～ ロープウェイの空中散歩とお茶と絶景を堪能！自然に囲まれてのんびりした時間を過ごせる癒しの場所。
台湾を旅行するにあたり、ガイドブックやネット情報を参考にするわけですが、台北近くの観光スポットに「猫空」という気になる名前の場所がよく紹介されています。
「猫がいっぱいいるの？」「景色がいいところなの？」「そもそもなんて読むの？」などなど、いろいろ想像をかきたてられます。そこで、実際にどんなところなのか、行ってみました。
台北の人気観光スポット「猫空」とは？
猫空は台北市街の南側郊外に広がる丘陵地帯で、標高約500メートルの猫空円山の中腹にある集落です。
周辺には茶畑が広がり、台北市内を一望できるハイキングコースも整備されており、絶景を見ながら台湾茶を楽しめるカフェやレストランが人気の観光スポットです。ちなみに「猫空」は「マオコン」と読むのだそうです。
丘陵地には中華系の寺院も点在し、MRT（台北捷運）とロープウェイを使えば、台北市街から気軽にアクセスできるので、観光客のほか地元の人も多く訪れているようです。
猫空への行き方
台北中心部を南北に走るMRT文湖線の終点「動物園駅」から、「猫空ロープウェイ」または「バス（棕15）」で行くことができます。
MRT文湖線「動物園駅」までは、台北の中心市街地「忠孝復興駅」から約20分、台北松山空港と直結する「松山機場駅」から約30分です。
ほとんどの区間で高架上を走っています。ビルが立ち並ぶ市街地から、住宅地、トンネル、山間部へとめまぐるしく車窓が変化します。まるで遊園地のアトラクションのようで楽しいです。
ロープウェイで行く
MRT動物園駅の２番出口から徒歩5分のところに、ロープウェイの動物園駅があります。
市街地から路線バスを利用する場合は、MRTの駅前に「捷運動物園站」、ロープウェイ乗り場の前に「貓纜動物園站」と、それぞれにバス停があります。
猫空ロープウェイはMRT（台北捷運）と同じ会社が運営しているので、分かりやすく案内されています。悠遊カードで乗車できます。
猫空駅までの全長は4.03km、所要時間は30分ほどで、途中に「動物園内駅」「指南宮駅」の２つの駅があります。途中で方向が90度変わるのもおもしろい特徴です。
床がスケルトンになっている「クリスタルキャビン」というゴンドラもあります。乗りたい場合は専用の列に並びます。
車窓からは山並みと茶畑、台北市の眺望を一望できて、まるで空中散歩のようです。
土日は特に混雑するとのこと。待ち時間など考慮して余裕を持ってお出かけするのが良さそうです。
猫空ロープウェー
≪営業時間≫ 平日（火〜木）9:00〜21:00、休日 9:00～22:00
≪定休日≫ 月曜日（第一月曜日と祝日は運行）
※天候によって臨時運休することがあります。
ホームページ（繁体字）
ホームページ（日本語）
バスで行く
ロープウェイが定休日の月曜日や、天候等による臨時運休の場合は、動物園駅からバスを利用できます。バスの系統は「棕15」です。
ロープウェイ乗り場とは反対方向にある、１番出口を出ます。横断歩道を渡ったところにバス乗り場があります。
「棕15」バスは、マイクロバスを一回り大きくしたようなピンク色のミニバスで、約30～60分おきに運行されています。
バス停には電光掲示板があり、次に来るバスの番号と行先が表示されています。
「棕15」バスの経路は、MRT動物園駅（捷運動物園站）から、猫空エリアを一筆書きのように一周して帰ってくるようになっています。猫空ロープウェイ駅（猫空纜車站）までの所要時間は約30分です。
バスから車窓も良いもので、景色がどんどん変わっていくので飽きません。中小ビルが立ち並ぶ市街地を抜けると道は急坂となり、曲がりくねりながら山奥へと入っていきます。
もし満席で立って乗ることになった場合は注意してください。
■「棕15」バスの詳細はこちら
→ 大臺北公車 棕15（中国語）
⚠️猫空ロープウェイ駅のバス停は「猫空纜車站」です。それとは別に「猫空站（小天空歩道）」というバス停もあるので間違えないように。
ちなみに、台北市立動物園は駅からすぐです。東南アジア最大の動物園です。パンダやコアラもいて地元の人々に大人気です。
■ 詳細はこちら
→ 台北市立動物園（中国語・英語）
■ Klookのお得なチケットがおすすめです。
→ 台北市動物園 入園チケット
ロープウェイ猫空駅周辺
ロープウェイ猫空駅を出ると、駅前には小さなレストランやカフェが点在しています。自然に囲まれると空気が美味しく感じられて、清々しい気持ちになります。
この付近は台湾茶、特に鉄観音茶の産地で、美味しいお茶はもちろん、お茶を使ったスイーツや料理を堪能できます。
台湾のお茶はミルクティーにしてもおいしいと言われています。早速、駅前のカフェで鉄観音アイスミルクティーをいただきました。濃厚でおいしかったです！
猫にちなんだかわいらしいお菓子やお土産物も数多く置いてあります。
そして何よりも、猫空から眺める景色がすばらしい！
山の深い緑とその向こうに広がる台北市街地のコントラスト。この日は天気はあいにく曇りでしたが、それでも台北市街を一望できました。
駅から徒歩１０分ほどの範囲内に、山の斜面に建つオープンテラスのおしゃれなカフェレストランや、ローカルな雰囲気が漂う老舗の茶屋などがポツポツと点在しています。夜景が綺麗に見える時間帯は特にごったがえすそうです。
今回は猫空ロープウェイ駅周辺を散策したのですが、それ以外にも、指南宮や樟山寺などの寺院や、ハイキングコース、農家さんが営む茶藝館など、見どころがたくさんあるようなので、またの機会にぜひ訪れてみようと思います。
⚠️バスで帰る場合
猫空ロープウェイ駅前のバス停（貓空纜車站）から乗車すると、満席になることも多いようです。曲がりくねった山道を下るので、立っているのはけっこう大変です。5分～10分程度散策するつもりで、１つ２つ手前のバス停（樟樹步道、瓦厝、樟湖步道南口など）から乗ると良いでしょう。
※猫空産の鉄観音茶がお取り寄せできます！
まとめ
猫空は、ロープウェイで空中散歩のような気分を味わえたり、台北市街を一望できる絶景を眺めながら美味しいお茶スイーツを堪能できたりと、自然を感じながらゆったりした時間を過ごせる場所でした。
猫がたくさんいるわけではありませんでした（笑）
台北市街地に近くてアクセスも良いので、「地元の人が行くような自然豊かな場所で、のんびりしてみたい！」という方には、ぜひおすすめです。
ロープウェイと猫空駅周辺の散策であれば半日あれば十分です。アフタヌーンティーや夜景ツアーとして台湾旅行の日程に組み込んでもよさそうです。
台湾旅行の際に、少しでも参考になれば嬉しいです。
猫空ロープウェー
≪営業時間≫ 平日（火〜木）9:00〜21:00、休日 9:00～22:00
≪定休日≫ 月曜日（第一月曜日、祝日を除く）
※天候やメンテナンスによって臨時運休することがあります。
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台湾で見つけたお土産
「猫空黒烏龍茶」
ウーロン茶重合ポリフェノールが多く含まれていて、色が濃く深い香りの猫空（まおこん）の黒烏龍茶。ホットでもアイスでもOKですよ。