~ <A380-800 成田→チャンギ>オール2階建て!シンガポール航空のプレミアムエコノミーに乗ってみた。
世界エアラインの格付けランキングで、最高評価の5つ星を獲得しているシンガポール航空。いつかは乗ってみたい!と思っていたところ、偶然にもシンガポールを訪れる機会ができました。
せっかくなのでちょっと奮発してみたくて、シンガポール航空のプレミアムエコノミークラスに初めて乗ってみました。
チェックインからカードラウンジ、座席、機内食などの様子を書いてみたので、シンガポール旅行の際に少しでも参考になれば嬉しいです。
【行き】成田空港→チャンギ国際空港
東京とシンガポールを結ぶ便は、羽田空港と成田空港のどちらからも就航しています。オール2階建ての機材〈A380-800〉は、成田空港 ↔ チャンギ国際空港に就航しています。
【帰り】チャンギ国際空港→成田空港 ビジネスクラスの搭乗記はこちら。
航空券の購入
今回はシンガポール航空の公式ホームページから航空チケットを購入しました。
ホームページで検索すると、選択したクラスとそのワンランク上の料金も表示してくれるので、行きと帰りで違うクラスを購入することもできます。
航空券の予約が成立したら、搭乗日までにメールでいくつかお知らせが届きます。
好きな機内食を予約する
お知らせメールの1つに、「ブック・ザ・クック」という、機内食を事前に指定できるというサービスがあります。
24時間前までの予約で、10種類以上のメニューの中からメイン料理を選ぶことができます。
事前指定していなくても、当日3種類から選べます。
「ブック・ザ・クック」のメニューは出発の15日前から、事前予約なしの機内食メニューは8日前から表示されるので、見比べながら自分の好みを予約しておくとよいです。
オンラインチェックイン
お知らせメールでは「オンラインチェックイン」の案内も届きます。予約管理画面で「自動チェックイン」を有効にしておくと、出発の48時間前に自動的にチェックイン手続きが完了するという機能があります。
自動チェックインにしていなくても、出発の2日前にメールでお知らせが届きます。
出発の90分前までなら、オンラインでチェックインができます。完了したらデジタル搭乗券が送られてきます。
預け荷物がなければこのまま保安検査場へ、預け荷物がある場合はチェックインカウンターへ向かいます。
成田空港 チェックイン
成田空港の第1ターミナルの南ウィングから出発。シンガポール航空はGカウンターでチェックイン手続きをします。
2時間30分前に到着。プレミアムエコノミークラスには専用カウンターがあり、並ばずにすぐにチェックインできました。
エコノミークラスは自動チェックイン機で手続きをして、預け荷物がある場合はBag Dropカウンターへ寄る仕組みになっていました。
チェックインを済ませ、保安検査場へと向かいます。南ウイングの保安検査場は1カ所です。
ちなみに〈スターアライアンス・ゴールドトラック〉はプレミアムエコノミーでは利用できません。
成田空港 カードラウンジ
シンガポール航空のプレミアムエコノミークラスは、航空会社のラウンジを利用できません。そこで、クレジットカード会社が運営するラウンジを利用することにしました。
対象ブランドのゴールドカードを持っていれば、「I.A.S.S エグゼクティブラウンジ1」を無料で利用できます。
「I.A.S.S エグゼクティブラウンジ」は、出国審査前の一般エリア、中央ビル5階にあります。利用時間は7:00~21:00です。
⚠️出国審査後(制限エリア)の「I.A.S.S スペリオールラウンジ 希和 -NOA-」は、プラチナカードの所有者限定です。
ラウンジは本館エスカレーターのすぐ近くにあります。
受付で搭乗券を提示して利用します。缶ビール一本を無料でいただくことができます。
ラウンジ内は落ち着いたインテリアでまとめられ、ソファ席とカウンター席が全78席。無料Wi-Fiが使えて、多くの席に電源コンセントが付いています。新聞・雑誌も置いてあります。
トイレ、シャワールーム、喫煙スペースなどはありません。
無料ドリンクバーがあり、各種ソフトドリンク、コーヒーが提供されています。おつまみに柿の種もいただけます。
食べ物の持ち込みは禁止なので、食事をしたい場合は外に出てください。
