~ ニュージーランドはでっかいどう!?ニュージーランド国内を移動するには、距離感に気をつけて!
オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、クイーンズタウンなど、せっかくニュージーランド旅行に行くのなら、いろんな場所を巡ってみたいと思いますよね。
ニュージーランドには素晴らしい街や観光スポットがたくさんあるのですが、各拠点間の距離感がわからないと、無謀な旅行計画を立ててしまいがちです。
実際にニュージーランドを旅してみて分かったことや、都市間移動の際に知っておくと便利なことなどをザックリとまとめてみました。
それぞれの都市間の距離が長い!
実はとっても広いニュージーランド。日本より面積が小さいからと侮ってはいけないんです!
ニュージーランドの各都市の移動距離を、東京からどのくらいになるかを比較してみます。
●オークランド ↔ ウェリントン
約640㎞
東京 ↔ 岡山県、青森県あたり
●ウェリントン ↔ クライストチャーチ
約400㎞
東京 ↔ 滋賀県、宮城県あたり
●クライストチャーチ ↔ クイーンズタウン
約480㎞
東京 ↔ 大阪府、岩手県あたり
どうでしょうか?意外に遠いな!と思いませんでしたか。
余談かもしれませんが、北海道へ初めて旅行する方が、函館ー札幌ー旭川ー釧路といった各都市の距離が、イメージしていたよりもはるかに離れていて驚いたという情報をよく目にします。そんな感覚に似ているかもしれません。
新幹線や高速鉄道は無い!
例えば、オークランド ↔ ウェリントンを移動する場合、鉄道やバスで約12時間かかります。
えっ、12時間も!?と思われるかもしれませんが、東京から岡山まで長距離バスで行くとか、新幹線を使わずに在来線で行くようなイメージです。そう思えば納得します。
ニュージーランドには、新幹線や高速鉄道は無いので、都市間移動の選択肢は以下の4つです。
① 飛行機
② 長距離バス
③ 長距離鉄道(観光列車)
④ レンタカー
正直言って、飛行機以外の交通手段は、思っている以上に時間がかかります。
●オークランド ↔ ウェリントン
バス:約12時間
飛行機:約1時間
●ウェリントン ↔ クライストチャーチ
フェリー+鉄道:約11時間
飛行機:約50分
●クライストチャーチ ↔ クイーンズタウン
バス:約8時間
飛行機:約1時間
・移動時間を短縮するなら飛行機一択
・料金を節約するならバス一択
・ゆっくりのんびり風景を楽しみながら移動するなら鉄道
・いろいろなところを巡るならレンタカー
ということになります。
鉄道・バスは遅延する
日本ほど時間に正確に交通機関が運行されている国は、世界中どこにも無いといって過言ではないと思います。日本の正確さが特別なんです。
ニュージーランドもけっこう大らかなお国柄ですからね、遅延はよくあります。
路線バスだと1便来なかったり、逆に時間より早く出発してたりってことも実際にあります。
長距離バス・鉄道の場合、数時間の遅延や臨時運休が発生することもあります。
・最新情報を確認できるように、運行会社のホームページや問合せ先を保存しておく
・ホテルのチェックインに間に合わないといった時のために、連絡先を保存しておく
とよいでしょう。
また、都市間移動の日の旅程は、だいぶゆとりを持ったスケジュールで組み立てておくことをおすすめします。
車での移動は準備万端に!
ニュージーランドの人口は約520万人。日本と比較すると、面積は70%ほどですが、人口は4%しかいないんです。言い換えると、人が住んでいない土地が多いということです。
特に人口密度が低い南島の場合は、隣の街まで100㎞以上離れているとかふつうにあります。
給油と休憩はこまめにとる
街と街の間は、牧草地に羊と馬、山や丘といった大自然の風景が延々と続きます。人間はほぼ見かけません。ようやく人が住む建物が見えてくると、ホッと安心するような気持ちになるくらいです。
いったん街を離れると、次の街までガソリンスタンドやコンビニはありません。
レンタカーや長距離バスなど、車で移動する場合には、街に立ち寄った際に、給油、トイレ休憩、飲み物と食料の調達を、こまめにしておきましょう。
夜間の運転は避けた方が良い
街灯がない区間も多く、夜は真っ暗で道が見えないこともあります。橋が工事中だったり、国道を走っていても急に未舗装になったりという箇所がいくつもあります。
特に、夜霧が発生してしまうと何も見えなくなって非常に危険です。レンタカーを運転する際には、夜間の長距離移動は避けるようスケジュールを組んでください。
まとめ
ニュージーランドは都市間の距離がけっこう離れています。移動には時間がかかるので、雄大な景色を楽しみながら、のんびり過ごすことをどれだけできるか?が、ニュージーランドの旅の秘訣になってきます。
●日本からのフライトで到着する日(初日)
オークランドやクライストチャーチで少なくとも1泊して、翌日からの旅に備えましょう。長時間のフライトの疲れを癒すことにもなります。
●ニュージーランド国内を移動する日
長距離バスや鉄道で移動する場合は、移動することを楽しむ日とします。その日は交通機関が数時間遅延しても大丈夫なように、スケジュールに余裕を持たせておくことも大事なポイントです。
レンタカーの方は、特に夜間に運転することがないように、無理のない走行距離距離とルート選定をしてください。途中の街でこまめな休憩と給油も忘れずに!
日本の公共交通機関の時間の正確さやきめ細かなサービスは、世界的にありえないレベルだと言われています。なので、ニュージーランドに限ったことではありませんが、日本の感覚をそのまま持ち込むとどうしても不便なところが目立ってしまい、せっかくの旅行が気苦労で終わってしまいかねません。
待つ時間やちょっとした不便さを楽しめるくらいの余裕を持って、ニュージーランドを楽しんでくださいね。日本に帰国すると、少しおおらかになった自分に気づくはずです。
あとがき
ニュージーランドは、私が大学生だった時に人生で初めて訪れた外国です。その数年後、ワーキングホリデーで再訪し、クライストチャーチに1年間住んでいました。レンタカーを借りて南島、北島を一周したり、鉄道縦断の旅をしたのは良い思い出です。いつかまた行きたいと思いながら、2024年に3回目の訪問が叶いましたので、最新情報を交えながら滞在記をレポートしていきます。
出発前に、ニュージーランド旅行の必須アイテムをチェック!
・電子渡航認証(NZeTA)を申請・取得する
・入国審査カード(NZTD)を提出する
▶ニュージーランドで使える eSIM を予約する
▶Amazonでニュージーランドのお土産を購入する
▶KLOOKのTravelPass で、現地ツアーやテーマパークのチケットを簡単に予約する
■ 空港からホテルまで直行できる送迎サービスもあります。
・クライストチャーチ空港〜市内|空港送迎サービス
・オークランド空港〜市内|空港送迎サービス