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シンガポール|初めてのシンガポール航空ビジネスクラス昼行便搭乗記【2024年11月】

シンガポール航空 ∎海外旅行記

~ <B787-10 成田→チャンギ>スタッガードシートの昼行便、シンガポール航空のビジネスクラスに乗ってみた。

憧れのシンガポール航空、昼行便のビジネスクラスに初めて乗ってみました!

今回乗ったのは成田空港からチャンギ空港への昼便。成田空港を10:00に出発、シンガポールに16:40 に到着するSQ637便。機種は〈B787-10〉です。

チェックインからラウンジ、座席、機内食などの様子を書いてみたので、シンガポール旅行の際に少しでも参考になれば嬉しいです。

飛行機に乗るまで

東京とシンガポールを結ぶ便は、羽田空港と成田空港のどちらからも就航しています。

航空券の購入

今回はシンガポール航空の公式ホームページから航空チケットを購入しました。

航空券の予約が成立したら、搭乗日までにメールでいくつかお知らせが届きます。

好きな機内食を予約する

お知らせメールの1つに、機内食を事前に指定できる「ブック・ザ・クック」というサービスがあります。成田・羽田発の便では、24時間前までの予約で約10種類ものメニューから選ぶことができます。

ブックザクック

予約専用「ブック・ザ・クック」のメニューは出発の15日前から、当日でも選択可能な「インフライトメニュー」は8日前から表示されるので、見比べながら自分の好みを予約しておくとよいです。

今回はインフライトメニューの中から、和食の〈花恋暦-はなこいれき〉を選択しておきました。

オンラインチェックイン

お知らせメールでは「オンラインチェックイン」の案内も届きます。予約管理画面で「自動チェックイン」を有効にしておくと、出発の48時間前に自動的にチェックイン手続きが完了します。

自動チェックインにしていなくても、出発の2日前にメールでお知らせが届き、出発の90分前までなら、オンラインでチェックインができます。完了したらデジタル搭乗券が送られてきます。

預け荷物がなければこのまま保安検査場へ、預け荷物がある場合はチェックインカウンターへ向かいます。

成田空港 チェックイン

成田空港の第1ターミナルの南ウィングから出発。シンガポール航空はGカウンターでチェックイン手続きをします。

成田空港第一ターミナル

2時間30分前に到着。ビジネスクラスには専用カウンターがあり、並ばずにすぐにチェックインできました。

チェックインを済ませ、保安検査場へと向かいます。

成田空港ゴールドトラック

ビジネスクラスはファストトラックが利用できるので、こちらもほぼ並ばずに通過できます。

成田空港 ユナイテッドラウンジ

ビジネスクラスの楽しみの1つが「航空会社のラウンジ」を使えることです(クレジットカードのラウンジとは別です)。シンガポール航空は「ANAラウンジ」と「ユナイテッドクラブ」を利用できます。

ANAラウンジのオープンは7:00、ユナイテッドクラブは8:45です。今回は搭乗口に近かったユナイテッドクラブを利用することに。

成田空港第1ターミナルユナイテッドラウンジ

免税店などを見て回っていると8:45になりました。

受付で搭乗券を提示します。入った瞬間、高級感の漂う落ち着いた空間に感動します。

成田空港第1ターミナルユナイテッドラウンジ

とても広い空間で、明るく快適です。随所に和風の装飾が施されています。

ソファ席、テーブル席、カウンター席など、座席の種類は多彩です。無料Wi-Fiが使えて、多くの席に電源コンセントが付いています。

成田空港第1ターミナルユナイテッドラウンジ

朝食時間帯ということもあり、ご飯と味噌汁があったのは嬉しい限り。ホットミール、デザート、ドリンクも充実していました。

出発前に落ち着いた空間で過ごせるのも、ビジネスクラスの旅の醍醐味ですね。

⚠️搭乗開始は30分前です。ラウンジ内に出発案内は無く、搭乗ゲートによっては出国審査場から500m以上離れているので、時間に余裕を持って行動しましょう。

座席と機内サービス

ビジネスクラスの座席

〈B787-10〉の座席は、通路寄りと窓寄りのパターンが互い違いに配置されているスタッガードシート配列です。

ビジネスクラスは横 1-2-1 の並びで、窓側はすべて1人用座席。中央は1人用と2人並びの座席が用意されています。

座席はサイドテーブルとセットになった独立した空間で、シート幅は66cm、シートピッチは193cmもあります。 

曲線的なデザインで落ち着きがあり、プライベート空間が保たれています。サイドテーブルにはミネラルウォーターとスリッパが用意されていました。

モニターの下はオットマンになっていて、その下に収納スペースがあります。

座席にはフットレストがありませんが、リクライニングさせると、座席そのものが前方に動いて、オットマンに近づいていきます。最終的にはフルフラットになります。

シートベルトは珍しい3点式です。

18インチのモニターはタッチパネル、コントローラーのどちらでも操作できます。シンガポール航空の機内エンターテインメントは、映画、テレビ番組、音楽、ゲームなどコンテンツが充実しています。
最新のコンテンツをチェックする

座席横のサイドテーブル下にはコントローラーとリクライニングボタン(触れると点灯します)。収納スポットには、コンセント、USBポート、ノイズキャンセリング型のヘッドホン、機内食メニューが入っています。スマホや眼鏡なども入れておけます。

まるで半個室のような設計で、隣や前後の人を気にすることなく出入りできて、フルフラットまで倒して移動できる座席はとても快適です。足を伸ばして飛行機に乗るのはなんとも贅沢な気分でした!

