~ 成田エクスプレスのグリーン車乗車記。普通車指定席と乗り比べて分かったことや、お得に乗れる裏ワザをご紹介!

横浜と成田空港を結ぶJR特急「成田エクスプレス(N’EX)」には、普通車指定席のほかに、ワンランク上のグリーン車もあります。
ちょっと贅沢で優雅な旅をしたいときにぴったりのグリーン車ですが、少々料金がお高いのも事実。
そこで、成田エクスプレスのグリーン車について、普通車指定席と実際に乗り比べて分かったことや、メリット・デメリットについてまとめてみました。
成田エクスプレスのグリーン車は何号車?
横浜方面の成田エクスプレスは大船駅が発着駅になっており、神奈川県内は戸塚駅、横浜駅、武蔵小杉駅に停車します。
〈E259系〉グリーン車の座席
運転席に近い先頭の出入口から乗車すると、すりガラスの自動ドアがあります。
前の座席の背面にテーブルとネットポケット、ドリンクホルダー、フットレストがついています。
車内では無料Wi-Fiが使えます。コンセントはひじ掛けの先端についています。窓側に座った時、もし通路側の人がコンセントを使っていても邪魔にならないのが嬉しいです。
写真を見て気づくかもしれませんが、横浜から乗車した時には、グリーン車には他に乗客が全然いませんでした!
武蔵小杉駅から上品な雰囲気の女性がお一人、東京駅から外国人ご夫婦が乗ってきたのですが、それでも、この車両内に私を含めて乗客はたった4名!ほぼ貸切状態と言ってもよい空間でした。
成田エクスプレスからの車窓
せっかくなら、窓枠に邪魔されずに車窓も楽しみたい!ですよね。グリーン車の下り(成田空港行き)は偶数席、上り(横浜・大船行き)は奇数席(※1A・Dは小窓) がおすすめです。
成田エクスプレスのグリーン車にお得に乗る方法
横浜駅~空港第2ビル駅/成田空港駅の場合、駅の窓口や券売機で通常購入すると、〈乗車券〉1,980円+〈グリーン車特急料金〉4,660円=〈合計〉6,540円 です。
①「えきねっと」で購入する
「えきねっとチケットレスサービス」で購入すると、成田エクスプレスの(グリーン車特急料金〉が100円引きになります。〈乗車券〉は別に購入するか、ICカードで乗車します。
※「えきねっと」の利用には会員登録(無料)が必要です。
但し、もっともっとお得にグリーン車に乗ることができる方法があります!
②「武蔵小杉」から乗る
大船・戸塚・横浜駅から横須賀線、または湘南新宿ラインに乗車し、武蔵小杉駅で成田エクスプレスに乗り換えると、〈グリーン車特急料金〉が 2,000円以上もお得になります!
2024/3/16から、成田エクスプレスのグリーン車特急料金が改定され、乗車距離100kmまでの近距離利用が安くなったため、横浜駅と武蔵小杉駅の間で大きな差額が生じることになりました。
横浜駅からの普通車指定席特急料金(チケットレス35%OFF)が1,550円ですから、武蔵小杉で乗り換えるというひと手間を加えると、850円の追加でグリーン車に乗れることになります。
※成田エクスプレス「普通車指定席」はこちらを参考にしてみてください。
まとめ
横浜~成田空港のアクセスに、JR特急「成田エクスプレス」のグリーン車を使ってみた感想です。
●メリット
・革張りシートと静かな客室で、落ち着いた旅ができる。
・空いていることが多く、快適でリラックスできる移動手段。
・特別な車両に乗るという満足感で、贅沢な気分を味わえる。
●デメリット
・横浜からのグリーン特急料金が高い。
・普通車指定席と比較して、車両設備にあまり差がない。
・先頭車両=ホームの端に停車するので、エスカレーターや階段から遠い。
グリーン車も普通車も座席は横4列です。また、普通車にも無料Wi-Fi、コンセント、荷物置場などの設備が充実しているので、「普通車と比較した場合のコスパ」という点ではあまりメリットが感じられないかもしれません。
但し、武蔵小杉駅から乗車して、2,000円以上もお得になるのであれば、話は変わってきます。
成田空港へアクセスする(=海外旅行に行く)際に、リッチで贅沢な気分になれたのは確かですし、公共交通機関の移動手段として最もリラックスできる空間だと思います。
横浜から成田空港までの交通手段を検討する際に、少しでも参考になれば嬉しいです。
※成田エクスプレス「普通車指定席」の様子はこちら
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