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シンガポール×街歩き旅|夜にこそ楽しい、大人のバー時間

海外トラベル

~ 観光を終えたあとに訪れたい、地元の人が集うバーで過ごす夜。NATIVE と Night Hawk を訪れた体験をレポート!

NATIVE Singapore Bar

シンガポール旅行で、夜の時間をどう過ごすか。定番の夜景やショッピングもありますが、今回は少し違う選択をしました。現地在住の日本人の友人と一緒に、バーを訪れることにしたのです。

実際に足を運んだのは、チャイナタウン付近にある2軒のバー。どちらも、お酒と空間をゆっくり味わう、大人の時間を楽しめる場所でした。

次のシンガポール旅行では、地元の人たちに人気の場所を訪れてみたいという方の参考になればうれしいです。

NATIVE|素材と発想を楽しむ、シンガポールらしい一杯

チャイナタウン近く、アモイ ストリート(Amoy St.)沿いにあるバー「ネイティブ(NATIVE)」を訪れました。

ここは、アジア特有の食材や発想を取り入れた独創的なカクテルで知られ、アジアのトップ50バーにも選ばれている一軒です。その評判を聞き、どんな一杯に出会えるのか楽しみに足を運びました。

ひっそりした入口の先に広がる、にぎやかな夜

通りに面した看板はとても小さく、そこには細い階段があるだけ。ここが本当にバーなのか、一瞬ためらってしまうような控えめな入口です。

NATIVE Singapore Bar

しかし、階段を上がると、入口の静けさが嘘のように、店内は多くの人で賑わっていました。

若いスタッフさんが明るく迎えてくれ、この日は予約なしでしたが、たまたま席が空いていて案内してもらえました。

NATIVE Singapore Bar

案内されたのはカウンター席。店内は外から想像していたよりも広く、階段を上がると別のフロアもあり、実際には1階から3階まで使われているようです。

料理のような名前が並ぶ、NATIVEのカクテル

席に着いてメニューを開き、まず驚きました。並んでいるのは、見慣れたカクテル名ではなく、料理のような名前ばかり!

NATIVE Singapore Bar

たとえば、
「CHICKEN + RICE」
「BLACK RICE」
「KURO KOJI」
…といった具合で、とてもカクテルとは思えない名前です。

さらにメニューを読み進めると、ストロベリーとコチュジャンを組み合わせたものや、
玄米酒と熟成酒を合わせたシンプルな一杯、さらには「すべての米を、一度に」という名前のカクテルまで。

素材の組み合わせを見ても、正直なところ、味の想像がまったくできません…。

迷っていると、スタッフさんが声をかけてくれ、好みやその日の気分を聞きながら、使っている素材や発想の背景を丁寧に説明してくれました。

単に注文を取るのではなく、会話をしながら一杯を決めていく時間そのものが、この店の楽しさなのだと感じます。

想像以上に素材の味、それでもきちんとカクテル!

この日は、温かいカクテルや、黒米や玄米酒を使ったもの、フルーツと発酵調味料を組み合わせた一杯などをオーダー。

運ばれてきたカクテルは、見た目も洗練されていて思わず見入ってしまいました。説明を聞いたあと、少し身構えながら口にします。

NATIVE Singapore Bar
「Thunder Tea Rice」と「Bamboo」

豆腐や塩麹、コチュジャンといった、ドリンクではなかなか想像しにくい素材が使われているんですが…

それぞれの味がきちんと感じ取れるにもかかわらず、バランスよく一杯のカクテルとして完成していることに正直驚かされました。

NATIVE Singapore Bar
「Black Rice」と「Strawberry Gochujang」

ふだんあまりお酒を飲まない私ですが、素材の組み合わせや発想そのものを味わう感覚で、驚きと発見に満ちた時間を楽しむことができました。

味だけでなく、人と空間も含めて記憶に残るバー

この日はウェルカムドリンク、そして帰り際には送別の一杯まで用意してくれました(写真を撮り忘れたのが悔やまれます)。

バーテンダーやスタッフの皆さんは知識が豊富で、それでいてとてもフレンドリー。細部にまで目が行き届き、この店が本当に好きで働いていることが、言葉の端々から伝わってきます。

