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休日おでかけパス|宇都宮ライトラインと餃子を堪能する日帰り一人旅

∎国内旅行記

~ 土休日に東京・神奈川・千葉・埼玉エリアを日帰り旅行。JRが乗り降り自由なお得なきっぷ(+ちょい足し)で、宇都宮を旅するモデルプラン旅行記

JR東日本が発売している「休日おでかけパス」という割引きっぷをご存知でしょうか?土休日に東京・神奈川・千葉・埼玉エリアの日帰り旅行にぴったりな、便利でお得なフリーきっぷです。

今回「休日おでかけパス」を使って、横浜から栃木県宇都宮市を訪れてきました。2023年8月に開業した「宇都宮ライトライン」に乗車したり、名物の餃子を堪能したりと充実の日帰り旅行になりました。

きっぷの買い方や、ちょい足し乗りする時の注意点、知っておくと便利なことなど、実際に使ってみていろいろ発見があったのでご紹介します。

休日おでかけパスとは?

東京近郊のJR線(普通と快速)、東京臨海高速鉄道線(りんかい線)、東京モノレール線が、土休日の1日間乗り降り自由になるきっぷです。

値段は2,720円なので、片道1,360円以上の区間を単純往復すれば元がとれることになります。

特急券やグリーン券を別途購入すれば、新幹線(東京~小山・本庄早稲田)、特急列車、グリーン車にも乗車できます。

しかも、GWや夏休み、年末年始の期間は平日でも利用できるという、使い勝手の良い便利なフリーきっぷです。

休日おでかけパス
[発売期間]通年(利用日の1ヶ月前~当日購入可)
[有効期間]1日間
[利用期間]土休日と、4月29日~5月5日、7月20日~8月31日、12月29日~1月3日の毎日
[発売箇所]フリーエリア内のJR東日本の主な駅の指定席券売機、または主な旅行会社
[ねだん]大人 2,720円(小児 1,360円)

休日おでかけパス を購入する

フリーエリア内のJR東日本の駅の指定席券売機で購入できます。みどりの窓口での販売はしていません。JR東日本のホームページ「休日おでかけパス」にあるQRコードをかざすと、簡単に購入できます。

ちょい足し乗りでもっと便利に

このフリーきっぷは、熱海、宇都宮、高崎、水戸といった主要駅がフリーエリアの範囲外なのですが、ちょい足しをすれば、フリーエリア外の駅へも行くことができます。

例えば、横浜と宇都宮を[湘南新宿ライン]や[上野東京ライン]で往復する場合、通常 4,620円かかりますが、「休日おでかけパス」を使えば、乗り越し精算分を含めて3,380円となり、1,240円もお得になります。

■休日おでかけパス 2,720円+乗り越し精算(自治医大駅⇔宇都宮駅:往復660円)=3,380円

乗り越し精算をするとき

フリーエリアの範囲外の駅まで乗り越すとき(行き)は、降りた駅で精算します。フリーエリアの範囲外から乗るとき(帰り)は、フリー区間の最初の駅までのきっぷを購入すればOKです。

⚠️乗りこし精算は、精算機ではなく改札口の係員に申し出てください。

グリーン車に乗るとき

事前にみどりの窓口や券売機でグリーン料金を払います。ホーム上でよく見かける「グリーン券専用券売機」は交通系ICカード専用です。Suicaのほか、PASMOやICOCAなども使えます。

■グリーン車の利用方法詳細はこちら(JR東日本)
普通・快速列車のグリーン車 

⚠️普通・快速列車のグリーン車は指定席ではないので、満席の場合は料金を支払っていても座れない場合があることを予め認識しておきましょう。払戻しもできますが、220円手数料が差し引かれます。

宇都宮を訪れるモデルプラン

予定を詰め込み過ぎないようできるだけ時間に余裕を持たせて、ゆったりできる旅程にしました。

タイムテーブル
  • 07:27
    横浜駅出発

    宇都宮駅まで[湘南新宿ライン|上野東京ライン]で乗り換えなし

    ※浮いた差額にちょい足しして、グリーン車にグレードアップ(1,550円)も良いですね!

