No.4-MANA(マナ)のキーワードは、パワー(力を与えること)。
真打の登場!「マナカード」の「マナ」です。ハワイで「4」は神聖なパワーのある数字。まさにその4番のカードです。
〈マナ〉とは、宇宙とつながるスピリチュアルなエネルギーのこと。
その人が持っている魅力や能力とか、引き寄せの力だったり、そういう「見えない力」となって現れます。その力の存在を信じるか信じないかはあなた次第ですが。
例えば、「パワースポット」と呼ばれる神社やその場所に行くと、凛とした空気感を感じたり、勇気や活力が湧いてきたりしますよね。人でいうと、「カリスマ性」のある人って、明らかにほかの人とは「何か」が違うって感じますよね。
それです!
パワーやエネルギーを意味するカードなので、エネルギーに満ち溢れてる時(パワーを人に与える側)だったり、逆に、パワーが欠乏している時(パワーを自分が受け取る側)に引きやすいです。どちらなのかは、引いた本人には分かるはずです。
描かれている植物たち
カードの中央には、心と体を落ち着かせるポーズの男性、身体から出てくるマナ(エネルギーフィールド)、強さとエネルギーを意味するカネ(No.40-KANE)の水。
右下のピンク色のものは「リムコフ」、強さや明晰さを得るために王族や聖職者が食べた最高の海藻です。そのほか、浄化や神聖なものを意味する植物たちが描かれています。
マナからのメッセージ
日本には八百万(やおよろず)の神といって、神社だけでなく、山や海、岩や巨木など、いろんなものに神様が宿っているという信仰がありますよね。トイレにも神様がいるくらいですから。
ハワイでも相通じるところがあり、〈マナ〉は「宇宙を流れるエネルギー」で、人、土地、自然などに宿っていると言われています。そのエネルギーが人体に取り込まれると「生命力」というパワーとなって現れます。
このカードの公式メッセージ(チャント)は「ゆっくりと咲いた花にはマナがある」です。〈マナ〉は、根気よく時間をかけて、自分の才能を伸ばした人のところにやってくるという意味です。
ということは〈マナ〉を取り込むには、自分自身の努力を積み重ねることが前提のようです。
このカードは、才能とは磨いて光らせるもの。磨くことを諦めないようにしよう。そして、結果を焦らないで!というメッセージを送ってくれています。
本当に興味のあることに力を集中させ、いまできることを丁寧に、コツコツやってみましょう。誰が何と言おうとやってみるんです。
いま完璧じゃなくても大丈夫。焦らなくても大丈夫。自分のペースでコツコツ続けてみて。そうすることで、次のステージへの扉が開くことを教えてくれています。
楽しいを積み上げる
ワクワク楽しいときって、疲れをあまり感じることなく、あっという間に時間が過ぎてしまいます。逆に、試行錯誤して大変、突破口が見えない!と奮闘しているときでも、自分が興味のあることは不思議と苦にならないですよね。
そんなときは、自分でも驚くほど、ものすごい集中力を発揮しているわけですが、それがある意味マナに満ちているときです。
本当にやりたいこと、やりたかったことを、目的に向かってコツコツと。楽しいと思えることを積み上げていく。楽しいがたくさん積み上がると、すごく楽しいになる。すごく楽しいが積み上がると、もっともっと楽しいになる。
そういう楽しみながら努力を重ねてきたものが、〈マナ〉を自分の中に取り入れるコツのようです。
実は、自己犠牲を伴って嫌々やっているときは、宇宙の流れに反していて、エネルギーを取り入れにくくしていると言われています。
「あの人はエネルギーに満ち溢れている」とか、「あの人はすごくパワー(実行力)がある」とか。そういう人があなたの近くにいませんか?
その人は、もしかしたら、楽しみながら行動することで〈マナ〉を積極的に取り入れることができているのかもしれませんね。
まとめ
生命力の源となる、目に見えない不思議なエネルギー〈マナ〉。
それは誰もが得られるもので、それ自体に「良い」も「悪い」もありません。 ただ、そのエネルギーをどう取り入れ、どう使うかで、善し悪しに影響します。
例えば、人々に豊かな恵みを与えてくれ、優しく、癒してくれるおだやかな海。時に、津波のように全てを飲み込んでしまう、破壊的で荒れ狂う海にもなります。
自分のパワーの使い道は自分だけが決められます。
使い方がよく分からないときは、まずは自分自身が輝くことに〈マナ〉を使ってみましょう。うれしい、楽しい、大好きなことをコツコツ続ける。
いつの間にか、あなたは光を放つ存在になっています。その光が、周りの人を魅了し、力を与えることに繋がるはずです。
さて、あなたは自分に取り込んだ「マナ」をどう使いますか?
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