当サイトはアフェリエイト広告を利用しています

横浜~名古屋の交通手段|「ぷらっとこだま」の買い方と使い方

∎国内旅行記

~ 東海道新幹線こだま号にお得に乗れて、ドリンク券も付いた人気の旅行商品。初めて利用する際に知っておくと便利なことや注意点をまとめてみた。

横浜から名古屋へ移動する際に、最も多くの人に選ばれている交通手段が東海道新幹線です。少しでもお得に移動したい場合、「ぷらっとこだま」という選択肢があるのをご存知でしょうか。

「こだま号」の指定席にお得な料金で乗ることができて、さらにドリンク券がセットになっているJR東海ツアーズの旅行商品です。

ただ、〈きっぷ〉とは違って〈旅行商品〉なので、購入方法や使用条件に気をつけたいことがあります。そこで今回、初めて「ぷらっとこだま」を利用する際に、知っておくと便利なことをまとめてみました。

「ぷらっとこだま」とは?

ぷらっとこだまは、東海道新幹線のこだま号を格安で利用できる旅行パッケージです。新横浜から、静岡・浜松・名古屋・京都・新大阪へ移動する際に利用できます。

こだま号は各駅停車なので、のぞみ号・ひかり号よりも移動時間はかかりますが、指定席にお得な料金で乗ることができて、さらにワンドリンク引換券がセットになっています。

但し、利用できる駅が限定されているので注意が必要です。

●「ぷらっとこだま」を利用できる駅
東京・品川・新横浜|静岡・浜松|名古屋|京都・新大阪

⚠️上記以外の駅では設定がないので、熱海、三島、豊橋などへ行きたい場合は利用できません。また、東京—品川ー新横浜、静岡ー浜松、京都ー新大阪の設定はありません。

ぷらっとこだまの商品内容

「普通車指定席プラン」と「グリーン車指定席プラン」があります。

普通車指定席は横3ー2の5列です。シートピッチは1040mm。コンセントは使用される車両形式によって異なります。すべての座席のひじかけに付いている列車(700S)と、壁側にしか付いていない列車(700A)があります。

グリーン車の座席は横2ー2の4列です。シートピッチは1160mm。足を伸ばしても前の席に届かないほどゆったりしています。コンセントは車両形式にかかわらず、すべての座席のひじかけ部分についています。

どちらのプランも、ワンドリンク引換券(電子チケット)がついています。320円以下(税込)の飲料1つと交換できます。ソフトドリンクのほか、缶ビールや酎ハイなどもOKです。

ぷらっとこだまの値段

「ぷらっとこだま」の値段は、正規料金よりも20~30%前後お得に設定されています。価格変動型の旅行商品なので、値段は時期によって変わります。最新の値段はホームページで確認できます。

【新横浜駅ー名古屋駅 料金の比較】 
※2024年12月26日までの値段

普通車所要
時間
自由席
通年
指定席
閑散期
指定席
通常期
指定席
繁忙期
のぞみ約1時間20分9,900円10,440円10,640円10,840円
ひかり約1時間30分9,900円10,230円10,430円10,640円
こだま約2時間20分9,900円10,230円10,430円10,640円
【ぷらっとこだま】約2時間20分ーーー8,290円8,290円9,500円
グリーン車所要
時間
自由席
通年
指定席
閑散期
指定席
通常期
指定席
繁忙期
のぞみ約1時間20分ーーー14,100円14,300円14,500円
ひかり約1時間30分ーーー13,890円14,090円14,290円
こだま約2時間20分ーーー13,890円14,090円14,290円
【ぷらっとこだま】約2時間20分ーーー9,280円9,280円10,370円
 2023年10月1日改定

⚠️新幹線の 指定席の特急料金 は、時期によって変わります。通常期を基準として、最繁忙期は+400円、繁忙期は+200円、最繁忙期は+400円、逆に閑散期は-200円となります。
■詳細:シーズン別の指定席特急料金(JR東海)

ぷらっとこだまのメリット

ぷらっとこだまは、旅行会社や駅の窓口に行かなくても、オンラインで予約することができます。また、SuicaやPASMOなどの交通系ICカード番号を登録すれば、チケットレスで新幹線に乗車できます。

コスパの点では、グリーン車の利用でよりおトク感が高まります。通常期にきっぷで購入すると、普通席よりも3,660円高くなるグリーン車が、ぷらっとこだまで購入すると、990円のプラスでグレードアップできることになります。

新横浜ー名古屋間では、のぞみ号より60分以上余計に時間がかかりますが、急がない旅で、移動時間そのものを楽しみたいという場合には、ちょっぴりラグジュアリーな気分でグリーン車に乗ってみるのも良いのではないでしょうか。