  • 09:31
    宇都宮駅到着

    自治医大駅~宇都宮駅(330円)を窓口で精算

  • 休憩
    カフェでひと休み

    「Utsunomiya Terrace」で移動の疲れを癒す

  • 10:12
    宇都宮ライトラインに乗車

    11:00 芳賀・高根沢工業団地 到着
    11:06 芳賀・高根沢工業団地 出発
    11:54 宇都宮駅東口 到着

  • 12:00
    餃子通りへ向かう

    宇都宮駅から徒歩で10~15分ほど

  • 昼食
    宇都宮餃子を堪能する

    パリパリの羽根付き餃子が絶品!

  • 14:30
    宇都宮駅でお土産を買う

    駅ビルで栃木県の名物や特産品を買い物

  • 15:35
    宇都宮駅出発

    宇都宮駅~自治医大駅のきっぷを購入

    ※フリーエリア内では乗り降り自由なので、大宮、新宿、東京などに立ち寄ってもOKです。

  • 17:50
    横浜駅到着

宇都宮ライトラインに乗車する

宇都宮ライトラインは2023年8月に開業した新しい鉄道で、LRTと呼ばれる最新の路面電車です。国内で路面電車が新規で開業するのは75年ぶりとのことで話題になっています。

宇都宮ライトレール、芳賀・宇都宮LRTなど呼び方がいろいろありますが、どうやら「ライトライン」という愛称で統一していくそうです。

宇都宮駅に到着したら、餃子像のある西口ではなく、反対側の東口へ向かいます。

宇都宮までJRで2時間の長旅だったので、「Utsunomiya Terrace」のカフェでひと休みします。東口広場からライトラインが良く見えます。

いよいよライトラインに乗車します。乗り場は自由通路の途中にあります。交通系ICカードのほか、現金でも乗車可能です。乗り降り自由の一日乗車券も発売されています。

宇都宮ライトラインの醍醐味は、車両や設備が新しいことに加え、車窓がとにかく目まぐるしく変わるところにあります。

ビルが立ち並ぶ市街地を抜けると、道路から離れて専用軌道(線路だけの区間)へ。ダイナミックに高架橋を渡ったと思ったら、いきなり田園風景に変わります。失礼ですが、こんなのどかなところを最新のLRTが走るの?と思えるような風景に驚きます。

ほどなく大きな鬼怒川を渡り、今度は山や谷を越えるアップダウンが連続する区間。まるで遊園地のアトラクションのようにも感じます。と思ったら、線路は再び道路と一体化してニュータウンの中へ。短い時間でここまで車窓が変化するのはおもしろすぎます。

終点の「芳賀・高根沢工業団地」に到着。周囲は本田技研工業関連の工場エリアです。工場以外何もなかったので、6分間の滞在で折り返しました。

宇都宮餃子を堪能する

せっかく宇都宮に来たので、昼食には名物の宇都宮餃子を食べることにします。宇都宮市街地の中心部の二荒山神社の近くには、餃子のテーマパークのような「来らっせ 本店」や「餃子通り」があります。

JR宇都宮駅西口から伸びる大通りを約1km、徒歩でも10分ほどですので、散歩するのにもちょうど良い距離です。

餃子通りには、「みんみん本店」や「正嗣 宮島本店」といった有名店が軒を連ねています。

街灯やマンホールなど、通りのいたるところに餃子が散りばめられているので、見つけながら歩くのも楽しみの一つです。

ピーク時にはどのお店も行列必至ですが、意外に回転率もよく、ほどほどの待ち時間で入れることが多いようです。

今回の旅で伺ったのは、餃子通りからちょっとはずれたところにある「めんめん」さん。地元の人に愛される町中華のお店です。こちらの羽根付き餃子、噛んだ瞬間に肉汁があふれ出して絶品です!

まとめ

休日おでかけパス(JR東日本)を使えば、東京・神奈川・千葉・埼玉エリアのJRが1日間乗り降り自由。お得に日帰り旅行をすることができました。

熱海、宇都宮、高崎、水戸といった主要駅がフリーエリアの範囲外ですが、ちょい足しをすればOK。通常料金よりお得に往復することができます。当日購入できるというのも嬉しいポイントです。

浮いた金額でグリーン車や特急列車にグレードアップして、ちょっとリッチな旅にするのも良いですね。

宇都宮への日帰り旅をするとき、少しでも参考になれば嬉しいです。

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