~ シンガポール経由でお得にニュージーランドへ行く方法。チケットの取り方、チャンギ空港での乗り継ぎ、座席や機内食など実際に乗ってみた様子をレポート。
長らくの想いだったニュージーランドの再訪を叶えられることになり、超奮発してシンガポール航空のビジネスクラスで行ってきました。
日本からはニュージーランド航空の直行便がありますが、シンガポール航空のチャンギ空港経由便を利用した方が、10万円近くもお得だったんです!
今回は、シンガポール航空でお得にチケットを取った方法と、実際に乗ってみた様子をダイジェストでお伝えします。
シンガポール経由でニュージーランドへ行く飛行ルート
東京ーシンガポールーオークランド(またはクライストチャーチ)のフライトは、直角三角形の2辺を通るようなルートです。
ニュージーランド航空の東京ーオークランド直行便の所要時間は約10.5時間です。
シンガポール経由だと飛行時間だけで約17.5時間、チャンギ国際空港での乗り継ぎの時間を含めると、20時間前後になります。
ほぼ倍の時間がかかりますが、世界トップレベルのサービスで名高いシンガポール航空で、しかもお得にニュージーランドへ行けるのであれば、この選択肢もありだと思います。
シンガポール航空のお得な航空券の探し方
今回の航空券は、シンガポール航空の公式サイトで入手しました。諸税等が全て含まれた運賃表示で分かりやすく、ベストプライスが保証されています。
組合せによっては、シンガポール ↔ ニュージーランド間が、コードシェア便(共同運航便)のニュージーランド航空というケースも出てきます。
ニュージーランドの玄関口となる空港は2つ、オークランドとクライストチャーチです。それぞれの発着便を比較すると、オークランドの方がクライストチャーチよりも数万円安く設定されていました。
私の場合、どちらを玄関口にしてもよかったので、オークランド発着でとりました。クライストチャーチへの移動は、ニュージーランド航空の国内線を別途購入することにしました。
今回選んだ旅程はこちらです。
[行き]成田(シンガポール航空)チャンギ・乗継2時間(ニュージーランド航空)オークランド
[帰り]オークランド(シンガポール航空)チャンギ・乗継3時間(シンガポール航空)成田
実際に乗ってみた(往路)
ほぼ丸一日かけて飛行機で移動するのは初めてだったので、できるだけ快適に、ストレスなく過ごせるように工夫しました。
成田空港 → シンガポール
成田エクスプレスで成田空港駅に到着。出発ロビーへはエスカレーターよりエレベーターを利用すると楽です。
8:00 成田空港チェックイン
シンガポール航空のチェックインは南ウイングのGカウンターです。ビジネスクラス専用はほぼ並ぶことなくチェックインできました。
航空券は成田ーチャンギ/チャンギーオークランドの2枚発券されました。手荷物は最終目的地のオークランドで受け取ればよいとの説明がありました。
8:45 ラウンジで過ごす
ANAラウンジを利用できますが、搭乗口に近いユナイテッドクラブを選択。オープン時間(8:45)まで少し待ってから利用しました。朝ごはんにご飯と味噌汁などを軽くいただききました。
10:00 → 10:30 成田空港発〈SQ637〉
この日は航路途中の台風の影響でチャンギ空港が混雑しているとのことから、30分遅延して出発しました。
ビジネスクラスの座席〈B787-10〉
互い違いに配置されたスタッガードシートで、真っ直ぐに足が伸ばせて快適です。朝早かったので、座席をフルフラットにしてぐっすり眠ってしまいました。
機内食(昼食)
10種類以上から選べる機内食。人気の和食コース「花恋暦」をいただきました。写真は前菜で、このほかにメインのお重にデザートまであり、お腹いっぱいになりました。おいしかった!
