~〈宿泊記〉コスパ最高!明洞まで約20分の郊外タウンにある、安心して宿泊できる日系ビジネスホテル。
気軽に行ける海外旅行先として人気の韓国ですが、ソウル中心部のホテル宿泊料金が高騰していてビックリ。
一人あたり1泊1万円以下の予算で、清潔で安心して宿泊できるホテルはないだろうか?と探してみたところ、ソウル中心部からちょっと足を伸ばすだけで、その願いを叶えてくれるホテルがありました。
明洞から地下鉄で約20分の郊外にある「ホテル東横INNソウル永登浦(ヨンドゥンポ)」です。実際に泊まってみたので、その様子をご紹介します。
ホテル概要
東横INNソウル永登浦は、2019年12月オープンの比較的新しいホテル。標準的な設備が整い、清潔で安心して宿泊できる3つ星ホテルです。
日本でおなじみのビジネスホテル「東横イン」ですが、実は韓国にも10店舗以上あり、日本国内とほぼ同じ仕様とサービスが提供されています。
建物は18階建て、客室数は372室。シングルが約200室、エコノミーダブル、ダブル、ツインがそれぞれ50~60室ほどあります。
宿泊料金は標準時で6万ウォン~8万ウォン台と、リーズナブルな価格設定です。
日本語対応が可能なスタッフさんもいらっしゃるので、初めての韓国旅行でも安心して宿泊できます。
東横インと言えば、無料の朝食サービスが魅力の1つ。韓国の東横インでも提供されています。
高級ホテルの朝食ビュッフェとまではいきませんが、無料のサービスとは思えないほどの品数で、口コミでも高評価です。
最寄りの地下鉄5号線新吉(シンギル)駅までは徒歩5分。ホテル周辺にはコンビニやカフェ、飲食店などが点在していて、利便性も良いホテルです。
チェックイン〜客室まで
1階のフロントロビーはとても明るく、日本語を話せるスタッフさんがいらっしゃいます。
チェックインは16:00とやや遅めですが、早めに到着しても荷物を預かってくれます。
アメニティはフロント横に、部屋着(ズボン無し)、石鹸、コーム、緑茶のティーバッグが用意されています。
歯磨きセットはアメニティに無いので、持参していない場合は自販機で購入します。フロントでビールや焼酎なども販売しています。
エレベーターは4機あり、朝の混雑時にはとてもありがたい。
エレベーターはルームキーをタッチしてから、上下のボタンを押すタイプですが、1機ずつ独立して動いているので、それぞれボタンを押す必要があります。
廊下の装飾はいたってシンプルながら、清潔感があります。
東横INNソウル永登浦 の部屋
今回は、シングルルームに宿泊しました。12㎡のコンパクトな部屋ですが、明るくて清潔感があります。日本国内の東横インとほぼ同じ仕様です。
ベッドはダブルサイズで余裕があります。下に荷物を収納できるスペースがあるので、スーツケースを置いて引出しのようにして使えば、空間を有効活用できます。
クローゼットと衣類消臭スプレーは無く、壁にハンガーラックがあります。
ベッド横にスマホが充電できるUSBポートと小さな棚、読書灯があるのはとても便利です。Wi-Fi のつながりも良かったです。
デスクには加湿器、ドライヤー、ポットとマグカップ、セーフティーボックスが備わり、スリッパと靴ベラが横に掛かっています。
冷蔵庫はOFFになっているので、庫内のつまみを回して設定します。
デスクの電源コンセントはUSBポートと韓国式(SEまたはCタイプ)です。日本のコンセントは使えないので、プラグを用意しておきましょう。
ミネラルウォーターのペットボトル(無料)は毎日1本補充してくれます。
今回泊まった部屋は11階でした。窓からの眺望は、隣のホテルの壁に半分視界を遮られていました。
ちょっとした空間があるので、すぐ壁!ということは避けられそうですが、部屋によっては眺望を期待できないかもしれません。
どうしても外の景色が見える部屋がいい!という場合は、予約時にリクエストしてみてください。
バスルームとアメニティ
