No.38 – PAPA&WAKEA(パパ&ワケア)キーワードは、苦闘/全体。
苦闘だなんて、マナカードにはポジティブなメッセージしかないんじゃなかったの!?と思われるかもしれませんが、安心してください。このカードは応援メッセージだと捉えてくださいね。
カードの中央にはハワイ諸島が描かれています。夕陽の形が鳥のようにも見えます。雲と雨は種を育み、土から発芽する種は生きるための奮闘を表しています。
ハワイ諸島は火山活動によって噴き出したマグマによってできた島々なのですが、ハワイ創世の神話では、パパとワケアによって生み出されたとされています。
パパとワケアって誰?
さて、ハワイ諸島を生み出した偉大なるパパとワケアですが、パパが大地と黄泉の国の女神(地母)、ワケアが光と天空の男神(天父)です。
ややこしいのですが、「パパ」がお母さんで、「ワケア」がお父さんです(笑)。
実はこの二人の間にはいろいろありまして。ハワイの神話ってぶっとんだ男女関係が多いんです。ちょっとかいつまんでご紹介します。
【ざっくり言うと】
大地の女神「パパ」と天空の男神「ワケア」は夫婦で、生まれた子供たちは、ハワイ島、マウイ島、モロキニ島、カホオラヴェ島になりました。
しかし、ワケアは超浮気者!他の女神たちと次々と浮気をし、あろうことか自分の娘にまで…。激怒したパパはワケアと別れます。
パパは新しい旦那さんとの間にオアフ島を生みました。
ワケアは海からウニの形をしていた女神ヒナ(No.41-HINA)を掬い上げ、二人の間にモロカイ島が生まれました。
パパもワケアも、それぞれが違う相手との間にも島々を生出しましたが、なんだかんだで一周回って仲直り。新たにカウアイ島、ニイハウ島、レフア島、カウラ島、ニホア島を生みました。
パパ&ワケアからのメッセージ
ジェットコースターのような展開のパパとワケアの関係ですが、この2人からは、嬉しい、楽しい、欲望、嫉妬、怒りといった、様々な感情も同時に生まれたと言われています。
とはいえ、なんだかんだで最後には仲直りして、ハワイ諸島ができあがったわけです。
パパ&ワケアは、いま、いろいろあって大変かもしれない。けれども、これは自分自身を成長させるために必要な過程なのだと教えてくれるカードなんです。
「あの時の苦労が、今の自分にこんな風に役に立つとは!」と思える日が必ずやってきます。
但し、1つ気をつけたいのが、いまの大変さが「嫌いなことを我慢しているのか?」「好きなことのために努力しているのか?」によって、行きつく先が大きく違います。
嫌いなことは不満に、好きなことは希望に繋がります。
今、あなたが頑張っていることが、どちらに繋がるものなのか?いま一度、自分自身で確かめてみましょう。
初めて自転車に乗れたとき!
私がこのカードを読み解くとき、初めて自転車に乗る練習をしている時のことを思い出します。何回も転びながら、だんだんコツをつかんでいく、あの時の感覚です。
最初はバランスを取るのが難しく、怖さもあるので、体に力が入り、ハンドルをギュッと握りしめ、目線はそのハンドルを見ているんですよね。
しかし、上手く乗るためのコツって、そのまったく逆!リラックスして力を抜いて、目線は前方遠くを見るのが良いわけです。
頭では分かっていても、なかなかそうできない。もどかしいやら悔しいやら。コツを掴むまで何度も練習しました。
その努力が実り、自転車に乗れるようになった時の喜びはひとしおです。爽快に風をきって、知らない街にも出かけられる。今まで知らなかった世界を知ることになります。
いま頑張っている、でもうまくいかない。そんな時には、
「自分と真逆の価値観を受け入れて、試してみる」
「目先のことだけでなく、視点を広げてみる」
そして、「希望を持って諦めずにやる続ける」
ことが、突破口へとつながるヒントになるかもしれません。
いまここが踏ん張りどころ。あなたはちゃんと成長しています!
まとめ
いま、あなたが頑張っていることや試行錯誤していることは、新しいものを生み出す、その過程をちゃんと進んでいるからこそ起こることです。
只今、絶賛奮闘中!そこにちゃんと向き合っているあなたは、とても勇敢な人です。
初めての自転車は、上手く乗ることができず転ぶこともあるかと思います。
しかし経験を積むことで、少しずつ乗れるようになり、成長につながっています。
一人ひとり成長スピードは違いますから、なかなか上達しないからといって焦る必要はありません。
自分のペースで、自分なりのコツを掴めば良いです。
そのために、ちょっと今までの視点ややり方を変えてみることがヒントになりそうですよ。
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