16:40(現地時間)チャンギ空港着
フライト時間は約7時間。遅れをほぼ取り戻して到着。最高に贅沢な移動時間になりました。
チャンギ空港での到着ターミナルは直前でないと判明しません。この日は第3ターミナルの到着でした。
チャンギ空港 → トランスファー
チャンギ空港での乗り継ぎ便の出発ターミナルは、eチケットに記載されているので事前に分かります。
この日は到着便も乗り継ぎ便も同じ第3ターミナルだったので、トランスファーが簡単でラッキーでした。
チャンギ空港に到着したら、出発ゲートと時刻を確認します。
同じターミナル内だったのが幸い、単純にゲートを横移動するだけだったので、乗り換えにかかった時間は15分ほどでした。
とはいえ、初めて利用する巨大な空港ターミナルなので、どこに何があるか確認しながら移動していると、意外に時間がかかるものです。特に、ターミナルが違う場合はシャトルで移動することになります。
第3ターミナルの中央部には数多くのショップやラウンジなどが集まっていてとても賑やかです。
もし乗り継ぎ時間が3時間以上あったら、いったん入国審査を出てジュエルを楽しむ余裕があるのですが今回は断念。
ゲートオープンまで少し時間があったので、シルバークリスラウンジでドリンクをいただきながらゆっくりしました。
17:20 搭乗ゲートへ
チャンギ空港は出発ゲートごとに手荷物検査場があります。乗り継ぎ便であっても、ここで改めて手荷物検査を受けることになります。ドリンク類は持ち込めないので注意が必要です。
出発時刻の約60分前にゲートが開き、30分前には搭乗が始まります。ここで慌ただしく過ごすこのがないよう、乗り継ぎ時間は最低でも90分以上の余裕を持っておいた方が良いと感じました。
⚠️乗り継ぎ時の海外eSim・Wi-Fiについて
チャンギ空港内は無料Wi-Fiを使えるので、乗り継ぎで数時間過ごすだけなら、ニュージーランド対応のe-SimやレンタルWi-Fiを購入しておけば大丈夫です。
▶ニュージーランドで使える eSIM を予約する
シンガポール → オークランド空港
シンガポール航空4283便は、ニュージーランド航空とのコードシェア便で、ニュージーランド航空の機材・サービスで運行されています。
18:30 チャンギ空港発〈NZ283〉
今回の旅程では、シンガポール航空とニュージーランド航空のどちらも乗れてラッキーです。日本語のフォローは一切ないので、機内でのコミュニケーションは英語でがんばりました!
ビジネス・プレミアの座席
ニュージーランド航空の座席はとっても珍しく、斜め向かい合わせのレイアウト。ビジネスクラスにしては珍しいオープンな空間で、隣の列が丸見えですが、だからといって特に気にすることもなく、快適に過ごせました。
※以下、照明の色の関係で写真が赤紫色になっていることご了承ください。
機内食(夕食)
夕食は一品ずつ丁寧に運ばれてくるフルコース。なかなか日常でこうした料理をいただくことがないので、それを飛行機でいただけるのはちょっと感動でした。
機中泊
この座席はフルフラットになると威力を発揮します。背もたれを前に倒すと、オットマンと一体化してベッドに変身!前後の人と全く干渉しないので、寝るには最高の空間ができあがり、気持ちよく眠れました。
⚠️就寝中の機内は寒かったので、ライトダウンやパーカーなどを持ち込んでおくことをおすすめします。
機内食(朝食)
目覚めのスムージーに、3種類から選べる朝食メニューと、至れり尽くせりです。このあとフルーツの盛合せもいただきました。
朝食を食べ終わると、フライト時間の残りは1時間ちょっと。30分前には着陸態勢に入るので、トイレに行ったり、降機の準備などをしていると、 あっという間に時間が経ちました。
9:25(現地時間)オークランド空港到着
シンガポールからのフライト時間は約10時間、日本を出発して約20時間の旅でしたが、ちゃんと眠ることができて、美味しい食事もいただけて、すこぶる快適。大満足のフライトでした!
