<A330-300 羽田-金浦>機内食が美味しいと評判!ANAマイルの特典航空券で、アシアナ航空ビジネスクラスに乗ってみた。
久々の海外旅行!選んだ行先は、日本から一番近い海外・韓国。日本と韓国の間には、多くの航空会社が就航していますが、今回はANAマイルを使って、特典航空券で行ってきました。
私の好きな航空会社の1つが、機内食が美味しいと評判のアシアナ航空です。ANAと同じスターアライアンスに加盟しているので、ANAマイルでアシアナ航空の特典航空券を予約できます。
ただ、2024年までに大韓航空に統合されて、スターアライアンスから脱退する予定。すると、ANAマイルを使ってアシアナ航空の特典航空券を予約することができなくなります。スターアライアンスとして最後の搭乗になるかもしれない!?こともあり、奮発してアシアナ航空のビジネスクラスに乗ってみました。
【行き】羽田空港→金浦空港
東京⇔ソウル間は、成田空港 ↔ 仁川(インチョン)空港と、羽田空港 ↔ 金浦(キンポ)空港の便があります。今回、初めて羽田 ↔ 金浦線に乗りました。どちらも都心に近い空港です。
羽田空港 チェックイン
羽田空港の第3ターミナルから出発。アシアナ航空の特典航空券は有人カウンターでチェックイン手続きをします。
2時間30分前に到着したのですが、エコノミークラスはすでにかなりの行列。今回はビジネスクラスの搭乗なので、列に並ばずにチェックインできました。
チェックインを済ませ、保安検査場へと向かいます。本来は、ビジネスクラス、ファーストクラスに搭乗する人は、ゴールドトラックという優先搭乗レーンを利用できるのですが、2023年6月現在、優先レーンは閉鎖中。ふつうに並びました。
羽田空港 ANAラウンジ
ビジネスクラスの楽しみの1つが「航空会社のラウンジ」を使えることです(クレジットカードのラウンジとは別です)。アシアナ航空は「ANAラウンジ」を利用できます。
110番ゲート近くにあるエスカレーターまたはエレベーターで1つ上の階(4階)へ。
ビジネスクラスの搭乗者は左側の「ANAラウンジ」へ。受付で搭乗券を提示します。
ラウンジ内は多くの人が利用していましたが、とても広い空間なので圧迫感などは一切ありません。
ソファ席、テーブル席、カウンター席など、座席の種類は多彩で、無料Wi-Fiが使えて、多くの席に電源コンセントが付いています。
軽食のビュッフェカウンター。料理もドリンクも品数が多く、ビール、日本酒、焼酎、ワインなど酒類も充実しています。
おいしいと評判のANAカレーをいただきました。ほんとに美味しかったです!(私の盛付けセンスの無さはご容赦ください)
たくさん食べたかったのですが、このあと機内食もあるので、グッと我慢してほどほどにしておきました。
ラウンジ内にはトイレ、シャワールーム、通話ブース、喫煙スペースもあります。
設備が充実しているので、空港に早めに行って、フライト前にラウンジでゆっくりと落ち着いた時間を過ごすのも、ビジネスクラスの旅の要素のひとつですね。
⚠️出発時刻の約30分前には搭乗開始のアナウンスが流れますが、搭乗ゲートは少し離れているので、時間に余裕を持って行動しましょう。
座席と機内サービス
飛行機の機材によって座席の仕様が違うのですが、今回は エアバス〈A330-300〉でした。ビジネスクラスは横 2-2-2 の並びで30席です。
ベージュを基調とした、角度によっては金色にも見える高級感のあるシートです。実際に座ってみると、見た目よりずっと余裕がありました。
エコノミークラスと出入口が違うので、通路を行き交う人もなく、ビジネスクラスの30席は限られた空間です。
行きは搭乗率50%ほどで隣は空席でした。帰りの便は30席が満席だったのですが、それでもまったく窮屈な感じがしないほど余裕があります。
シートピッチは140cmもあり、脚を組んでも前の座席は程遠い!前の座席の足元にはちょっとした小物を入れられるスペースもありました。
スリッパもあり、専用の袋に入っていて、お持ち帰りもOKです。
リクライニングが大きく倒れて、足元が前の座席の下に入るくらいにまでフラットにもなります。腰が沈むタイプなので、後ろの人に迷惑はかかりません。気にすることなく倒して大丈夫です。
コンセントはひじ掛けの下にあります。世界で使用されているいろいろな形のプラグに対応したユニバーサル電源です。
テーブルは座席の横から取り出すタイプです。
リクライニングはいろんな角度に調整できるので、自分の好みのポジションを見つけてください。
座席横にはコントローラーとヘッドホンがありました。ちょっとした収納スポットのようになっていて、ポーチだったらすっぽり入るのが嬉しい設計です。
短距離路線ということもあり、ウェルカムドリンクのサービスはありませんでしたが、どうしてもほしい場合はCAさんに頼むことができるそうです。
化粧室には歯ブラシやコームなど、短いフライトには十分すぎるほどのアメニティがありました。
羽田ー金浦便の機材はちょっと古めのA-330でしたが、隣に座ったお客さんも気にならないほど座席の幅に余裕がありました。満席でも快適に過ごせるのは、本当に贅沢な体験です!
