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韓国・ソウル|初めての2階建て!アシアナ航空ビジネスクラス搭乗記【2023.11】

仁川国際空港アシアナ航空 ∎海外旅行記

~ <A380-800 成田-仁川>オール2階建ての巨大な飛行機!アシアナ航空ビジネスクラスに乗ってみた。

アシアナ航空A380-800

日本と韓国の間には、多くの航空会社が就航していますが、私の好きな航空会社の1つ、アシアナ航空のオール2階建て飛行機〈A380-800〉に乗ってソウルへ一人旅に行ってきました。

初めて乗ったオール2階建て飛行機のビジネスクラス。チェックインからラウンジ、座席、機内食などの様子を書いてみたので、韓国旅行の際に少しでも参考になれば嬉しいです。

⚠️アシアナ航空は2024年末までに大韓航空に統合されて、スターアライアンスからも脱退する予定です。

【行き】成田空港→仁川国際空港

オール2階建てのエアバス〈A380-800〉は、成田空港 ↔ 仁川(インチョン)国際空港に就航しています。

オンラインチェックイン

出発の2日前に、メールでオンラインチェックインのお知らせが届きます。

アシアナ航空案内メール

韓国語だったので一瞬戸惑いましたが、次の画面で日本語を選択できたので安心しました。ホームページの予約画面からもチェックインできます。

マイルはANAなど提携航空会社に積算することもできます。オンラインチェックイン時にどの航空会社に積算するか選択できます。

完了したらメールで搭乗券が送られてきます。預け荷物がなければこのまま保安検査場へ、預け荷物がある場合はチェックインカウンターへ向かいます。

成田空港 チェックイン

成田空港の第1ターミナルの南ウィングから出発。アシアナ航空はHカウンターでチェックイン手続きをします。

成田空港第1ターミナルチェックインカウンター

2時間30分前に到着したのですが、エコノミークラスはすでに列ができていました。ビジネスクラスは、1~2組待つだけでチェックインできました。

チェックインを済ませ、保安検査場へと向かいます。南ウイングの保安検査場は1カ所です。

ビジネスクラスは、スターアライアンスのゴールドトラックというレーンも利用することができます。

成田空港ゴールドトラック

〈スターアライアンス・ゴールドトラック〉は、アシアナ航空が加盟している、スターアライアンスのゴールドメンバーや、ファーストクラス・ビジネスクラスの乗客が利用できます。

成田空港 ユナイテッドラウンジ

ビジネスクラスの楽しみの1つが「航空会社のラウンジ」を使えることです(クレジットカードのラウンジとは別です)。アシアナ航空は「ANAラウンジ」と「ユナイテッドクラブ」を利用できます。

成田空港第1ターミナル第4サテライトANAラウンジ閉鎖のお知らせ

搭乗ゲートは第4サテライトでした。第4サテライトにあったANAラウンジは閉鎖されたので、最寄りのラウンジは第3サテライトにあるユナイテッドクラブです。

成田空港第1ターミナルユナイテッドラウンジ

第4サテライトに向かう途中にユナイテッドクラブがあります。

入った瞬間、高級感の漂う落ち着いた空間に感動します。受付で搭乗券を提示します。

成田空港第1ターミナルユナイテッドラウンジ

とても広い空間で、明るく快適です。随所に和風の装飾が施されています。

ソファ席、テーブル席、カウンター席など、座席の種類は多彩です。無料Wi-Fiが使えて、多くの席に電源コンセントが付いています。

成田空港第1ターミナルユナイテッドラウンジ

料理・ドリンクは品数はそれほど多くありませんが、小腹を満たすには問題ありません。

ソフトドリンク各種、コーヒーはもちろん、ビールサーバーあり、日本酒、焼酎、ワインなど酒類も充実しています。

成田空港第1ターミナルユナイテッドラウンジ

デザートも充実!たくさん食べたかったのですが、このあと機内食もあるのでグッと我慢してほどほどにしておきました。

ラウンジ内にはトイレ、シャワールーム、通話ブース、プリンターやコピー機がありますが、仮眠スペース、喫煙スペースはありませんでした。

アメリカの航空会社のラウンジなので、利用客も外国人の方が多い印象で、ゆったりとした時間が流れていました。これもビジネスクラスの旅の醍醐味ですね。

⚠️ビジネスクラスの搭乗開始は40分前です。ラウンジ内に出発案内は無く、搭乗ゲートによっては出国審査場から500m以上離れているので、時間に余裕を持って行動しましょう。