⚠️カードラウンジは出国前エリアにあるので、早めに出国審査場へ向かいましょう。搭乗ゲートが第4サテライトの場合は出国審査場から500m以上あります。
※シンガポール航空〈ビジネスクラス〉で利用できる「ユナイテッドクラブ」の様子はこちら。
座席と機内サービス
プレミアムエコノミーの座席
行きの便はオール2階建て〈A380-800〉のプレミアムエコノミーです。
■A380-800 オール2階建ての座席構成
〈2階アッパーデッキ〉スイート(6席)ビジネス(78席)
〈1階メインデッキ〉 プレミアムエコノミー(44席)エコノミー(343席)
ボーディングブリッジが1階用と2階用に分かれています。
プレミアムエコノミーは1階の前方に配置されています。
機内に入ると、1階席でも天井が高くて、圧迫感がまったくないことにビックリしました。
プレミアムエコノミーは横 2-4-2 の並びで、全44席あります。シート幅は49.5cm、シートピッチは96.5cmあります。エコノミークラスよりもシート幅は約2cm、座席間隔は10cm以上ゆったりしています。
座席には毛布とクッションも備えられています。
フルレザー仕上げで、脚を伸ばせるほどのシートピッチ、さらにレッグレスト&フットレスト付きで快適です。
シートポケットにはヘッドホンと機内販売のカタログが入っていました。
モニターは13.3インチの大きな画面で、タッチパネル、コントローラーのどちらでも操作できます。
シンガポール航空は映画、テレビ番組、音楽、ゲームなどの機内エンターテイメントが充実しています。
→ 最新のコンテンツをチェックする
ヘッドホンはノイズキャンセレーションでクオリティの良いものでした。
足元にユニバーサルタイプの電源コンセント、背もたれ横にUSBポートがあります。
座席横にはコントローラーとリクライニングボタン、ちょっとした収納スポットには、スマホや眼鏡を入れておけます。
アイマスクや耳栓などのアメニティは、CAさんにリクエストすれば用意してくれます。(アメニティセットは7時間以上のフライト限定です)
化粧室には歯ブラシとマウスウォッシュも用意されていました。
この日のプレミアムエコノミーは満席でしたが、余裕のある座席で快適に過ごせました。
機内はビックリするほど寒いということはありませんでしたが、念のためライトダウンやパーカーなどを持ち込んでおくことをおすすめします。
プレミアムエコノミーの機内食
成田発のシンガポール航空プレミアムエコノミーの機内食は、メニューが豊富です。「ブック・ザ・クック」から事前予約することで、10種類以上ものメインディッシュから好きなものを選べます。事前予約していなくても、当日3種類から選べます。
今回、ブック・ザ・クックから、「マッシュルームソースのハンバーグと野菜のグリル&ポテトのソテー」を選択しました。
配膳はブック・ザ・クックで予約した人から始まり、当日選択の方はちょっと遅くなります。
ソースがちょっとしょっぱかったのですが、ハンバーグ自体は食べ応えがあって美味しかったです!
蕎麦、お新香、パン、クラッカー、チーズ、ミネラルウォーターは、どのメインを選んでも固定のようでした。
デザートにはハーゲンダッツのアイスクリームが提供されました!ちょっと贅沢な気分になれて嬉しい。
食後のコーヒー・紅茶のサーブもいただきました。
そのほか、途中でスナックとドリンクの提供がありました(写真撮り忘れました)。飲み物はソフトドリンクのほか、ビールやワイン、カクテルなど各種酒類も頼めます。
機内Wi-Fiの利用とマイレージプログラムについて
機内の無料Wi-Fiを使うには、シンガポール航空の無料会員「クリスフライヤー」に登録し、予約管理画面でマイレージプログラムを「クリスフライヤー」に設定しておく必要があります。
私はマイレージプログラムを(同じスターアライアンスメンバーの)ANAに貯めるよう選択したので、無料Wi-Fiを使うことができませんでした。
どうしても機内でWi-Fiを使いたいという方には有料プランがあります。
機内Wi-Fiを使う際には、シートポケットに説明書が入っているので、確認しながら設定してみてください。
チャンギ国際空港 到着
シンガポール航空は、ターミナル1、2、3のいずれかに到着するのですが、フライト着陸の約2時間前に決定します。
日本から乗るときにはどのターミナルに到着するか分からないので、現地で待ち合わせをする場合は、シンガポール航空ホームページの運行状況や、空港で確認してもらうことになります。
