~ 長野県松本市で初めてのワーケーション。仕事も観光もグルメも満喫する、短期滞在プランの実践レポート!
テレワーク(リモートワーク)の広がりで、働く場所や時間の自由度が増したビジネスマンも多いのではないでしょうか。そんな中で「ワーケーション」という働き方が出てきました。
仕事(ワーク)と休暇(バケーション)の造語なのですが、要は、パソコン、電源、WiFiさえあれば、観光地やリゾート地からリモートしたっていいんじゃない?ってことです。
ならばと今回、ワーケーションを実際にやってみました!
長野県松本市でワーケーション!
初めてということもあり、まずは2泊3日(+1日休暇)の短期型で「半日働いて半日休む」というスタイルにチャレンジしました。
選んだ場所は、長野県松本市。澄んだ空気、おいしい湧水、北アルプスの麓に栄えた、自然と都会が調和する美しい城下町です。
松本市を選んだ理由
✔ ほどよい都会感
✔ 街全体がきれいで、美術館やお洒落カフェが多い
✔ 徒歩圏内に観光スポットがたくさんある
✔ 30分の移動で温泉があり、安曇野の自然も満喫できる
✔ ワーキングスペースがある
仕事する場所にも、遊ぶ場所にも困らない、ワーケーションするのにベストな環境が揃った街です。
特急あずさ号で新宿から約2時間40分。松本駅に到着すると聞こえる「まつもとぉ~、まつもとぉ~」の独特なアナウンスがちょっと癖になります(笑)。
松本駅前にはバスターミナルもあり、上高地や安曇野観光の交通の拠点になっています。
松本の観光スポット
松本の象徴と言えば、国宝松本城と北アルプスの景観。まるで絵の中にいるようです。
松本の街は、清々しくどこか凛とした空気感が漂い、居心地の良さを感じます。
松本にあるもう1つ国宝、旧開智学校校舎。明治初期にはまだ珍しかった洋風建築を取り入れた独特のデザイン。実は左右非対称なんですよ。
⚠️令和6年11月ごろまで、耐震工事のため休館中
松本市美術館をはじめ、博物館や資料館、美術館やギャラリーなど、芸術を身近に感じられる施設や場所がたくさんあります。
松本は芸術家の草間彌生氏、映画監督の山崎貴氏の出身地でもあります。
春夏秋冬どの季節も美しい松本の街ですが、特に春先は、残雪の北アルプスと街中に咲き乱れる桜のコントラストがとてもきれいです。
松本市街地の中心部を流れる、女鳥羽川沿いの桜並木。どこか懐かしさを感じる風景に心癒されます。
松本城の夜桜ライトアップはとても幻想的。開花宣言の3日後から8日間は、本丸庭園が夜間無料開放されます。
タイミングが合えば、春の時期に松本でワーケーション、おすすめです。
コワーキングスペースを決める
コワーキングスペースとは「様々な業種の人がワークスペースを共有して仕事を行う、共同利用型のオフィス」のことです。
ホテルの一室で黙々と仕事に打ち込むのもいいのですが、コワーキングスペースを利用することで、地元の情報を得たり、新たな人々との出会いにも繋がる可能性がグンと高くなります。
松本市の主なコワーキングスペース
・SWEET WORK
・サザンガク
・KNOWERS
・SENSE
いくつかあるコワーキングスペースの中から、今回はちょっとユニークな〈SWEET WORK〉を利用してみました。実際使ってみてとても良かったです。詳細はこちらを参考にしてみてください。
モデルプラン
ワーケーションのポイント
今回のワーケーションでは、以下の3つのポイントを押さえてスケジュールを組みました。
✅仕事する時間を決めて、メリハリをつけておく
✅スケジュールに余裕を持たせて、予定を詰め込み過ぎない
✅地域活性化に貢献する(無駄遣いはしないが、ケチケチしない)
3日間のスケジュール
松本の朝はとても清々しく気持ちいいので、午前中に観光、午後にリモートワークを4時間(半日分)行うスケジュールにしました。
- 朝特急あずさで松本へ
松本までは、新宿から約3時間で到着します。
- 午前松本駅到着
予約していた駅近のホテルに荷物を預かってもらい、コワーキングスペースへ移動。
- 午後コワーキングスペースでリモートワーク
松本市街地の中心部にある SWEET WORK。料金は2時間500円~、無料のパンとドリンク付きです。
- 夕方ホテル にチェックイン
松本駅近くのホテルなら、観光にも飲食にも便利。Wi-Fiや電源完備で快適に仕事ができます。
- 夜信州そばに舌鼓
松本を訪れたらやっぱり食べたい信州そば!松本駅や松本城の周辺に、蕎麦の名店が数多くあります。
- 朝JR大糸線で穂高駅へ
1日休暇をプラスして、安曇野をサイクリング。清々しい空気と、北アルプスの麓に広がるのどかな風景に癒されること間違いなしです。
- 午前レンタサイクルで安曇野観光
JR穂高駅前のしなの庵で自転車をレンタル。店主さんがおすすめスポットを丁寧に教えてくれます。
- 午前大王わさび農場を見学
田園の中をまっすぐに伸びる道路、安曇野の爽やかな風を進み、日本一の広さを誇るわさび農場へ。なんと入場は無料です!
