~ 花蓮から台東へ。田園風景の中を走る列車と、名物の「関山弁当」を味わうのんびり旅。

Taiwan PASSを使って、台湾をぐるりと一周する鉄道旅。今回は、花蓮から関山を経由し、台東までのルートを移動しました。
車窓には広大な田園風景が広がり、関山駅で途中下車して名物「関山弁当」を堪能。のんびりとした時間が流れるローカル線の魅力を、実際の旅の様子とともにお届けします。
花蓮から関山へ|田園風景の鉄道旅
今回の旅程、花蓮を出発して台東まで一気に進むつもりだったのですが…どうしても「関山弁当」が食べたくて、予定を変更して関山駅で途中下車することにしました。
花蓮〜関山間は東西を山に挟まれた地形で、平野部には一面に田んぼが広がります。日本でいう米どころといった雰囲気で、のんびりとした車窓風景が続きます。
時おり現れる小さな集落や、遠くに見える山並みに癒やされる区間です。
途中で池上駅を通過しました。池上弁当については別記事で紹介します。
名物・関山弁当を味わう
花蓮から約1時間30分、関山(グァンシャン)駅に到着です。
お弁当の種類は、豚の骨付きカツ(排骨)、鶏のもも肉(雞腿)、白身魚のフライ(魚排)、菜飯弁当など10種類ほどあります。価格は70元〜150元(約320円~690円)とお手頃です。
今回は看板メニューの「關山便當(グァンシャン ビェンダン)」を購入しました。いざ実食!
関山弁当の特徴は、大根の漬物の炒め物と生姜の甘酢漬けが入っていること。そして、何と言っても関山産のお米がおいしい!
こちらのお弁当、無料のスープ付きという嬉しいサービスも。これで90元(約420円)とは破格です!
ちなみに、豚の骨付きカツ(排骨)、鶏のもも肉(雞腿)、白身魚のフライ(魚排)は、通常のお弁当にプラス10元〜40元(約50円〜180円)するだけで、別皿で大きなお肉がドーンと付いてきます。
今回は急遽予定を変更して立ち寄ったため、すでに昼食を済ませていました。本当は大きなお肉も一緒に味わいたかったのですが、それは断念。また来る機会があれば、ぜひともお腹を空かせてがっつり楽しみたいと思います。
関山弁当を味わった後、歴史的建造物に指定されている関山駅の旧駅舎を訪れました。
旧駅舎は1922年(大正11年)に建てられたもので、もともとはここが関山駅の駅舎でした。現在の駅舎はそこから南へ約100メートル離れた場所に新たに建てられています。
私が訪れたときはすでに閉まっていて中に入れませんでしたが、現在はサイクリングターミナルとして利用されているようです。
池上・関山エリアをもっと楽しみたい方には、ガイド付きの現地ツアーがあります!
▶ 台東発着|初鹿牧場&関山老街&池上フードツアー
関山から台東へ|ローカル列車の旅
関山駅に戻ってきました。区間車(普通列車)に乗って台東へ向かいます。やってきたのはEMU500型電車です。
台東駅から市街地へ
関山からおよそ40分で台東駅に到着しました。
まとめ
花蓮を出発すると、それまでの荒々しい大自然の風景から一転、車窓いっぱいにのどかな田園風景が広がりました。このあたりは、台湾有数の米どころです。
そんなエリアの中でも、今回どうしても訪れたかったのが関山駅。関山米の産地として有名で、そのお米を使った駅弁「関山弁当」を味わいました。
お目当ての駅弁店「源昌關山便當」は残念ながら閉まっていましたが、徒歩数分の「關山便當」でいただいたお弁当は、関山産のお米と台湾の素朴なおかずがたっぷり詰まった、心温まる味でした。無料スープのサービスもうれしかったです。
関山の街は派手さや華やかさはありませんが、地元の人々の生活に根ざした生活感が感じられます。過ごした時間は短かったとはいえ、よい旅の思い出になりました。
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