ちなみに、成田ー仁川便だと新しい機材で運航しているようで、座席がもっと豪華らしいです。
ビジネスクラスの機内食
離陸してほどなく、CAさんがメニュー表を持ってきてくれるので、料理とドリンクをオーダーします。メニューは洋食と韓食を選べます。飲み物はソフトドリンクのほか、ビールやワイン、各種酒類も頼めます。
この日は《洋食》各種野菜を添えた鶏肉のグリル、《韓食》ホウレン草とクルミのお粥の御膳でした。行き(羽田発)は洋食を選びました!
日本と韓国の便はフライト時間が短いので、機内食はビジネスクラスですが、ワンプレートで提供されます。
あったかいパンをCAさんがバスケットで持ってきてくれたのには驚きました。数種類あって好きなものを好きなだけ選べるので、おすすめのクロワッサンとバナナコッペにしました。
いよいよ実食!一瞬、チキンの味がうすくて戸惑いましたが、塩胡椒で味付けしたら断然美味しくなりました。コチュジャンを頼んでも良かったかも。
サラダもフルーツもおいしくいただきました。コーヒーのサーブもあるので遠慮なくいただきました。
※成田ー仁川便〈A-380-800〉オール2階建てのビジネスクラスはこちら。
金浦空港 到着
食事が終わり、モニターを見たり、スマホをいじったりしていると、もう着陸態勢です。
金浦空港は都心に近いので、窓からは地上の建物がどんどん近づいてくるのが見えます。2時間があっという間でした。CAさんに「カムサハムニダ」と伝え、金浦空港に降り立ちます。
入国審査は到着便が重なると長蛇の列。入国審査にビジネスクラスの優遇はなく、この日は30分ほど並びました。
手荷物の受取では、Priorityタグがつけられていて、優先してレーンに流れてきます。
税関の審査台に事前登録していたQRコードをタッチすればOKです。は申告が無ければスルーして出口へ。
到着ロビーに出ると、携帯・Wi-Fiルーター・Simカードなどのレンタルサービスカウンター、観光案内所、ダンキンドーナツがあります。
現金の両替やクレジットカードのキャッシングATMは2階のチェックインフロアにありました。
地下鉄、空港鉄道(A’REX)乗り場へは地下1階の通路を進んでください。
【2023年6月現在】金浦空港と都心を結ぶリムジンバスは運休中でした。ソウル都心部への公共交通機関は、地下鉄、空港鉄道(A’REX)、路線バス、タクシーです。
■ 荷物が多い方、ホテルまで直行したい方は、貸切の送迎サービスが便利です。
→ 金浦空港↔ソウル市内|空港送迎サービス
【帰り】金浦空港→羽田空港
金浦空港の国際線ターミナルは、仁川空港に比べるとコンパクトで落ち着いた雰囲気です。シンプルな構内なので、迷うようなこともないと思います。
金浦空港 チェックイン
2階のチェックインフロア、すごくないですか!きらびやかです。
チェックインカウンターは2階、出国ゲートは3階にあります。
アシアナ航空の特典航空券は有人カウンターでチェックイン手続きをします。チェックインは、出発時刻の出発時刻の2時間30分前から開始されます。
出国フロアの3階にはコンビニもあります。4階には韓国料理のレストラン、カフェ、フードコートがあります。
チェックインを済ませ、保安検査場へ。出国審査後のゲートエリアには、新羅とロッテの免税店がありました。
金浦空港 アシアナラウンジ
ビジネスクラスの楽しみの1つ「航空会社のラウンジ」に向かいます。アシアナ航空とANAのビジネスクラス利用者は「アシアナラウンジ」を利用できます。
出国審査を出て左へ直進した、34番ゲート近くのエレベーターまたは階段で、1つ上の階(4階)へ上がります。
4階にはアシアナ航空と大韓航空のラウンジ入口しかないので、迷うことはありません。
ラウンジ内は広くはないのですが、窓から滑走路が見える明るい空間です。私が訪れた時は座席の多くが埋まっていました。
コンセントはユニバーサルタイプです。ラウンジ内にトイレがあります。喫煙ルームは無いので、ラウンジを出てゲート階の喫煙所を使うことになります。
軽食はサンドイッチ、チャーハン、ソーセージと野菜の炒め物、辛ラーメンなど。ドリンクはジンジャエール、ミネラルウォーター、牛乳、ビール、ワイン、ウイスキーなどがありました。
個人的に、ブロッコリーとチーズのポタージュスープが美味しかったです。
金浦空港のアシアナラウンジは、羽田空港のANAラウンジと比較すると、シャワールームが無く、軽食メニューのラインナップも少ない印象です。とはいえ、フライト前にゆっくり時間を過ごせます。
ちなみに、仁川空港のラウンジの方がフード、ドリンク、設備がもっと充実しているようです。
出発時刻の約30分前には搭乗開始の案内が流れます。ビジネスクラスは優先搭乗ができるので、列をスルーして機内へと向かいます。
帰りの機材は行きと同じA-330 でした。
ビジネスクラスの機内食