「ぷらっとこだま」の購入方法

ウェブサイトから購入する

2024年3月1日から、予約サイトや乗車方法が変わり、オンライン予約&チケットレス専用に変更されました。

JR東海ツアーズのEX片道・日帰りプラン、または日本旅行のEX旅パックから購入します。多くの旅行パッケージは往復でセットになっていますが、ぷらっとこだまは片道だけ購入できます。

⚠️ぷらっとこだまは、前日の23時30分までに購入が必要です。当日の購入はできません。また、駅の窓口では販売していません。

あとは画面の案内に従っていけば購入することができます。詳しくはぷらっとこだま予約ガイドを参考にしてみてください。

交通系ICカード(Suica、PASMO、ICOCAなど)を登録するか、またはQRチケットを発券して完了です。

購入時に注意すること

  • 発売は1ヵ月前から、前日の23時30分までです。
  • 利用できる駅が限定されています。
    ※東京・品川・新横浜|静岡・浜松|名古屋|京都・新大阪
  • 販売数(席数)が限定されています。
  • 乗車日や区間などの変更は一切できません。
  • 出発10日前を過ぎると、20%~50%のキャンセル料がかかります。

ぷらっとこだまの使い方

チケットレスで乗車

購入時に登録した交通系ICカード、またはQRチケットを改札口にかざせばOKです。

⚠️交通系ICカードを持っていない場合、QRチケットだけでは在来線改札口を通れないので、新幹線専用改札口へ行く必要があります。例えば、東京駅の丸の内改札や、京都駅の中央口改札は通れません。

💡以前紙のきっぷだった頃は、指定された新幹線専用改札口からの入出場が必要でした。例えば、新横浜駅からJR横浜線に乗り換える場合、いったん新幹線専用改札口を出てから、改めて在来線の改札口を入らなければなりませんでした。それに比べると、チケットレス化されて便利になったと言えます。

ドリンク引換券を交換

ワンドリンク引換券(電子チケット)は、東海道新幹線の駅にある、JR東海ツアーズ指定の売店(キヨスクなど)で、320円以下(税込)の飲料1つと交換できます。詳しくはぷらっとこだま予約ガイド(ドリンク引き換え方)を参考にしてみてください。

使う時に注意すること

  • 乗り遅れても、払戻しや他の列車に乗車できません。
  • 途中下車はできません。
  • 新幹線駅から他の在来線の駅へ行く場合、運賃が別途必要です。
新横浜駅

⚠️例えば、横浜駅→新横浜駅→名古屋駅を〈きっぷ〉で通常購入した場合、特定の都区市内駅という特例が適用されていて、乗車券は「横浜市内→名古屋市内」と発券されています。そのため、横浜駅→新横浜駅間の別途運賃は必要ありません。ぷらっとこだまは〈きっぷ〉ではなく〈旅行商品〉のため、横浜駅→新横浜駅間の運賃が別途必要です。

ぷらっとこだまより安く新幹線に乗る方法

東京・横浜~名古屋・大阪を移動する場合、日帰りより宿泊する方が多いのではないでしょうか。

新幹線料金単体だとぷらっとこだまがお得ですが、宿泊代も考慮すると最もお得な方法が、旅行会社が販売している「往復の交通とホテルの宿泊をセットで予約できるプラン」です。早めに予約するほどお得です(直前だとそんなにお得でもないです)。

数々の旅行会社がプランを出しています。往復の新幹線とのセットで、ホテルの宿泊代が実質2,000円~3,000円程度に抑えられるようなプランもあります。グリーン車も選択できます。

但し、同じ区間の往復ではない時や、日帰りの時、途中下車したい時などは利用できません。利用の際には条件をよく確認してくださいね。 

まとめ

横浜ー名古屋を移動する際に、ぷらっとこだまを使ってみるという選択肢をご紹介しました。片道利用でも20~30%引きになり、ワンドリンク付き。オンラインで予約購入できて、チケットレスで乗車できるのは便利です。

新横浜ー名古屋間を実際にこだま号で移動してみると、時間がかかるなあというのは正直な感想です。2時間30分という時間は東京ー新大阪間と変わらないはずなのですが、10分程度走って次の駅に停車するたびに3分~5分通過待ちを繰り返すので、そう感じるのかもしれません。

ちょっと長めの停車時間がある駅では、ホームの売店で駅弁やその土地のちょっとした名物を購入することもできて、気分転換になります。

また、コスパ的にはグリーン車のお得感が高いので、急がない旅で、移動時間そのものを楽しみたいという場合には、ラグジュアリーな気分でグリーン車に乗ってみるのも良いのではないでしょうか。

宿泊付きで目的地と単純往復するなら、JTB日本旅行の「新幹線+宿泊」セットプランのほうが安いこともあるので、一度料金を比較してみてくださいね。

ホテル・交通・ツアーの予約
タイトルとURLをコピーしました