なお、メニューは独創的なカクテルだけでなく、クラシックなカクテルも用意されていますのでご安心を。

■NATIVE
〈住所〉52A Amoy Street Singapore 069878
〈営業時間〉月〜木 18:00〜24:00、金〜土 18:00〜25:00、日曜 定休
〈公式サイト〉https://www.tribenative.com
※人気店のため、時間帯によっては入店できないこともあります。確実に訪れたい場合は、事前に予約しておくと安心です。

Night Hawk|会話を楽しむ、大人が集まる夜の場所

隠れ家バーで味わう、大人の落ち着いた空気

続いて向かったのは「ナイトホーク(Night Hawk)」。タンジョンパガー ロード(Tanjong Pagar Road)とクックストリート(Cook St.)の角にある隠れ家的バーです。

カフェ「ファイブオアーズ・コーヒー ロースターズ・ヘリテージ(Five Oars Coffee Roasters Heritage)」 の隣にあるはずなのですが、看板らしきものが見当たらず、しばらく周辺を迷ってしまいました。

Night Hawk Singapore Bar

カフェの裏口のような扉の横に、表札ほどのごく小さなサインを発見。半信半疑で扉を開けると、ここで間違いなかったとホッとしました。

店内はこぢんまりとしており、20席ほど。クラシックなアメリカンダイナーのような雰囲気です。

バーテンダーとの会話と、ゆったり味わうドリンク

落ち着いた大人の空気が漂う店内。カウンター席とテーブル席があり、一人で静かに飲む人の姿も目立ちます。

Night Hawk Singapore Bar

こちらも独創的なドリンクを楽しめます。メニューに載っているもの以外でも、バーテンダーと相談すればおすすめの一杯を作ってもらえます。

私はオーソドックスなジントニックを、友人はバーテンダーと話しながら選んでいました。

Night Hawk Singapore Bar

少しつまもうと頼んだチリビーフのフライドポテトは想像以上のボリュームで…それでも美味しくて、私たち二人であっという間に平らげてしまいました。

店内が狭いため、他のお客さんの声や混雑具合によって雰囲気が左右されることもあるようです。口コミでは店員さんの当たりはずれがあるともありましたが、私たちのときは当たり!他のお客さんもうるさくなく、ベストな時間を過ごせました。

滞在中はクレジットカードを預けておくシステムになっています。しっかりしたお店ですが、レシートは確認しておくと安心です。

■Night Hawk
〈住所〉43 Tanjong Pagar Road, Singapore 088464
〈営業時間〉火〜土 17:30〜24:00
〈公式サイト〉https://www.nighthawk.sg
※予約はできずウォークインのみ。もし席が取れないときは、同じ経営の隣のカフェでワインを楽しむこともできます。

まとめ

NATIVE と Night Hawk。タイプは異なりますが、共通していたのは、お酒と空間を落ち着いて味わえることでした。昼間に観光スポットを巡るだけでは見えてこない、夜のシンガポールの表情に触れられた気がします。

今回は現地在住の日本人の友人と訪れましたが、店内には一人で過ごすお客さんも多く、一人旅でも無理なく立ち寄れる場所だと感じました。

このほかにも、シンガポールリバー沿いのルーフトップバーでは、金融街やマリーナベイサンズの夜景を一望できます。マリーナ湾沿いやホテルの高層階など、夜景を楽しめるバーが点在しているようなので、次回はぜひ訪れてみたいと思います。

バーが初めてなら、まずはここから

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ラッフルズホテル

少し値は張りますが、その分サービスや雰囲気は安心感があり、ゆったりとカクテルを楽しめます。

食べ終えたピーナッツの殻を床に落とすのが名物で、旅の思い出としても印象に残る体験になりますよ。

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■Long Bar
〈住所〉#02-01 Raffles Arcade, 328 North Bridge Rd, Singapore 188719
〈営業時間〉11:00~22:30(日~水曜)/~23:30(木~土曜)
〈公式サイト〉https://www.raffles.com/ja/singapore/dining/long-bar/
※予約はできずウォークインのみ。

 

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