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マナカードの世界 No.35 – MAUI(マウイ)

35番MAUIマウイのマナカード マナカード
35番MAUIマウイのマナカード

No.35-MAUI(マウイ)のキーワードは、トリックスター

トリックスターとは、物語の中で、悪ふざけがすぎて、秩序を破って、大混乱を起こす原因となる奴です。絶対出てくる、こういう奴!

でも結果的に、コイツが起こした混乱がきっかけになって、今までにない解決策や新しいルールができる。みんなハッピー、めでたしめでたしという展開が多いものです。

マウイって何者?

マウイはハワイ神話のトリックスターです。月の女神ヒナ(No.41-HINA)と人間の父との間に生まれたハーフで、半神半人のヒーロー。母親のヒナを苦しめた邪悪なモオ(No.29-MO‘O)を退治するという、心優しくも勇敢なヤツです。

半分神様なので魔法のような力も持っていますが、半分人間なので間違いもするし、挫折もします。

ハワイ諸島を釣りあげたり、太陽を捕まえて昼間を長くしてみたりと、多くの大功績を残しています。

カードには、頭を半分雲の中に突っ込んで、それまで低かった空を持ち上げて高くしようとする姿が描かれています。マナカードNo.25-HULU(フル)もマウイにまつわるお話でしたね。

中でも、天気予報になる凧をつくり、人々の生活に大いに役立ったというラアマオマオの話(No.10-LA‘AMAOMAO)は良く知られています。暴風を起こしてタロ畑を全滅させてしまい、大反省してからのリベンジだったという前振りがありますが(笑)。

マナカードでマウイが立っている場所:マウイ島のカウイキの丘 写真:all hawaii
ハワイの植物ウィリウィリ(デイゴ)
変化する渦巻く風を意味するウィリウィリ 写真:崎津 鮠太郎

マウイが教えてくれるメッセージ

そんなマウイから学ぶことは、「新しいこと始めるのに、ノーリスクなんてない」ということです。

リスクを受け止めて、行動をしたからこそ、新しいことが生まれるのです。もし失敗したとしても、それはうまくいかない方法を1つ潰したという功績になります。

思い悩んで一歩踏み出せない時ってもちろんありますよね。そういう時はだいたい、自分が変わることを怖がっている。自分が今と変わらないでいるための理由を一生懸命に考えていたりします。

自分や相手のことをああでもない、こうでもないと「深刻に色々と考えすぎて、身動きをとれなくしているのは、自分自身じゃないですか?」というサインを出してくれています。

とはいっても、そんな簡単に言うなよ!って思うかもしれません。

そういう時は、今までの自分と正反対の行動をとってみましょう。

例えば、完璧に準備しないと行動しない人は、見切り発車でもいいから動きだしてみる。いつもと違う判断や行動が、ワクワク、ドキドキ、新しい展開を招いてくれるようです。

まとめ

マウイはできない理由を探すのではなく、どうやったらできるか?を考え、夢中になってやります。

真剣に遊ぶ!大人になってだんだん難しくなりますが、とても大事なことです。 いろいろ試したり確かめたり、探究する中で、物事の特性や法則性に気づいていきます。ある意味、いまの時代の大人に必要な訓練かもしれません。

一生懸命お茶目してみてください(笑)。例え失敗したとしても、間違ったとしても、一生懸命やっている姿だったり、一生懸命やった結果であれば、だれも憎まない、憎めないのです。茶目っ気はたっぷり目でちょうどいいかもしれません。

冒険してみよう、気楽にやってみよう!
勇気を持って大胆に、いろんなことにチャレンジしてみるのが良さそうです。

  

◎ハワイの神話を知ると、マナカードのメッセージがもっと分かりやすくなります。こちらおすすめの本です。

ハワイの旅情報はこちら

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