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マナカードの世界 No.29 – MO‘O(モオ)

29番MOOモオのマナカード マナカード
29番MOOモオのマナカード

No.29- MO‘O(モオ)のキーワードは、

公式メッセージは「魔術者に気をつけなさい。魔術者に気をつけなさい。」です。2回も同じ言葉が繰り返されていて、どんだけ気をつけなあかんねん!と突っ込みたくなりますが、とても大切なことに気がつかせてくれるカードなんです。

MO‘O(モオ)とはハワイ語でヤモリを指します。ヤモリは家を守る先祖の神としてハワイでは大切に扱われています。しかし、カードのモオはデカい!小さなヤモリとは似ても似つかない姿ですが…。

モオって何者?

実は、モオはハワイ神話の中で、ドラゴン、蛇、水の精、霧や激しい雨といったように、さまざまな姿で登場します。

最も知られている姿は大トカゲのような怪物。自分の陣地に入って来る者を襲う、恐ろしい存在として描かれていることが多いようです。女神ヒナ(No.41-HINA)を苦しめた邪悪なモオを、息子のマウイ君(No.35‐MAUI)が退治するというお話などもあります。

カードには泉のほとりに髪をなびかせた女性が座っていますが、これはモオが化けた姿です。あまりに魅力的な姿に、男性が騙され恋に落ちたという物語もあります。

ヒイアカ(No.6-HI‘IAKA)のカードでもご紹介していますが、火山の女神ペレ(No.22-PELE)の妹ヒイアカが、ハワイ島からカウアイ島へと旅をする途中で、モオと戦った物語があります。

ヒイアカからするとモオは道中でいきなり襲ってきた怪物なわけですが、モオにとってみれば、ヒイアカの方がいきなり自分のテリトリーに入ってきた侵入者だったりするわけです。

モオは自分のテリトリーが侵されることを恐れ、やられる前にやっちまえ!とばかりにヒイアカを攻撃したのですが、逆にモオはヒイアカにやられてしまいます(悲)。

描かれている植物たち

カードに描かれているモオが持っているものは網です。その網を作る材料となるイエイエ、オロナ、ウレイの植物も描かれています。

ハワイの植物イエイエ
イエイエ:網を作る材料となる ©崎津 鮠太郎
ハワイの植物ククイの花
ククイ:モオやカマプアアの化身と言われる ©崎津 鮠太郎

モオからのメッセージ

カードに描かれたモオは黒い川に網を仕掛けていて、そこに何やら光るものが引っかかっています。これは「魂」を表しています。黒は「無意識の世界」を表しているので、無意識の中にある魂が、モオの罠(網)に捕らえられているわけです。

それが意味することとは、
「恐れや不安から生じる思い込み」をしていませんか?

そしてもう1つ、
「本物(本当)じゃないことを、本物(本当)だと信じてしまう思い込み」をしていませんか?

先ほど紹介したモオに関する物語から学べることなんですね。やられる前にやっちまえ的な行動に走ったり、モオの化けた姿に騙されてしまったり。

モオのカードは、人はこの「無意識の罠」にはまってしまいやすいので、気をつけましょうと忠告してくれています。

自分自身が勝手に膨らませたネガティブな想像、他人から言われた思いやりのない言葉、事実無根な噂話、そういった「罠」に「魂(=自分自身のココロ)」が、いちいち揺さぶられないように!って教えてくれているんです。

また、固定観念に縛られることは、変化を怖がっていたり、自信が無い状態だったりします。

ネガティブな思考から生まれた言動は、本当のことが見えなくなってしまいやすいです。このカードが出たら、甘~い誘惑めいた言葉にも注意してくださいね。

「嫌われたくない」もほどほどに!

私がカウンセリングをしていてよく感じることがあります。それは「私のコトどう思ってるんだろう?」を気にしすぎる方が多いことです。

無意識の中に「嫌われたくない」意識がドーンと居座っていて、考えや行動がそこから発信されているんですね。すると「変な目で見られたらどうしよう」「断られたらどうしよう」といったように、自分を抑えこんでしまう発想と行動がどんどんがエスカレートしていきます。

冷静に考えると、どうしようって考えたところで、どうしようもないんですけどね。

嫌われたくない気持ちが強いということは、自分の評価を相手に委ねてしまっている状態だと言えます。「相手の評価」が「自分自身の評価」となってしまっています。

そんなときは、逆転の発想カードというアイテムを使ってみてください。
「欠点だと思っていたことは個性です」
「こう思う人もいれば、ああ思う人もいるんじゃない?」

今までこうあるべきと思っていたことや、これまでの善悪の価値観が、少しでも崩れた感じがしてきたら、突破口を見出した証拠です。

その上で、自分が本当にやりたいことや望むことを正直に行動してみてください。

まとめ

「魔術者に気をつけなさい」

その魔術者とは、自分自身が仕掛けている「恐れの罠」のことでした。

他人のネガティブな言葉に惑わされないようにしましょう。
固定概念がステップアップを邪魔してますよ。

そんなとき、モオが出てきてくれます。

そこに気づいたならば、
「他人のことをあれこれ考えられるくらい暇なのね」
「それってどうでもいいことじゃないですか」
って対処するくらいでちょうどいいです。

そして、自分が他人に対して発する言葉にも気をつけたいものです。

自分が自分に対してネガティブ攻撃することはやめて、今こそ、自分への尊敬を取り戻そう。
モオはそう言ってくれていますよ。
 

◎ハワイの神話を知ると、マナカードのメッセージがもっと分かりやすくなります。こちらおすすめの本です。

ハワイの旅情報はこちら

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