~ オークランド空港 国際線ターミナルを徹底ガイド!ビル内の施設、乗り継ぎ、アクセス方法など、知っておくと便利なことをまとめてみた。
ニュージーランドの空の玄関口・オークランド国際空港は、ニュージーランドで最大規模を誇り、日本からの直行便が発着している唯一の空港でもあります。
今回はオークランド空港国際線ターミナルの施設、市内へのアクセスなど、実際に行ってみて分かったことや、利用する際に知っておくと便利なことなど、いろいろ発見があったのでまとめてみました。
初めてニュージーランドを訪れる方にとって、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
⚠️オークランド空港では、2029年の国内線と国際線のターミナル一体化に向けて工事が進められています。私が訪れた時には、国内線ターミナルのいたるところで仮囲いがしてあったので、変わっていることがあるかもしれませんがご了承ください。
オークランド国際空港とは?
オークランド国際空港は市の中心部から約20km南に位置しています。24時間営業で、午前0時を過ぎた深夜にも飛行機が発着しています。
2019年にリニューアルが完成した国際線ターミナルビル。ニュージーランドで最大規模の空港ですが、思いのほかシンプルでコンパクトな印象を受けます。
オークランド国際空港はターミナルが国際線と国際線の2つに分かれており、約1㎞離れています。乗り継ぎをするときは、無料の連絡バスで移動できます。
オークランド中心部へのアクセスは、直行高速バス(SkyDrive)、貸切/乗合シャトル、タクシー、レンタカーなどがあります。
空港の無料Wi-Fiを使用する場合はメールアドレスの入力が必要です。容量は無制限ですが、利用時間は2時間までの制限があります。
⚠️ニュージーランドではイギリス英語表記なので、1階=GROUND LEVEL/Ground Floor、2階=LEVEL1/First Floor、3階=LEVEL2/Second Floor と表記されているので注意してください。
入国するまで
日本からは約10時間のフライト、長旅お疲れさまでした。飛行機を降りて、入国審査→預け荷物の受取→税関と進みます。
入国審査はとってもスムーズ。日本のパスポートは電子ゲート(eGate)を利用できるので、パスポートをかざしてカメラを見るだけ。審査官にあれこれ聞かれることもありません。
実はここから先がちょっと難ありでして…。その理由が、預け荷物の受取と税関です。バゲージクレームでは預け荷物が出てくるまで30分近く待ち、税関も大行列で通過するのに時間がかかりました。
結局、飛行機を降りてから到着ロビーに出るまでに1時間以上かかりました。オークランド空港到着後は時間に余裕を持ってスケジュールを組んでおくことをおすすめします。
⚠️ニュージーランドでは少しでも食料を持ち込む場合には申告が必要です。ほとんどの人が申告ありのレーンに並ぶことになるので大行列が発生しやすいそうです。申告自体は「どんなものを持ち込むのか?」といった簡単な質問と荷物のX線検査だけで難しいことはありませんでした。
⚠️タバコ(電子・加熱式・紙巻き)の持ち込みは50本、または50gまでです。日本出国時に免税店で1カートンを購入してしまうと、入国時に高額な税金を支払うことになるので注意してください。
国際線ターミナルの施設(1階)
国際線ターミナルは1階がチェックインカウンターと到着フロア、2階が出発フロアになっています。
このマップの左側3分の1が到着ロビー、右側3分の2がチェックインカウンターです。
横に長いシンプルな構造で、迷うほどの広さではありません。
到着ロビー
到着ロビーに出てきました。ここには国内線乗り継ぎカウンター、インフォメーションセンター、レンタカーのカウンター、カフェなどの施設があります。両替所がオープンカウンターなのにはちょっと驚きました。おおらかです(笑)
到着ロビー左端にあるトイレの前には、無料のシャワールームもあります。到着後、軽くシャワーを浴びて、下着を着替えて、スッキリして街へ繰り出すことができました。但し、アメニティやタオル類は無いので事前に用意が必要です。
喫煙所は外にあります。到着ロビーの一番端の出口(Door11)を出て、タクシー乗り場へ向かう途中にあります。