アメニティはフロント横にある、部屋着(ズボン無し)、石鹸、コーム、緑茶のティーバッグなどを取ってきます。歯磨きセットは無いので、持参していない場合は自販機で購入します。
シャワーの水圧は若干弱めでしたが、困るほどではありません。バスタブは足を軽く伸ばせるくらいゆとりがあります。シャンプー・リンス・ボディソープは備え付け。物干しロープも付いています。
海外でウォシュレット付きのトイレは嬉しいポイントです。
⚠️【歯ブラシセット】韓国では法律により、大型ホテルでは使い捨ての衛生用品(歯ブラシやシェーバーなど)を無償提供できないことになっています。
滞在中に気になったこと
・連泊する際には、掃除ありにすると10時〜16時部屋に入れません。
清掃、タオル交換、備品の追加をしてくれますが、ベッドシーツは整えるだけで、交換は4日おきにされます。シーツを交換してほしい場合は、フロントにリクエストしてみてください。
掃除無しにすると、部屋に自由に出入りできます。タオル類はドア前に置いてくれます。
館内施設
1階フロントロビーにはコーヒーマシーンと、コインランドリー、トイレがあります。
コーヒーマシーンの利用は朝10:00までの限定なので、お出かけ前のモーニングコーヒーに良いかと。
フロント横にコインランドリーがあります。上が乾燥機で下が洗濯機です。簡単な日本語訳もついています。
〈喫煙所〉客室内は全室禁煙です。ホテルの建物内に喫煙所はありません。屋外での喫煙はOKなので、一服したい方は携帯灰皿を持って外へ出ましょう。
宿泊時の食事
東横インの嬉しいサービスの1つ。無料の朝食ビュッフェがあります。提供時間は7:00~9:30です。
2階の朝食会場は明るく広い空間で、朝から気持ち良く食事ができます。
ご飯は白ご飯・雑穀米・お粥の3種類、味噌汁はテンジャンチゲ、韓国海苔にキムチと、韓国風朝ごはんをいただけます。
ホットミール(おかず)は毎日違うメニューが提供されています。
他にも、パン、シリアル、サラダ、フルーツ、ヨーグルト、コーヒー、ジュースなど、韓食にも洋食にも対応しています。
ラグジュアリーホテルの豪華朝食とまではいきませんが、無料サービスとは思えないほど充実しています。
ロケーション
地下鉄1号線の永登浦(ヨンドゥンポ)駅と新吉(シンギル)駅のちょうど中間あたりに位置しています。新吉駅には地下鉄5号線も乗り入れており、3番出口がホテルの最寄りです。
地下鉄5号線 新吉駅から
地下鉄5号線で、金浦空港、鍾路、東大門へは乗り換えなし。新吉駅周辺はアパートが立ち並ぶ静かな街で、コンビニやカフェが点在しています。
新吉駅3番出口はおしゃれなデザインで、小さな公園の中にあります。
エスカーター、エレベーターが設置してあるので、荷物があっても大丈夫です。
●新吉駅には地下鉄1号線も停まりますが、3番出口からはやや離れています。
地下鉄1号線・空港リムジンバス 永登浦駅から
地下鉄1号線で、ソウル駅(都心空港ターミナル、南大門市場)、市庁(明洞周辺)、東大門へは乗り換えなし。永登浦駅周辺は、大型ショッピングモールや地下街、市場もあり、多くの人でにぎわっています。
永登浦駅の地上改札を出たら、タイムズスクエア方面のエスカレーターを降りて、右方向へ進みます。
地下からは5番出口を出て、そのまま直進します。
■仁川国際空港から
①仁川空港リムジンバス(6007番:仁川⇔汝矣島):「1号線 永登浦駅/フェアフィールドホテル」バス停が便利です。約40~50分おきの運行で、所要時間は約60分です。
⚠️6007番バスには前売予約券はありません。当日チケット売場で購入するか、車内で運賃を支払います。
②空港鉄道の直通列車(エクスプレス):ソウル駅で、地下鉄1号線に乗り換え。
⚠️【KKday】や【KLOOK】などのチケットサイトを利用して、事前購入しておくのがおすすめです。
③空港鉄道の一般列車(各駅停車):金浦空港駅、または孔徳駅で、地下鉄5号線に乗り換え。
■金浦空港から
①地下鉄5号線で乗り換えなし。
■ 交通チケットは事前購入がお得です!