座席と機内サービス

今回乗るのはオール2階建て〈A380-800〉のビジネスクラス(ビジネス スマーティウム)です。

■A380-800(A388) の座席構成
〈2階アッパーデッキ〉

 ビジネススマーティウム(66席)エコノミー(108席)
〈1階メインデッキ〉 

 ビジネススイート(12席)エコノミー(309席)

ボーディングブリッジが1階用と2階用に分かれています。

A380-800ボーディングブリッジ

機内に入ると、2階席であることを忘れるほど天井も高くて、まったく圧迫感がなくてビックリしました。

窓側はすべて1人用座席。中央は1人用と2人並びの座席が用意されています。

アシアナ航空A380-800ビジネスクラス

ビジネススマーティウムは横 1-2-1 の並びで、前方の5列と、ドアを挟んだ後方の12列の2つの空間に分かれています。

座席はサイドテーブルとセットになった独立した空間で、シート幅は55cm、シートピッチは190cmもあります。

アシアナ航空A380-800ビジネスクラス座席

座席は通路寄りと窓寄りのパターンが互い違いに配置されています。スタッガードシート配列と呼ぶそうです。

ベージュを基調とした、角度によっては金色にも見える高級感のあるシートです。

アシアナ航空A380-800ビジネスクラス

モニターの下はオットマンになっていて、その下にも収納スペースがあります。

シートベルトは珍しい3点式です。2点式にもなりますが、離着陸の際には3点締めるよう言われました。

アシアナ航空A380-800ビジネスクラス

サイドテーブルにはヘッドホンと、お持ち帰りOKのスリッパが用意されていました。

コンセントはサイドテーブルの下にあります。世界のいろいろな形のプラグに対応したユニバーサル電源です。

アシアナ航空A380-800ビジネスクラス

座席横にはコントローラーとリクライニングボタン、ちょっとした収納スポットには、スマホや眼鏡を入れておけます。

モニターはタッチパネル、コントローラーのどちらでも操作できます。

アシアナ航空A380-800ビジネスクラス座席

座席にはフットレストがなく、身長170cmの私では足がやや浮いた状態でした。

リクライニングさせると、座席そのものが前方に動いて、オットマンと一続きになります。最終的にはフルフラットになります。

アシアナ航空A380-800ビジネスクラス座席

食事の際には座席を少し前方に動かすと、テーブルとの距離感がちょうど良い感じでした。

窓際にも収納スペースがあります。荷物を取り出すときには、蓋をちょっと押してくださいね。

アシアナ航空A380-800トイレ

化粧室には歯ブラシやマウスウォッシュ、コームなど、短いフライトには十分すぎるほどのアメニティがありました。

まるで半個室のような設計で、隣や前後の人を気にすることなく出入りできて、フルフラットまで倒して移動できる座席はとても快適です。足を伸ばして飛行機に乗るのはなんとも贅沢な気分でした!

ビジネスクラスの機内食

機内食の評判が高いアシアナ航空、韓国料理メニューが美味しい!と多くの人が絶賛しています。

離陸してほどなく、CAさんがメニュー表を持ってきてくれるので、料理とドリンクをオーダーします。メニューは洋食と韓食を選べます。

アシアナ航空ビジネスクラス機内食メニュー

この日は《洋食》チーズをのせて焼いた鶏肉料理、《韓食》ビビンバ膳でした。迷わずビビンバ膳を選びました。

アシアナ航空ビジネスクラス機内食メニュー

飲み物はソフトドリンクのほか、ビールやワイン、各種酒類も頼めます。

日本と韓国の便はフライト時間が短いので、機内食はビジネスクラスもワンプレートで提供されます。

アシアナ航空ビジネスクラス機内食ビビンバ膳

野菜たちが彩り豊かでとても綺麗に盛られてます。しかし、ビビンバ=混ぜご飯という意味のとおり、躊躇なくご飯を野菜に投入し、混ぜ合わせます。

別添えで付いているゴマ油と唐辛子味噌を入れると断然美味しくなりました!

干しエビのスープはやさしい味わいで、フルーツも甘くて健康的な食事です。評判のとおり、アシアナ航空のビビンバ膳はとても美味しかったです!