到着ロビーには無料で使えるシャワールームがあるので、軽くシャワーを浴びて、下着を着替えて、スッキリして街へ繰り出すことができました。(アメニティやタオル類は無いので事前に用意が必要です)。
⚠️オークランド空港にて
実は、飛行機を降りてから到着ロビーに出るまで1時間以上かかったので、時間に余裕を持っておくことをおすすめします。というのも…
バゲージクレームでは預け荷物が出てくるまで30分近く待ちました。また、税関も大行列で通過するのに時間がかかりました。ニュージーランドでは少しでも食料を持ち込む場合には申告が必要で、ほとんどの人が申告ありのレーンに並ぶことになります。申告自体は簡単な質問と荷物のX線検査だけで難しいことはありませんでした。
出入国時に必要なこと
出入国時の手続きは常に変わるので、必ず最新情報を確認してください。
日本→ニュージーランドへ入国するとき
【2024年11月】 3ヶ月以内の観光・商用目的滞在はビザは免除されていますが、入国するには2つのステップが必要です。
① 渡航前に 電子渡航認証(NZeTA)の申請・取得
必要な情報を登録し、申請料金+国際観光税の事前支払いが必要です。支払いはクレジットカードのみです。アプリからは$117、Webからは$123 と申請方法によって料金が異なります(いずれにしても10,000円超と結構なお値段です)。承認に時間がかかる場合もあるそうで、3日前までに申請しておくことが推奨されています。
▶ iPhoneアプリ ▶ Androidアプリ ▶ オンラインフォーム
② 入国審査カード(NZTD)の提出
出発の24時間前から、オンラインで入国審査カードの提出ができます。到着ロビーで紙の申告用紙を記入して提出してもOKです。
▶ New Zealand Traveller Declaration
〈参考〉ニュージーランドへの渡航に必要な手続きの手順(日本橋夢屋)
⚠️入国の際、制限の有無にかかわらず、何かしら食べ物を持っていたら、入国審査カードで申告しなければなりません。
⚠️タバコ(電子・加熱式・紙巻き)の持ち込みは50本、または50gまでです。日本出国時に免税店で1カートンを購入してしまうと、入国時に高額な税金を支払うことになるので注意してください。
ホテルとセットなら旅行サイトがおすすめ
今回はニュージーランドでの予定をフレキシブルにしたかったので、航空券とホテルを別々にとりました。
しかし、初めてニュージーランドを旅する方であれば、旅行会社の航空券+ホテル+現地ツアーのセットが便利で安心です。
ちょっぴりリッチなニュージーランド旅行をお探しの方におすすめのサイトをご紹介します。出入国時に必要なことや、現地で困ったことがあった際にサポートを受けられるなど、手厚いサービスで安心なのも嬉しいポイントです。
▶【JTBロイヤルロード銀座】ビジネスクラス+名門・名物ホテルに泊まるニュージーランドの旅
▶【HIS】ニュージーランド ビジネスクラス旅行 航空券+ホテルを予約する
航空券とホテルを比較しながら、最安値を探したい!という方には、こちらがおすすめです。
▶【Expedia】ニュージーランド旅行・航空券とホテルを同時予約でお得
まとめ
憧れのシンガポール航空ビジネスクラスで行くニュージーランドの旅。シンガポール経由だと飛行時間だけで約17.5時間、チャンギ国際空港での乗り継ぎの時間を含めると、20時間前後になります。
ほぼ丸一日かけるような長時間移動と、チャンギ空港で乗り継ぎするのは初めてだったのですが、体感的には快適すぎて、あっという間に時間が経ってしまったというのが正直な感想です。
ゆとりのある座席や空間、美味しいコース料理、気配りのきいたCAさんのサービスなど、移動時間が自分を豊かな気持ちにさせてくれるという、すばらしい経験にもなりました。
奮発した甲斐がありました!
帰りの便のレポートはまた後日お届けします。
出発前に、ニュージーランド旅行の必須アイテムをチェック!
・電子渡航認証(NZeTA)を申請・取得する
・入国審査カード(NZTD)を提出する
▶ ニュージーランドで使える eSIM を予約する
▶ Amazonでニュージーランドのお土産を探す
▶ KLOOKのTravelPass で、現地ツアーやテーマパークのチケットを簡単に予約する
ニュージーランドのお取り寄せ
「マルチフローラル マヌカハニー」
超有名なニュージーランドのはちみつ。高い抗菌力と生キャラメルのような甘さ、クリーミーなコクが特徴です。お土産にもおすすめ、喜ばれること間違いなしです!