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マナカードの世界 No.20 – IWI(イヴィ)

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マナカード IWI(イヴィ)

No.20 – IWI(イヴィ)のキーワードは、尊敬(骨)

ハワイ語でIWI(イヴィ)とは骨のこと。骨は腐敗しないので、神聖なものとして大切に扱われました。

このカードの公式メッセージは「自分の骨の世話をしなさい」です。
ちょっと怖い感じもしますが、意味を紐解いていってみましょう。

カードは夜の航海シーンです。アウトリガーカヌーに乗せられているのは、布(タパ)に包まれた亡骸。そこから立ち上っているのは魂です。カヌーに寄り添うサメ(守護神マノ)には、亡骸を包んだタパの模様が映っています。

マナカードに描かれている植物

ティ:浄化の儀式などに使われる神聖な植物  ©崎津 鮠太郎
アぺ(クワズイモ)
アぺ(クワズイモ):大きな葉は邪悪なスピリットから保護を意味する

イヴィからのメッセージ

公式メッセージ「自分の骨の世話をしなさい」ですが、この「骨」という言葉を、カードのキーワード「尊敬」に置き換えてみましょう。

「自分の尊敬の世話をしなさい」

このカードは、自分への尊敬が足りないんじゃない?と教えてくれています。

自分への尊敬とは、
・自分の「好き」を大切にして、率直で正直に話せる
・「なりたい自分」に向かって、自らの意思で行動できる
そういう生き方です。

ひと言で言ってしまえば「自分の好きなことをして生きていく」ということになります。が、それは「自己中心的な生き方」とは違います。その違いは何でしょうか?

それが、自分を尊敬しているかどうかなんです。

というのも、自分への尊敬があれば、自分の言動は無意識に、自分の可能性を開拓し、理想の姿に向けて成長していくものになっているからです。

そして、そんなあなたの姿が、周りの人にも勇気や成長を与えることになります。

一方で、ジコチューは他人の犠牲を伴うので、そこに成長はありません。

周りの要求に応えようと、頑張り過ぎていませんか?

実は、私がカウンセリングをしていてよく感じることがあります。それは「謙虚さ」がエスカレートし過ぎて、「自分への尊敬」と「ジコチュー」との違いが分からなくなってしまっている方が多いことです。

優しい人ほど陥りやすいです。

世の為、人の為、社会の役に立ちたい、人に喜んでもらいたい、そのような思いや行動はすばらしいことだと思います。

他人から良い評価を受けることをしている。それなのに「私はしんどい」とか「私は満たされていない」「日常にワクワクがない」と感じていることはありませんか?

自己犠牲で自分が疲れてしまっていては、せっかくのすばらしいことも効果半減です。

そんなときには、ぜひ自分自身を褒める練習をしてみてください。

「今日一日よく頑張った、えらい。」
「今日部屋の掃除をした、えらい。」
「今日歯を磨いた、えらい。」

当たり前のことだけど、その「当たり前をちゃんとできた」ことを1つ1つ認識して、褒めてあげるんです。最初は小恥ずかしいのですが、自分への尊敬を回復させる、よいリハビリになりますよ。

まとめ

人に喜んでもらうためには、まず「自分を尊敬すること」が先です。
尊敬がもたらす嬉しさや喜びを、「自分自身を尊敬する」ことで確かめてみましょう。

もし、自分への尊敬を忘れちゃっていたことに気づいたときは、

・思い切って周りを考えずに、自分のやりたいことだけに集中してみる
・自分の要求を伝えてみる(善悪をつけたり、他人を批判したりしないで、ただ自分の思いを伝える)

ことをやってみてください。それは決して、自己中ではありませんから、安心して。

最優先すべきは、あなた自身が幸せで輝いていること。

そして、周りの人にその幸せをおすそわけしてあげてください。

◎ハワイの神話を知ると、マナカードのメッセージがもっと分かりやすくなります。こちらおすすめの本です。

 

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