~ オークランド空港 国内線ターミナルを徹底ガイド!ビル内の施設、乗り継ぎ、アクセス方法など、知っておくと便利なことをまとめてみた。
日本との直行便が発着するオークランド国際空港。ここからクライストチャーチやクイーンズタウンなど、ニュージーランド国内線に乗り継ぐ方も多いのではないでしょうか。
オークランド空港は国際線と国際線のターミナルが別々にあり、約1㎞離れています。
今回は国内線ターミナルの様子をご紹介します。実際に行ってみて分かったことや、乗り継ぎの際に知っておくと便利なことなどをザックリとまとめてみました。
⚠️オークランド空港では、2029年の国内線と国際線のターミナル一体化に向けて工事が進められています。私が訪れた時には、国内線ターミナルのいたるところで仮囲いがしてあったので、変わっていることがあるかもしれませんがご了承ください。
国内線ターミナルビルの施設
オークランド国際空港の国内線ターミナルは、出発・到着ロビーと主要な施設はほぼ1階に集約されていて、2階は搭乗ゲートというシンプルな構造です。
1階はA・B・Cの3つのゾーンに別れていて、A・Bはニュージーランド航空とローカル航空会社、Cはジェットスターが使用しています。
国際線ターミナルは24時間オープンですが、国内線ターミナルはの営業時間は4:30~23:00です。
⚠️ニュージーランドではイギリス英語表記なので、1階=GROUND LEVEL/Ground Floor、2階=LEVEL1/First Floor、3階=LEVEL2/Second Floor と表記されているので、注意してください!
ちょっと驚いたこと
ニュージーランド航空の国内線を利用したのですが、空港での一連の流れにおいて想定外のところがあったので先にお伝えしておきます。
●出発時:保安検査がある便と、ない便があります。
搭乗口によっては保安検査(機内持ち込み荷物の検査)がありません!「搭乗口によって」なので、保安検査場を通過しなければならない搭乗口もあれば、オープンエリアから直接乗り込める搭乗口もあります。
飛行機の機種によって違うのか?発着地によって違うのか?など気になって調べてみたのですが、結局どういう理由で振り分けられているのかは分かりませんでした。
●到着時:預け荷物は、到着ロビーに出てから受け取ります。
目的地に着き飛行機を降りると、制限エリア内で荷物を受け取ってから到着ロビーに出ますよね。
ところが、オークランド空港では到着ロビーに出てから荷物を受け取るようになっていました!一般の人たちが行き交うオープンエリアにターンテーブルがあります。
飛行機に乗らない人が勝手に持って行く…なんてことも無きにしも非ずのような気がしますが、日本以上に性善説で成り立っているのでしょうか?
今回の旅で利用した、ウェリントンとクライストチャーチの国内線もこのような構造になっていたので、ニュージーランドの空港ではこれがふつうなのかもしれません。
1階 出発&到着ロビー
横に長くてシンプルな構造の国内線ターミナル。航空会社ごとにゾーンが分かれており、出発も到着もほぼすべての機能が1階に集約されています。
ZONE A
ターミナルの正面から見て左端にあるAゾーンは、エアチャタムスやバリアエアといったローカル航空会社と、ニュージーランド航空が使用しています。
Aゾーンには34~55番ゲートへの搭乗口と到着口、バゲージクレーム、ニュージーランド航空のリージョナルラウンジがあります。
ZONE B
ターミナルの中央にあるBゾーンは、ニュージーランド航空が使用しています。チケットカウンターのほか、フードコートなど主要な施設が揃っています。
チェックインも預け荷物(Bag Drop)もセルフが主流です。分からないことがあればスタッフさんが手伝ってくれます。
Bゾーンにあるニュージーランド航空の到着口です。この周辺には待合スペースやカフェ、充電ステーションなどの施設が揃っています。
バゲージクレームは搭乗口を出たところ、オープンエリアにあります。
Bゾーンにはフードコートとコンビニもあり、多くの人で賑っています。マクドナルドやサブウェイ、アジア系ローカルフード店などが入っています。