→ 仁川空港↔ソウル駅|直通列車乗車券予約
→ 仁川空港↔ソウル市内|リムジンバス予約
⚠️6007番バスには前売予約券はありません。
■ ホテルまで直行したい方は、貸切の送迎サービスが便利です。
→ 仁川空港・金浦空港|空港送迎サービスを詳しく見る
ホテル周辺情報
永登浦駅周辺は再開発が進み、デパートや巨大ショッピングモールが整備されています。また、昔ながらの繁華街も残っています。日本人観光客はあまり多くないようで、韓国の日常を感じられる街です。
ホテルのすぐ横に、コンビニ「CU」があります。ホテルの徒歩5分圏内に、セブンイレブン、GS25など、コンビニはたくさんあります。
ホテル前の横断歩道を渡ると、カフェがあります。永登浦駅までの大通り沿いには、飲食店やカフェがたくさんあります。
永登浦駅にはロッテ百貨店が併設されています。オリーブヤングもあります。
駅前には新世界百貨店やEマートなどが入った巨大ショッピングモール「タイムズスクエア」(韓国語ではタイムスクエア)があり、買い物や食事にも困りません。
永登浦駅から永登浦市場まで約1kmに渡り、永登浦地下街が続いています。衣類・靴・カバン・コスメなど何でもあります。掘り出し物が見つかるかもしれません。
駅前の路地を入ると、昔ながらの繁華街になっています。サムギョプサルやスンデ料理の店が多いようです。
熟成サムギョプサルの人気店「マグッカンセンコギ」に行きましたが、美味しかったですよ。
韓国の国会議事堂やKBSテレビがあり、高層ビルが立ち並ぶ、汝矣島(ヨイド)にもほど近い立地です。ソウル市内が一望できる、「63ビルディング」の展望台は人気の夜景スポットです。
天気の良い日なら、漢江沿いの公園でのんびり過ごしたり、遊覧船に乗るのもおすすめです。
まとめ
ホテル東横INNソウル永登浦(ヨンドゥンポ)に宿泊してみた正直な感想を述べると、
●良かった点
・日本のビジネスホテルと変わらない感覚で安心して利用できる
・コスパ良し!無料朝食付きでリーズナブルに宿泊できる
・駅から近く、ホテル周辺にはコンビニや飲食店も多くて便利
・バスタブとウォシュレット完備はありがたい!
●イマイチ点
・連泊時のシーツ交換が4日ごと(必要な場合はフロントに相談可)
・チェックインが16:00とやや遅い(荷物は預かってもらえる)
・ソウル中心部からちょっと遠い(地下鉄で約20分)
地下鉄1号線はソウル駅の手前まで地上を走っていて、街並みや広大な漢江、韓国版新幹線KTXと並走するシーンなどを見ることができました。車窓を眺めていると、あっという間にソウルの中心部に着くので、特に不便を感じることはありませんでした。
また、観光客の多いソウル中心部ではなく、郊外のビジネスホテルに宿泊することで、韓国の日常生活を垣間見ることができたのも新鮮でした。
個人的に、日本のクオリティを海外のホテルに求めるのは野暮なこと…という前提でおりますが、東横INNソウル永登浦では、日本と同じような感覚でサービスを受けることができました。海外の滞在先で、異文化のストレスが無いというのは、とてもありがたいことです。
東横INNソウル永登浦は、手入れが行き届いており、日本語を話せるスタッフの方もいて(日本語を勉強されたことに感謝です)、安心して宿泊することができるホテルです。中長期滞在にもおすすめ!
ソウルへの旅行を検討されている方に、ホテル選びの参考になれば嬉しいです。
・楽天トラベルで 東横INNソウル永登浦 を予約する
・Agodaで 東横INNソウル永登浦 を予約する
・Expediaで 東横INNソウル永登浦 を予約する
⚠️海外ホテルの予約の際には、〈サービス料〉と〈税金〉込みの料金か、別途かをちゃんと確認しましょう。
●航空券とホテルを別々に予約する方へ
東横イン公式サイトで予約し、ホテルで現金またはクレジットカードで支払う場合、支払い後にタックスリファンド伝票をもらうことができます。帰国時に空港のリファンドカウンターで還付金(4~7%程度)が戻ってきます。また、アシアナ航空の半券を提示すると、5%OFFになります。
■ホテル情報
東横イン ソウル永登浦
Toyoko Inn Seoul Yeongdeungpo|토요코인 서울 영등포점
ソウル特別市 永登浦区 永登浦洞1街 106
ホームページ
≪チェックイン/チェックアウト≫ 16:00/10:00
≪アクセス≫ 地下鉄5号線 新吉駅から徒歩約5分、地下鉄1号線 永登浦駅から徒歩約7分
≪Naver Map≫ https://naver.me/xKQFyPaU
⚠️韓国ではGoogleマップの徒歩ルート検索ができないので、NAVER Map(ネイバーマップ)アプリをダウンロードしておくと便利です。
航空券・ホテル・ツアーの予約
Kリムジンバスや空港鉄道(直通列車)の交通チケットは、KKdayやKLOOKなどのチケットサイトから、事前購入しておくのがおすすめです。
■ 交通チケットは事前購入がお得です!
→ 仁川空港↔ソウル駅|直通列車乗車券予約
→ 仁川空港↔ソウル市内|リムジンバス予約
→ 空港鉄道+京成スカイライナー 割引券予約
韓国でおすすめのお土産
「すりおろし梨ジュース」
コンビニにも売ってます。果肉がたくさん入っていて、とっても美味しい!お土産にしたいけど重いので、通販使ってダース買いしてます。