少し休憩したい方には2階にあるフードコートがおすすめです。
バス・タクシー乗り場(外)
バス乗り場とタクシー乗り場はまったく別の場所にあります。
タクシーと貸切/乗合シャトルは、到着ロビーを左に進んだ一番端の出口を出て、1~2分歩いたところにあります。
バス乗り場へは、到着ロビーの正面出口を出たところにある交通センター(Transport Hub)に向かいます。
空港ターミナルを出て右斜め前にある四角い建物が交通センター(Transport Hub)です。
市内への直行高速バス(SkyDrive)、路線バス、ターミナル間連絡バスが発着しています。
国際線と国内線の乗り継ぎ
オークランド空港は国際線と国内線のターミナルが約1㎞離れているので、乗り継ぎには最低でも2時間、基本的には3時間以上空けておくよう推奨されています。
両ターミナル間は無料の連絡バス、または徒歩で移動します。
ターミナル間連絡バス(Terminal Transfer Bus)は、5:00~22:30まで15分間隔で走っています。緑色のバスで、交通ターミナルの「B」のりばから発着しています。国内線ターミナルまでの所要時間は5分程度です。
徒歩で移動する場合は、地面に描かれた緑色のラインに沿って歩きます。10分~15分ほどかかります。完全に屋外なので、雨の日や大きな荷物があるときはバス利用がよいと思います。
⚠️オークランド空港で国際線から国内線に乗り継ぐ場合、国際線ターミナルで荷物を受け取って、国内線ターミナルでもう一度荷物を預けることになります。乗り継ぎに時間がかかる理由の1つです。
ニュージーランド航空への乗り継ぎであれば、国際線到着ロビーにある乗り継ぎカウンターで荷物を預けてからターミナルを移動することもできます。
1階 チェックインロビー
国際線ターミナルのチェックインカウンターは1階、出国ゲートは2階にあります。
チェックインカウンターは正面入口を入って、建物の左側に位置しています。
案内板で搭乗する航空会社のカウンターを確認します。
Aカウンターがニュージーランド航空で、自動チェックイン機と自動手荷物預け機(セルフバッグドロップ)が並んでいます。もちろん有人カウンターもあります。
B~Eカウンターはそのほかの航空会社の有人カウンターです。チェックインは利用するフライトによって異なりますが、出発時刻の3時間くらい前から開始されて、60分前には締め切られることが多いです。
チェックインを済ませたら保安検査場へ。エスカレーターかエレベーターで2階に移動します。
国際線ターミナルビルの施設(2階)
出国ゲートのある2階は「LEVEL1/First Floor」と表示されているので間違えないようにしましょう。
このマップでは左端の白い部分が出国審査場です。そこから黄(免税店)→青(ショップ)→赤(飲食店)のエリアをぐる~っと周るように歩いて、搭乗ゲートへ向かう構造です。
2階 出国前(一般)エリア
チェックインを済ませて2階に上がると、出国ゲート、お土産店、フードコートがあります。
保安検査場への入口は1ヶ所です。写真左に見えるオレンジ色のゲートです。2階フロア自体広くないので迷うようなことはありません。天井も高くて快適な空間です。
ショップは4店舗。コンビニ、オールブラックスのグッズ、メリノウール製品、旅行グッズとお土産物の店がありました。
飲食店はおしゃれなカフェとアジア系ローカルフード店のほか、フードコートもあります。
フードコートには充電スタンドのあるテーブルも備わり、マクドナルド、KFC、ピザ店、寿司・うどん店が入っていました。
2階 出国後(制限)エリア
保安検査と出国審査を無事に通過したら、そのまま道なりに進みます。
「↑All Gates」の看板を進むと、一気に視界が開けます。賑やかな免税店の世界が広がっています。
化粧品、ブランド品、お酒、たばこといった免税品の定番から、ニュージーランド産ワイン、マヌカハニー、クッキータイム、チョコレートまで、幅広いものが揃っています。
深夜便のためここを通過したのが22:30ごろだったのですが、すでに閉まっているお店も多い中、免税店や一部の飲食店は最終便まで営業してくれていました。
最後にお土産を購入し、残りの小銭を使い切ることができました。
