~まるで市場全体がビュッフェ会場!地元の人とのふれ合いながら、韓国家庭料理を少しずついろいろ味わえる、一人旅に最高のグルメスポット。
韓国旅行で訪れたいスポットの1つが、昔ながらの市場ですよね。
ただ、一人旅だと一品ずつの量が多いので、いろいろ食べてみたいのにあまり品数が食べられないまま、すぐにお腹いっぱいになってしまうのも事実。
ちょっとずついろいろなものを食べてみたい。そんな願いを叶えてくれる市場がありました!
景福宮エリアにある「通仁市場(トンインシジャン)」では、自分の好きな惣菜を好きなだけ詰めて、オリジナル弁当を作って食べることができる!と聞いて、実際に行ってみました。
「通仁市場」はどこにある?
通仁市場は景福宮の西側、西村(ソチョン)と呼ばれるエリアにあります。
地下鉄3号線景福宮駅2番出口から、北に向かって約500m、徒歩10分ほどです。途中にはオシャレなカフェやショップと、韓国の伝統家屋が混在していて、散歩するのにちょうど良い道のりです。
通仁市場の入口はビルとビルの間に突如現れます。間口が狭いので見逃さないように。
⚠️韓国ではGoogleマップの徒歩ルート検索ができないので、NAVER Map(ネイバーマップ)アプリをダウンロードしておくと便利です。
「通仁市場」はどんな様子?
市場の中はアーケードになっていて、地元の方の買い物スポットとしてはもちろん、国内外からの観光客もたくさん訪れていました。
とはいえ、広蔵市場や南大門市場のように、常にごった返しているようなことはないので、ちょっと時間をずらせば、落ち着いて散策できるのが通仁市場の嬉しいところ。
アーケードは全長約200メートルほどで、チヂミ、キンパ、トッポッキ、おでん、チャプチェ、焼き魚、餃子、お餅などなど、庶民派の家庭料理や屋台グルメが並んでどれも美味しそうです!
市場の規模はそれほど大きくなく、一本道なので、まずはどんなお店があるかひととおり見て歩いて、食べたい惣菜をチェックしておくと良いです。
コインと弁当箱をゲット!
お弁当を食べるには、通仁市場のちょうど中間あたりにある、「顧客満足センター(고객만족센터)」という建物に行きます。
休憩所やトイレ、コインロッカーなどを備えた顧客満足センター。専用のお弁当箱をもらいに、奥の階段を2階に上がります。
2階に上がると、通仁市場が運営する「お弁当カフェ 通(トン)」があります。
カフェ…というか、イートインスペースのような雰囲気です。
受付で10,000ウォン(約1,000円)を支払い、コイン20枚と、お弁当箱を受け取ります。
※5,000ウォン(約500円)でコイン10枚の購入も可能。
あとでまたここへ戻ってきて、ご飯&スープを購入してお弁当を食べます。
このコイン(葉銭)とお弁当箱を持って、市場の中の加盟店を巡り、好きな惣菜を詰めてもらいます。
お弁当カフェのルール
通仁市場お弁当カフェの仕組みをまとめてみます。
① 顧客満足センター2階[お弁当カフェ]で、弁当容器とコイン(葉銭)をゲットする
② 市場内の加盟店で好きな食材を探す
③ コインと引き換えに、好きな惣菜を詰めてもらう
④[お弁当カフェ]で、ご飯とスープを購入してお弁当をいただく
このマークのあるお店が加盟店です。コインは葉銭(ヨッチョン)という名前で、高麗・朝鮮時代の銅貨を模しているそうです。
※途中でコインが足りなくなった時:各店舗で現金で惣菜を購入できます。
※コインが余った時:お弁当カフェで返金可能。
※お弁当カフェでは現金とカード両方使用できます。市場内の店舗はほぼ現金のみです。
お惣菜ゲットにいざ出陣!