搭乗口20~33番はフードコート横にある手荷物検査場から入ります。ここからボーディングブリッジのある2階の搭乗口へと繋がっています。
ZONE C
ターミナル正面から見て右端にあるCゾーンは、ジェットスターが使用しています。
Cゾーンには22~24番の搭乗口、62~63番ゲートへのバスラウンジ、ジェットスターの到着口、バゲージクレームがあります。
2階 搭乗フロア
搭乗口20~33番は保安検査場を通過した2階にあります。
待合スペースのほか、カフェとコンビニがあります。横に長いフロアですが、動く歩道は無いので搭乗口によっては少し歩くことになります。
フロアの端、33番ゲート近くにニュージーランド航空のドメスティックラウンジがあります。
バス・タクシー乗り場(外)
1階Aゾーン、Bゾーンの出口から出たところが、バスとタクシーの乗り場です。
タクシーと乗合シャトルの乗り場は横断歩道を渡ったところにあります。事前予約制のタクシーは別の場所になるため、予約時に指定されたエリアへ向かってください。
バス乗り場はターミナルを出てすぐ、建物沿いにバス停が並んでいます。バス停はA~Eまであり、オークランド市内への直行高速バスやターミナル間連絡バス、路線バスなどひっきりなしに発着しています。
一服したい方は横断歩道を渡った先を右に進みます。いちばん端っこまで歩いたところに、ポツンと喫煙所があります。国内線ターミナルの建物内には喫煙所は無いので、がんばって歩いてください。
国際線ターミナルと国内線ターミナル間の移動
オークランド空港の国際線と国際線のターミナルは約1㎞離れており、無料の連絡バスまたは徒歩で移動します。
国際線と国内線の乗り継ぎには、最低でも2時間、基本的には3時間以上空けておくよう推奨されています。
ターミナル間の連絡バスは、5:00~22:30まで15分間隔で走っています。バス停「C」から発着しており、国際線ターミナルまでの所要時間は5分程度です。
このバス停には他のバスも発着するので「緑色のバス」に乗ってください。
徒歩で移動する場合は、地面に描かれた緑色のラインに沿って歩きます。10分~15分ほどかかります。完全に屋外なので、雨の日や大きな荷物があるときはバス利用がよいと思います。
⚠️オークランド空港で国際線から国内線に乗り継ぐ場合、国際線ターミナルで荷物を受け取って、国内線ターミナルでもう一度荷物を預けることになります。乗り継ぎに時間がかかる理由の1つです。
ニュージーランド航空への乗り継ぎであれば、国際線到着ロビーにある乗り継ぎカウンターで荷物を預けてからターミナルを移動することもできます。
オークランド中心部への行き方
オークランド市内への移動は、直行高速バス、タクシー、貸切チャーター車、乗合シャトル、路線バス+鉄道、レンタカーといった手段があります。いずれも40~60分ほどかかります。
直行高速バス「SkyDrive」は空港とスカイシティをノンストップで結んでいます。国内線ターミナルの発着場所はバス停「A」です。
※SkyDrive詳細とその他のアクセス方法については、こちらを参考にしてみてください。
まとめ
オークランド空港国内線ターミナルの情報をまとめてみました。
人口100万人都市、ニュージーランドで最大の発着数を誇る空港ですが、なんとなく仮設っぽい感じが否めないコンパクトなターミナルでした。2029年を目標に国内線を国際線のターミナルビルへ移設する工事が進められているので、その関係かもしれません。
必要施設がギュッとまとまっているので迷わずに移動できますが、お土産物などのショップは充実していないので、ショッピングは国際線ターミナルが断然便利です。
初めてニュージーランドを訪れる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
■リンク集(ホームページ)
・オークランド国際空港(英語)
・空港直行バス SkyDrive(英語)
出発前に、ニュージーランド旅行の必須アイテムをチェック!
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・クライストチャーチ|空港送迎サービス
・オークランド空港|空港送迎サービス