行きと同じように、離陸してほどなく、CAさんがメニュー表を持ってきてくれるので、料理とドリンクをオーダーします。
機内食の評判が高いアシアナ航空ですが、特にソウル発の便では韓国料理メニューが美味しい!と多くの人が絶賛しています。洋食と韓食を選べるのですが、迷わず韓食を選択しました。この日はサムパブでした。
シャキシャキ野菜にご飯、プルコギ、肉味噌、キムチなどをのせて、包んでいただくのですが、これがもう絶品!今まで食べた他の航空会社の機内食と比較しても、ダントツに美味しかったです。
サンチュやエゴマの葉など、野菜の種類がたくさんあり、包んで食べるというアクティビティ的な要素もあって、楽しみながら食べました。肉味噌、買って帰りたいほどうまかった(笑)。
飲み物はソフトドリンクのほか、ビールやワイン、各種酒類も頼めます。せっかくなのでシャンパンをいただきました。
コーヒーのサーブもあるので、遠慮なくいただきました。ごちそうさまでした。
機内食の美味しさの感動にひたっていたら、もう着陸態勢に入るとのアナウンスが。2時間のフライトはあっという間です。CAさんに「カムサハムニダ」と伝え、羽田空港に帰ってきました。
出入国時に必要なこと
出入国時の手続きは常に変わるので、必ず最新情報を確認してください。
日本→韓国へ入国するとき(観光)
【2023年7月15日~】機内で書くもの(紙)は、入国カードだけです。
※検疫事前入力システム(Q-CODE)も必要なくなりました。
※税関申告書も原則廃止されています。税関申告物品がある人に限り、オンラインまたは紙の申告書を提出します。
【2023年6月】PCR検査なし&ビザなし&渡航認証(K-ETA)も免除されています。機内で書くもの(紙)は、入国カードと健康状態質問書です。
健康状態質問書(検疫)は、事前に「検疫事前入力システム(Q-CODE)」を登録しておくと、紙の記入は必要ありません。入国時にQRコードを提示すればOKです。
※実際にやってみたら、滞在先の住所入力でつまづきました。「みにゅ」さんのサイトが役に立ちました。
(参考)【韓国】Q-CODE住所入力できない&対処法をまとめ!
韓国→日本へ帰国するとき
【2023年6月現在】機内で書くもの(紙)は、携帯品・別送品申告書だけです。入国カードも不要です。
紙の申告書の代わりに「Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)」で電子申請しておいて、帰国時にQRコードを提示する方法もあります。
特典航空券に必要なマイル数
●ANA 提携航空会社 特典航空券の必要マイル(日本↔韓国)
エアージャパン運航便とアシアナ航空を利用できます。行き帰りで異なる航空会社にすることもできます。
■詳細はこちら
→ 提携航空会社特典航空券(ANA)
ちなみに、ローシーズンに行き帰りどちらもANAを利用すると、少ないマイル数で利用できます。
●ANA 国際線 特典航空券の必要マイル(日本↔韓国)
必要なマイル数は、搭乗日のシーズンによって異なるので、必ずチェックしてください。
■詳細はこちら
→ 国際線特典航空券(ANA)
まとめ
これまでアシアナ航空のエコノミークラスを利用したことはあったのですが、今回、初めて〈A330-300〉のビジネスクラスに乗ってみました。
・見た目より座席幅に余裕があり、満席でも窮屈な感じがしない空間に驚き!
・機内食は評判通りとても美味しく、特にサムパブは感動するほど大満足!
・ANAとアシアナのラウンジが利用でき、フライト前に軽食やお酒が楽しめる!
などなど。
様々な優遇やサービスで、ちょっぴり贅沢な大人の一人旅を体験できました。自分自身が時間に余裕を持って行動したからということもあるかもしれませんが、移動の疲れ具合がエコノミークラスとはまったく違いました。
設備やサービス、CAさんの対応においても、自分の気持ちに余裕ができるからか、ほしいことがあれば「●●できますか?」と素直にリクエストできたり、1つ1つのサービスに「●●してくれてありがとう」という、ポジティブな気持ちでいられたことも発見でした。
フライトが単なる移動ではなく、旅行の一部として楽しめる時間になったことは間違いありません。
サービスも機内食もとても良かったので、アシアナ航空はこれからも使いたい航空会社の1つです。個人的にはスターアライアンスメンバーで残ってほしいと願っています!
※成田ー仁川便〈A-380-800〉オール2階建てのビジネスクラスはこちら。
⚠️韓国ではGoogleマップの徒歩ルート検索ができないので、NAVER Map(ネイバーマップ)アプリをダウンロードしておくと便利です。
航空券・ホテル・ツアーの予約
韓国でおすすめのお土産
「Olive Young のスキンケア&コスメ用品」
韓国で男女問わず大人気のヘルス&ビューティストア「オリーブヤング」。ソウル駅や仁川空港にも店舗がありますが、買いきれなかったものがあればこちらで