No.42 – ANUENUE(アヌエヌエ)のキーワードは、変容(虹)。
怖いカードじゃないですよ~!中央にいるコワモテの彫刻は「水にかかる虹の神」の像です。この表情は威厳とか強い精神力とか、そういうふうに見てあげてください(笑)
ANUENUE(アヌエヌエ)とはハワイ語で「虹」のこと。上界と下界を結ぶ神の道として、とても神聖なものなんです。
マナカードには虹が描かれたカードがいくつかあります。そのなかでアヌエヌエは「虹」そのものがテーマのカードです。
カードには、虹と神像、虹が現れるために必要な 雲、雨、太陽が描かれています。手前の炎は友情、正義、愛の為に燃えるスピリットの火、暗い海と明るい空は、気づくことによる変化を意味しています。
雨降って虹かかる
ハワイって、1日の中で天気がコロコロ変わります。さっきまで晴れていたのに、いきなり雲が出てきて、ザーッと夕立ちのようなスコールに見舞われることがよくあります。
しかし、スコールの後は太陽の光が降り注ぎ、けっこうな確率で虹を見ることができます。
雨降って地固まるというか、雨降って虹かかるって感じですね。
実はハワイには「No Rain, No Rainbow(雨のないところに、虹はない)」ということわざがあります。そこから転じて「困難や苦労の後には、明るい未来が待っている」という意味で使われます。
だから、このアヌエヌエ(虹)のカード、明るい未来へと通ずる直前に経験する、ちょっとしんどい時や停滞感を感じているときに出やすかったりします。
アヌエヌエからのメッセージ
アヌエヌエのカードには「気づくことによる変化」を意味する、暗い海と明るい空が描かれていましたよね。何に気づきなさいと言われているかというと、あなたの雨の部分。
「あなたが(勝手に)短所だと思ってた部分が、(視点を変えたら)長所かもしれないじゃん!」っていうことに気づいてほしいんです。外見や体裁というより内面(心)のほうです。
とは言ったって、どうやって?と思いますよね。そこで、素朴な疑問コーナーをやってみましょう。
「完璧な人間って何?そんな人いる?」
「そもそも完璧の基準って誰が決めた?」
「こう思う人もいれば、ああ思う人もいるんじゃない?」
「こういうところも含めて自分だよね?」
今までこうあるべきと思っていたことや、これまでの善悪の価値観が、少しでも崩れた感じがしてきたら、突破口を見出した証拠です。
人と違うこと、それは「自分にしかない感性」だったりします。たとえば「泣き虫」は「感受性が人一倍強い」、「優柔不断」は「物事を同時に双方向から考えることができる」というわけです。
まとめ
公式メッセージは「空にかかる虹はあなたの名前だ」です。これまでの悩みが、希望へと続く自信へと大きな変容を遂げる。もう少しでステージが変わるわけです。いまその直前の雨降りの状況。
外で遊ぶ時間ではなく、一人で室内でできることをコツコツやる時間のイメージです。ネガティブな感情で過ごすのではなく、新たな自分の役割を発見したり、次のステージへ出発するための準備のための時間。
変容するときに輝いていれば、宝物の方からあなたを見つけてくれます。
◎ハワイの神話を知ると、マナカードのメッセージがもっと分かりやすくなります。こちらおすすめの本です。