いよいよ、お店巡り&弁当作り開始です!弁当の中身が落ちたり、服についたりしないよう、気をつけながら歩いてください。
屋台でよく見かけるチヂミ、キンパ、トッポッキ、串焼きから、チャプチェや餃子などの家庭料理、デザートやジュースまで、いろいろな食べ物があって、テンションあがります!
お弁当用に少しずつ販売してくれます。
種類や量で必要なコインの数が違いますが、1品につき2~6コインで交換できるものが多いです。
言葉が通じなくても、指差してお弁当箱に入れてもらえばOK。
カラフルな野菜ロールと、蓮の葉の包みご飯のお店には、とても気さくなアジュンマ(おばさま)がいらっしゃいました。
「マシッソヨ?(おいしいですか)」「チョムト ジュセヨ(もうちょっとください)」などカタコトのフレーズを使うだけでも、コミュニケーションを楽しめました。
伝統のお餅はとてもカラフルだし、写真に撮り忘れたのですが、駄菓子やスイーツまでおいしそうなものがたくさん!いろいろ迷っていたら、市場を2往復してしまいました。
⚠️弁当容器を持ちながら歩くので、できるだけ両手が空くカバンや身軽な服装で行くことをおすすめします。
⚠️市場内の店舗では日本語は通じませんでしたが、ジェスチャーや片言のコミュニケーションで買い物できました。
KKdayやKLOOKなどのチケットサイトには、個人で参加できる「日本語ガイド付き」ツアーもあります。
自分だけのお弁当が完成!
弁当の中身がいっぱいになったので、顧客満足センターの[お弁当カフェ]に戻っていただきます。
ご飯とスープは、コイン各2枚と交換、または現金で購入します。コーヒーなどの飲み物もあります。
箸、スプーン、フォーク、水はセルフサービス。電子レンジもあります。テーブルと椅子は3階にもありました。
蓮の葉の包みご飯、ソーセージ、チーズハットク、野菜ロール、天ぷら、玉子焼き。スープを買って、コインをすべて使い切りました!
焼肉や海鮮鍋のような特別な料理じゃなく、庶民派グルメを詰めたオリジナル韓国風幕の内弁当です。
自分で選んだ充実感と、おばちゃん達の作った惣菜たち。おいしくないわけがないんです。どれも美味しくて、夢中でもくもくといただきました!
市場を歩きながら、食べたいものだけ、バイキングのように少しずつ弁当箱に詰めていくオリジナルの弁当作り。とても楽しかったです。
一人旅でも、いろいろな種類の韓国家庭料理やB級グルメを楽しめる、最高のスポットを見つけてしまいました!
まとめ
市場ってちょっとディープな雰囲気もあって、ひとりで行くとなると大丈夫かな?って思っていたのですが、まったくそんなことは気になりませんでした。
たくさんのお店で惣菜を買えたこと、お弁当を完成できたことが、なんだか小さな冒険でミッションを達成したようで嬉しかったです。何よりも、市場のおばちゃん達が優しくて、ふれあいながら買い物をする体験は、すてきな旅の思い出になりました。
通仁市場には雑貨屋や食堂などもあるので、お弁当の時間帯でなくても、市場の散策と食事を楽しむこともできますよ。大人のひとり旅に最適なスポットです。韓国に行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
【店舗データ】
통인시장
通仁市場(トンインシジャン)
≪営業時間≫ 7:00-21:00 ※お店により異なる
도시락카페 통
お弁当カフェ 通(トシラッカペ トン)
≪営業時間≫ 火~金 11:00~15:00/土日祝 ~16:00 (月曜、第三日曜休み)
≪Naver Map≫ https://naver.me/GfardeG4
⚠️韓国ではGoogleマップの徒歩ルート検索ができないので、NAVER Map(ネイバーマップ)アプリをダウンロードしておくと便利です。
■KKdayやKLOOKなどのチケットサイトには、個人で参加できる「日本語ガイド付き」ツアーもあります。
→ 選べるプラン|青瓦台観覧&通仁市場でお弁当体験 を見る
→ 半日ウォーキングツアー|国立古宮博物館見学+通仁市場散策+西村観光 を見る
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韓国でおすすめのお土産
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