化粧室とアメニティ

シンガポール航空のビジネスクラスでは、アメニティがリクエスト制になっています。必要なものをCAさんに伝えると持ってきてくれます。

リップクリーム・フェイシャルミスト・ハンドローションの入ったポーチ、ソックス、スリッパ、耳栓、アイマスク、ヘアブラシ、歯磨きセット、フェイスマスク、除菌シートが用意されています。

化粧室の壁面収納には、歯ブラシや、コーム、シェーバーなどのアメニティが用意されていました。

ハンドローション、フェイスミスト、香水も置かれていました。高級感のあるペンハリガン社製を用意するとは、さすがシンガポール航空です。

機内サービス

搭乗して出発までの間に、ウェルカムドリンクがあり、シャンパンをいただきました。

飲み物はソフトドリンクのほか、ビールやワイン、カクテル、各種酒類があり、いつでも頼むことができます。また、クッキー、ナッツ、チョコレート、カップ麺などのスナックもあります。

カクテルメニューにシンガポールスリングがあったり、TWGの紅茶が数種類用意されていたりと、シンガポールの雰囲気を機内でも楽しむことができます。

ビジネスクラスは無料で機内Wi-Fiを利用できます。速度は遅めでしたが、LINEが送受信できたり、ちょっとした調べ物をすることができました。

ビジネスクラスの機内食

東京発のビジネスクラス機内食は、「ブック・ザ・クック」から事前予約することで、10種類以上ものメニューから好きなものを選べます。事前予約していない場合は、当日4種類から選べます。

離陸してほどなく、ドリンクとチキンのサテが提供されました。
これがめちゃくちゃ美味くてですね、スパイスの効いたピーナッツソースが最高!このソース売ってほしいです。

数時間ほどして機内食が運ばれてきました。事前予約していた和食の花恋暦は、京都の料亭「菊乃井」のシェフ、村田吉弘氏による特別創作料理です。

車海老、辛子蓮根、栗茶巾、帆立昆布、小蕪のマリネ、なめこと錦糸玉子のそば

花形のお膳に華麗に盛り付けられた和食です。これだけでも豪華なのに、なんとこちらは前菜でして、メインは別だったんです!

鰆の西京焼き、煮物、蟹野菜ののなます、くるみご飯、香の物、味噌汁

メインの御膳です。彩りも豊かでボリュームも十分、お魚も味噌汁もとてもおいしかったです。

シナモンアイス・ベリーソース八ツ橋添え

日常で和食のフルコースを食べることなんて無いのに、海外の飛行機で食べられるなんて、ほんと感動しました。

さらに、食後のドリンクと一緒に提供されるチーズ、フルーツ、ナッツとクラッカー。お腹いっぱいになりました!

以前乗った深夜便では、スリーパーサービスといって一部簡素化された食事メニューでした。今回昼便に乗って、フルサービスの食事を堪能することができました。大満足です!

出入国時に必要なこと

出入国時の手続きは常に変わるので、必ず最新情報を確認してください。

日本→シンガポールへ入国するとき

【2024年2月】シンガポール到着日の2日前から電子入国カード健康申告書の登録が必要です。30日以内の観光・商用目的滞在はビザは免除されています。機内で書くもの(紙)はありません。

(参考)こちらのサイトに分かりやすい説明があります。
シンガポールへの渡航に必要な手続きの手順(日本橋夢屋)

⚠️シンガポールは、チューインガム電子・加熱式タバコは違法にあたるので使用も持ち込みも禁止です。日本製の紙巻きタバコも条件を満たしていないので持ち込み禁止です。預け荷物に入れておくのもNGです。愛煙家の方は家に置いて行くか、出国前に捨てておきましょう。紙巻きタバコはシンガポール国内で購入できます。
(参考)旅行者用 通関 案内書

特典航空券に必要なマイル数

スターアライアンスに加盟していますが、ANAマイルでは、シンガポール航空のビジネスクラスの予約はできないようです(2024年11月現在)。エコノミークラスの特典航空券は予約することができます。

まとめ

今回は超奮発して、シンガポール航空の〈B787-10〉で、 成田空港からチャンギ空港まで、昼便のビジネスクラスに初めて乗ってみました。

・半個室のような空間、座席はオールフラットになり、足を伸ばして移動できる!
・機内食メニューが事前予約システム「ブック・ザ・クック」で30種類以上から選べる!
・ユナイテッド、ANAのラウンジが利用でき、軽食やお酒が楽しめる!

個人的にはこのスタッガードシート配列は好きです。フルフラットにしたり、戻したりする時にも、席を立たなくて良くて、自分の好きな時に好きな体制にできるのが嬉しいです。

以前乗ったプレミアムエコノミーと比較しても、サービスや設備面で格上のゆとりを感じられて、優雅な移動時間になったことは間違いありません。

欲しいアメニティはリクエスト制(CAさんに伝える)だったり、機内食の事前予約でメニューの幅が広がったりと、事前に知っておくと便利なことがたくさんありました。この記事がシンガポール旅行をする方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
 

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