航空券の必要マイル

エアージャパン運航便とシンガポール航空を利用できます。行き帰りで違う航空会社にすることもできます。
■詳細はこちら
提携航空会社特典航空券(ANA)

ちなみに、ローシーズンに行き帰りどちらもANAを利用すると、少ないマイル数で利用できます。

●ANA 国際線 特典航空券の必要マイル

必要なマイル数は、搭乗日のシーズンによって異なるので、必ずチェックしてください。
■詳細はこちら
国際線特典航空券(ANA)

まとめ

今回初めて、シンガポール航空のオール2階建て飛行機〈A380-800〉で、 チャンギ空港から成田空港まで、深夜便のビジネスクラスに乗ってみました。

●良かった点
・クリスシルバーラウンジが利用でき、シンガポール料理やスイーツ、お酒が楽しめる!
・2人分かと思えるほど幅の広い座席と余裕の空間、収納スペースがたくさんある!
・フルフラットになり、枕、掛け布団、ベッドパッド(シーツ)まで用意されている!
・機内食メニューが事前予約システム「ブック・ザ・クック」で30種類以上もあり、夜食にするか朝食にするかを選択できる!

●気づいた点
・欲しいアメニティはリクエスト制(CAさんに伝える)
・ゆっくり眠るには、壁(仕切り)の前の席がおすすめ(後ろの人の寝相によって衝撃を受けることがない)
・フルフラットにしたり、戻したりする時には、いったん席を立つ必要がある。

ぐっすり眠ることはできませんでしたが、サービスや設備面では、プレミアムエコノミーと比較しても段違いのゆとりを感じられて、優雅な移動時間になったことは間違いありません。

深夜便は機内食など一部のサービスが簡素化されているようなので、今度また機会があれば、ぜひ昼便に乗ってフルサービスを楽しみたいです。

機内食の選択や機内での各種サービスなど、事前情報として知って乗るのと知らないで乗るのとでは、満足度が大きく違うと感じたので、シンガポール旅行の際に少しでも参考になれば嬉しいです。

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