この日は第2ターミナルに到着しました。入国審査までの制限エリアにもお店がたくさんあります。
手荷物の受取では、Priorityタグがつけられていて、優先してレーンに流れてきます。
荷物受取レーンが外(到着ロビー)から丸見えの構造は珍しいかもしれません。
税関審査では赤と緑の通路があります。申告する物がない場合には緑、申告品がある場合は赤い通路で検査官に申告します。
(参考)旅行者用 通関 案内書
到着ロビーに出ると、銀行、コンビニ、カフェ、各種サービスカウンター、観光案内所、タクシー乗り場などがあります。
SMRT(地下鉄)のChangi Airport駅はターミナル2と3の間、バス乗り場はターミナル3の地下にあります。チャンギ空港はとても広いので、ターミナル間を移動するときはスカイトレインが便利です。
荷物が多いときなどは、【KKday】や【KLOOK】などのチケットサイトを利用して、空港送迎サービスを利用するのがおすすめです。
■ シンガポール・チャンギ国際空港|空港送迎サービスを詳しく見る
出入国時に必要なこと
出入国時の手続きは常に変わるので、必ず最新情報を確認してください。
日本→シンガポールへ入国するとき
【2024年2月】シンガポール到着日の2日前から電子入国カード・健康申告書の登録が必要です。30日以内の観光・商用目的滞在はビザは免除されています。機内で書くもの(紙)はありません。
(参考)シンガポールへの渡航に必要な手続きの手順(日本橋夢屋)
⚠️シンガポールは、チューインガム、電子・加熱式タバコは違法にあたるので使用も持ち込みも禁止です。日本製の紙巻きタバコも条件を満たしていないので持ち込み禁止です。預け荷物に入れておくのもNGです。愛煙家の方は家に置いて行くか、出国前に捨てておきましょう。紙巻きタバコはシンガポール国内で購入できます。
(参考)旅行者用 通関 案内書
ANAマイルの特典航空券
スターアライアンスに加盟しているので、ANAマイルでシンガポール航空のエコノミークラスの特典航空券を予約することができます。
⚠️ANAマイルでは、シンガポール航空のスイート・ファースト・ビジネス・プレミアムエコノミーは機種によって予約できないことがあります。→ 実質、日本発着便の機種は予約できないようです。(2024年2月現在)
●ANA 提携航空会社 特典航空券の必要マイル
エアージャパン運航便とシンガポール航空(エコノミー)を利用できます。行き帰りで違う航空会社にすることもできます。
■詳細はこちら
→ 提携航空会社特典航空券(ANA)
ちなみに、ローシーズンに行き帰りどちらもANAを利用すると、少ないマイル数で利用できます。
●ANA 国際線 特典航空券の必要マイル
必要なマイル数は、搭乗日のシーズンによって異なるので、必ずチェックしてください。
■詳細はこちら
→ 国際線特典航空券(ANA)
まとめ
今回初めて、シンガポール航空のオール2階建て飛行機〈A380-800〉プレミアムエコノミーに乗ってみました。
・脚を伸ばせるほどのシートピッチに、レッグレスト&フットレストが付きで、楽に移動できる!
・機内食は事前予約システム「ブック・ザ・クック」で10種類以上から選べる!
・優先チェックイン、優先搭乗、手荷物の優先受取の特典があり、とてもスムーズ!
当日は満席でしたが、座席にはフットレスト/レッグレストが両方とも付いていて、7時間以上のフライトでも快適でした。
航空会社のラウンジは使えませんが、機内でワインやシャンパンもいただけるので、ちょっぴり贅沢な大人の旅を体験できます。
プレミアムエコノミークラスは、ビジネスクラスは予算オーバーだけど、できるだけ快適に移動したいという方におすすめです。
機内食の選択やWi-Fiの設定方法、機内での各種サービスなど、事前情報として知って乗るのと知らないで乗るのとでは、満足度が大きく違うと感じたので、シンガポール旅行の際に少しでも参考になれば嬉しいです。
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シンガポールでのアクティビティは、【KKday】や【KLOOK】などのチケットサイトから事前予約しておくのがおすすめです。
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