免税店エリアを抜けると、アウトドア、シープスキンやウール製品といったショップエリアが現れます。
ショップエリアを抜けると、中央広場のような空間に出ます。充電スタンドやベンチがあります。
時間的にすでに営業終了していましたが、ここにはレストランやカフェが集まっており、椅子とテーブルもあってフードコートのようになっています。
中央広場の先のエスカレーターを上がると、ようやく搭乗エリアです。
この先にも免税店と飲食店がありますが、深夜便利用時にはほぼ閉まっていたので、買い物するならここまでに済ませておくとよいです。
1~10番ゲートはそのまま直進します。ここにあるマクドナルドは24時間営業で、深夜便利用時にありがたい存在です。
15~18番ゲートへは、先ほどのエスカレーターを上がってすぐ右に向かう通路を進みます。サテライトのような場所にあるので、長~い通路で10分ほどかかります。
搭乗口が15~18番ゲートの時は早めに向かうようにしましょう。
航空会社のラウンジと喫煙所
オークランド空港にはニュージーランド航空、カンタス、エミレーツ、ストラタの4つのラウンジがあります。
カンタス、エミレーツ、ストラタのラウンジは、ショップエリアの途中にあるエスカレーターを昇った1つ上の階(3階=LEVEL2/Second Floor) にあります。
ここには半屋外空間の喫煙所もあります。長時間のフライト前の一服はこちらで。夜に利用すると幻想的な空間になっていました。
ニュージーランド航空のラウンジだけ、他の3つとはまったく別の場所にあります。
飲食店エリアの一番奥にあるエスカレーターで1つ上の階(3階=LEVEL2/Second Floor) へ上がります。
ニュージーランド航空のラウンジはとても広く、スターアライアンスに加盟している航空会社のビジネスクラス以上の搭乗者が利用できます。
オークランド中心部への行き方
オークランド市内への移動は、直行高速バス、タクシー、貸切チャーター車、乗合シャトル、路線バス+鉄道、レンタカーといった手段があります。いずれも40~60分ほどかかります。
利用しやすいのは空港とスカイシティを結ぶ直行高速バス「SkyDrive(スカイドライブ)」です。運行時間は5:00~22:30で、30分おきに発車しています。
国際線ターミナルの発着場所は、交通センター(Transport Hub)の建物の手前にある「E」乗り場です。
※SkyDrive詳細とその他のアクセス方法については、こちらを参考にしてみてください。
→ オークランド国際空港送迎サービスを見る
→ オークランドのレンタカーを予約する
まとめ
オークランド空港国際線ターミナルの情報をまとめてみました。
建物はリニューアルされていて清潔で快適、必要施設がコンパクトにまとまっているので迷わずに移動できる空港という印象です。
オールブラックスのグッズ、マヌカハニーやニュージーランド産ワイン、シープスキンやメリノウールのショップなども充実していて、ニュージーランドで最後のショッピングを楽しむことができます。
利用時に注意点したいこととして、帰国便に乗る際、出国審査後のショッピングエリアが広く、搭乗口にたどり着くまでが遠いので、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
初めてニュージーランドを訪れる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
■リンク集(ホームページ)
・オークランド国際空港(英語)
・空港直行バス SkyDrive(英語)
出発前に、ニュージーランド旅行の必須アイテムをチェック!
・電子渡航認証(NZeTA)を申請・取得する
・入国審査カード(NZTD)を提出する
▶ ニュージーランドで使える eSIM を予約する
▶ Amazonでニュージーランドのお土産を探す
▶ KLOOKのTravelPass で、現地ツアーやテーマパークのチケットを簡単に予約する
ニュージーランドのお取り寄せ
「マルチフローラル マヌカハニー」
超有名なニュージーランドのはちみつ。高い抗菌力と生キャラメルのような甘さ、クリーミーなコクが特徴です。お土産にもおすすめ、喜ばれること間違いなしです!