- 午後生わさびと信州ポークを堪能
大王わさび農場にはレストランやカフェもあります。名物の本わさび飯のほか、ステーキと生わさびの組み合わせも最高です。
- 午後北アルプスの絶景と温泉に癒される
国営アルプスあづみの公園で大自然を感じ、日帰り温泉施設しゃくなげの湯で日ごろの疲れを癒しましょう。
- 午前味噌蔵を見学
ホテルをチェックアウト後、荷物を預かってもらい、信州味噌の老舗石井味噌へ。巨大な木樽が並ぶ光景は圧巻です!
- 昼食信州味噌の豚汁ランチ
信州三年味噌で作った特製豚汁と、味噌ダレの焼きおにぎりの定食は絶品です!ランチは予約をおすすめします。
- 午後SWEET WORKでリモートワーク
SWEET WORKは夜19:00まで利用可能。新たな人脈作りのきっかけにもなりました。
- 夕方松本バスターミナル出発
帰りは高速バスにしました。新宿行は19:00台まであります。
→【高速バスドットコム】
→【楽天トラベル】全国の高速バス予約 - 夜帰宅
松本から新宿までの所要時間は約3時間30分です。
JR+ホテルのお得な予約方法
宿泊代も考慮すると最もお得な方法が、旅行会社が販売している「往復の交通とホテルの宿泊をセットで予約できるプラン」です。
数々の旅行会社がプランを出していますが、JTB や日本旅行の JR+宿泊プランです。行きと帰りで、特急あずさ号やしなの号の普通車指定席、グリーン車を組合わせて選ぶこともできます。
■JR+宿泊プランはこちら
・〈日本旅行〉往復のJRと宿泊のお得なプラン
・〈JTB 国内旅行〉新幹線・JR + ホテル・旅館
■JR+宿泊プランに使えるお得なクーポンが出ることもあるので、チェックしてみてください。
但し、同じ区間の往復ではない時や、日帰りの時、途中下車したい時などは利用できません。利用の際には条件をよく確認してくださいね。
まとめ
長野県松本市で、2泊3日(+1日休暇)のワーケーションをやってみたわけですが、結論、やってよかったです。自分にはとても合っていると分かりました。
【コワーキングスペースを利用して良かったこと】
✔ 利用時間に制限を設けることで、作業に集中できる
✔ 公共の空間でもあるので、ダラダラしない
✔ リラックスできる空間もあり、アイデアが生まれやすい
午前中にアクティブな活動をしたり、「仕事を4時間で終わらせるぞ!」と時間に制限をつけたりしたからでしょうか?ポジティブなアイディアが出てきたりして、結果的に生産性が高まりました。
さらに、コワーキングスペース〈SWEET WORK〉さんを利用したことで、これまでにはあり得なかった人々との出会いがあり、新たなビジネスへと繋がりました。
ワーケーションって意味がないんじゃない?という意見もありますし、それを否定するつもりもありません。メリット、デメリットを踏まえたうえで、価値があるのか無いのかを、自分自身で判断すればよいと思います。
ワーケーションや新しい働き方、いつもと少し違った休暇の過ごし方を検討されている方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。
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