コーヒーのサーブも遠慮なくいただきました。

※羽田ー金浦便〈A-330〉のビジネスクラスはこちら。

仁川国際空港 到着

降機の時に気づいたんですが、1階と2階のボーディングブリッジが交差する地点で、ビジネスクラスとエコノミークラスの乗客が合流しました。

1階も2階も同時にドアが開きます。1階のビジネススイートが12席、2階のビジネススマーティウムが66席なので、1階のエコノミーなら早めに降りることができます。この機種の場合、ビジネスクラスが優先的に降機できるという特典が、実質的には無いと言えます。

仁川国際空港アシアナ航空

ビジネスクラスでも入国審査の優遇はありませんが、この日は入国審査待ちの列がほとんどなく、10分もかからず入国審査を出ることができました。ほんとにラッキーです。

仁川国際空港第1ターミナル到着ロビー

手荷物の受取では、Priorityタグがつけられていて、優先してレーンに流れてきます。

税関の審査台は申告が無ければスルーして出口へ。

仁川国際空港第1ターミナル到着ロビー

到着ロビーに出ると、銀行、Wi-Fiルーター・Simカードなどのレンタル、リムジンバス・観光案内所などの各種サービスカウンター、コンビニ、カフェなどがあります。

仁川国際空港第1ターミナル到着ロビー

リムジンバス乗り場は1階、空港鉄道(A’REX)乗り場へは地下1階へ進みます。1階から横断歩道を渡って駅へ行くこともできます。

■ 交通チケットは事前購入がお得です!
仁川空港↔ソウル駅|直通列車乗車券予約
仁川空港↔ソウル市内|リムジンバス予約

■ 荷物が多い方、ホテルまで直行したい方は、貸切の送迎サービスが便利です。
仁川空港↔ソウル市内|空港送迎サービス

【帰り】仁川国際空港→成田空港

オンラインチェックイン

行きと同じように、出発の2日前に、メールでオンラインチェックインのお知らせが届き、完了したらモバイル搭乗券が送られてきます。

預け荷物がなければこのまま保安検査場へ、預け荷物がある場合はチェックインカウンターへ向かいます。

仁川国際空港 チェックイン

アシアナ航空のチェックインは、空港カウンターのほか、出発3時間前までならソウル駅の「都心空港ターミナル」も利用できます。

仁川国際空港第1ターミナル出発ロビー

仁川国際空港の第1ターミナルから出発します。チェックインカウンターは3階のA・B・Cです。

ビジネスクラスには専用カウンターが設けられています。ターミナルの端のAカウンターです。

仁川国際空港第1ターミナル出発ロビー

一番端っこなのでちょっと遠いですが、特別感ありありです。

午前中に発着する便は特に多いので、ビジネスクラスのカウンターでも列ができていました。

仁川国際空港第1ターミナル出発ロビー

カウンターには約5分ほどお待ちくださいの表示が出ていました。

チェックインを済ませたら、保安検査場へと向かいます。

仁川国際空港第1ターミナル出発ロビー

保安検査場は6ヶ所ありますが、Aカウンター最寄りの1番は閉鎖されていました。2番または3番の検査場を使うことになります。

仁川国際空港第1ターミナル出発ロビー

出国審査を抜けると、コスメ、タバコ、アルコールが購入できる免税店のほか、ブランドショップ、カフェ、飲食店など、数多くの商業施設があります。

⚠️搭乗ゲートによっては出国審査場から400~500m離れている場合もあるので、時間に余裕を持って行動しましょう。

仁川国際空港 アシアナラウンジ

ビジネスクラスの楽しみの1つ「航空会社のラウンジ」に向かいます。ビジネスクラス利用者は「アシアナビジネスラウンジ」を利用できます。第1ターミナルにはEast、Central、Westと3ヶ所もあります。

仁川空港第1ターミナルアシアナラウンジ

出国審査場2を出るとすぐ近くにに、アシアナビジネスラウンジEast(東)の入口があります。

ラウンジへは改札機のようなものがあり、搭乗券のQRコードをかざしてラウンジ内へ入ります。

仁川空港第1ターミナルアシアナラウンジ

ラウンジ内は落ち着いた雰囲気ながらも、駐機場が良く見える大きな窓ガラスによって、とても明るく開放的な空間です。

座席はソファー席、カウンター席、テーブル席、半個室席、マッサージチェアなど多彩です。コンセントはユニバーサルタイプです。

私が訪れた時は半数ほどの座席が埋まっていましたが、それでも余裕があります。

第1ターミナルにはこの規模のラウンジが3ヶ所もあるので、合わせるとかなりのスペースですね。

仁川空港第1ターミナルアシアナラウンジ

ビュッフェカウンターにはガッツリ系ホットミールのほか、サンドイッチ、サラダ、フルーツなどのコールドミールも並んでいます。

アルコール類も、ビール、ワイン、ウイスキー、シャンパンなど各種あります。

ラウンジ内にトイレとシャワールームがあります。喫煙ルームは無いので、ラウンジを出てゲート階の喫煙所を使うことになります。

⚠️出発案内は掲示板の表示だけで音声案内がなく、搭乗ゲートによっては出国審査場から400~500m離れているので、時間に余裕を持って行動しましょう。ビジネスクラスの搭乗開始は40分前です。

ビジネスクラスの機内食

行きと同じように、離陸してほどなく、CAさんがメニュー表を持ってきてくれるので、料理とドリンクをオーダーします。

アシアナ航空ビジネスクラス機内食メニュー

洋食と韓食を選べるのですが、迷わず韓食を選択しました。この日はサムパブでした。

アシアナ航空ビジネスクラス機内食サムパブ

シャキシャキ野菜にご飯、プルコギ、肉味噌、キムチなどをのせて、包んでいただくのですが、これがもう絶品!今まで食べた他の航空会社の機内食と比較しても、ダントツに美味しかったです。

サンチュやエゴマの葉など、野菜の種類がたくさんあり、包んで食べるというアクティビティ的な要素もあって、楽しみながら食べました。肉味噌、買って帰りたいほどうまかった(笑)。

機内食とビジネススマーティウムの座席をあれこれ楽しむうちに、もう着陸態勢に入るとのアナウンスが。約2時間30分のフライトはあっという間でした。

出入国時に必要なこと

出入国時の手続きは常に変わるので、必ず最新情報を確認してください。

日本→韓国へ入国するとき

【2023年11月】機内で書くもの(紙)は、入国カードのみです。ビザ、渡航認証(K-ETA)、検疫事前入力システム(Q-CODE)は免除されています。

韓国入国カード

税関申告書も原則廃止されています。税関申告物品がある人に限り、オンラインまたは紙の申告書を提出します。

韓国→日本へ帰国するとき

【2023年11月】機内で書くもの(紙)は携帯品・別送品申告書だけです。ワクチン接種証明書・PCR検査の陰性証明書、入国カードも不要です。

紙の申告書の代わりに「Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)」で電子申請しておいて、帰国時にQRコードを提示する方法もあります。

特典航空券に必要なマイル数

スターアライアンスに加盟しているので、ANAマイルでアシアナ航空の特典航空券を予約することもできます。

●ANA 提携航空会社 特典航空券の必要マイル

(日本↔韓国)クリックで拡大できます

エアージャパン運航便とアシアナ航空を利用できます。行き帰りで違う航空会社にすることもできます。
■詳細はこちら
提携航空会社特典航空券(ANA)

ちなみに、ローシーズンに行き帰りどちらもANAを利用すると、少ないマイル数で利用できます。

●ANA 国際線 特典航空券の必要マイル

(日本↔韓国)クリックで拡大できます

必要なマイル数は、搭乗日のシーズンによって異なるので、必ずチェックしてください。
■詳細はこちら
国際線特典航空券(ANA)

まとめ

今回、初めてアシアナ航空のオール2階建て飛行機〈A330-800〉ビジネスクラス(ビジネススマーティウム)に乗ってみました。

・半個室のような空間、座席はオールフラットになり、足を伸ばして移動できる!
・機内食は評判通りとても美味しく、ビビンバやサムパブは感動するほど大満足!
・ユナイテッド、ANA、アシアナのラウンジが利用でき、軽食やお酒が楽しめる!

などなど。様々な優遇やサービスで、ちょっぴり贅沢な大人の一人旅を体験できます。

憧れのオール2階建て飛行機、半個室のようなシート、フライトが単なる移動ではなく、存分に楽しめる時間になりますよ!

〈追伸〉
時々ビックリするようなスペシャル運賃を出すアシアナ航空さん。今回「成田〜仁川線 エアバス〈A380-800〉毎日運航記念」のキャンペーン料金で、往復ビジネスクラスがなんと45,000円でした!

自腹でも手が届くビジネスクラスの旅を提供してくれるアシアナ航空ですが、2024年末までに大韓航空に統合されて、スターアライアンスからも脱退する予定。個人的には残ってほしい航空会社の1つです。

※羽田ー金浦便〈A330-300〉のビジネスクラスはこちら。

⚠️韓国ではGoogleマップの徒歩ルート検索ができないので、NAVER Map(ネイバーマップ)アプリをダウンロードしておくと便利です。

航空券・ホテル・ツアーの予約

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■ 交通チケットは事前購入がお得です!
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