~ 館鼻岸壁朝市と蕪嶋神社、種差海岸を訪れる、グルメと自然を満喫する癒し旅。車無しでも楽しめる、1泊2日の週末旅〈2日目〉前半のリポート。
青森県八戸市でグルメと大自然を満喫する1泊2日の週末旅。5月から7月にかけては、蕪島がウミネコで賑わう時期と、種差天然芝生地が緑で美しい時期とが重なり、観光で訪れるにはもってこいのタイミングです。
八戸市にはイカや鯖などの海鮮グルメや、魅力的な人気観光スポットがたくさんあるんです!東京からアクセスも良く、公共交通機関も充実しているので、車が無くても観光しやすいというのも嬉しいポイント。
今回は2日目の旅程(前半)をご紹介します。
週末旅のモデルプラン
2日目のスケジュール
- 6:35発ホテルチェックアウト、
「いさば号」に乗車大きな荷物はホテルに預かってもらい、日曜朝市循環バス「いさば号」に乗車して「館鼻漁港前」で下車。
- 6:51着館鼻岸壁朝市
朝市で朝ごはん。約300軒もの出店が並び、6時台でもすでに多くの人で賑っています。新鮮な魚介、ご飯にせんべい汁、肉、野菜、スイーツとあらゆる物が揃っています。
- 9:44発陸奥湊駅から、JR八戸線に乗車
館鼻岸壁朝市からJR陸奥湊駅まで、徒歩10分ほどです。
- 9:50着
9:58発鮫駅で下車、「うみねこ号」に乗車鮫のモニュメントが出迎えてくれるJR鮫駅。100円バス「うみねこ号」に乗車し、蕪島海浜公園で下車します。
- 10:00着蕪嶋神社を参拝
陸続きの島のてっぺんに鎮座する蕪嶋神社に参拝。春から夏にかけて数万羽のうみねこが飛来します。
※今回のレポートはここまで - 11:13発蕪島海浜公園から「うみねこ号」に乗車
蕪島物産販売施設「かぶーにゃ」の前にあるバス停から100円バス「うみねこ号」に乗車します。
- 11:30着葦毛崎展望台で下車、
みちのく潮風トレイルをウォーキング葦毛崎展望台から種差海岸駅まで約5kmのトレイルコースをウォーキング。大自然の絶景に癒されます。
- 14:12発種差海岸駅から、JR八戸線に乗車
ウォーキングを終えて、インフォメーションセンターで休憩をとります。近くの種差海岸駅からJR八戸線で市街地へ戻ります。
- 14:36着
15:36発本八戸駅で下車、
ホテルで荷物をピックアップJR本八戸駅から市街地へは徒歩10分弱。ホテルで荷物をピックアップ後、最寄りのバス停からJR八戸駅まで路線バスで移動。
- 15:57着八戸駅到着、お土産と駅弁を購入
- 16:41発東北新幹線に乗車
東京までは、はやぶさ号で3時間弱です。※上野駅で下車すると新幹線料金が210円お得です。
- 19:32着東京着
館鼻岸壁朝市で朝ごはん
今回、週末に八戸を訪れた最大の理由が、毎週日曜日にだけ開かれる巨大な朝市です。八戸の中心街から100円バスが運行されています。
館鼻(たてはな)漁港に300軒以上もの店がずらりと並ぶ館鼻岸壁朝市。端から端までなんと全長約800メートルもあります!
開始は日の出からということで、朝6時台でもすでに多くの人で賑っていました。
新鮮な魚介や干物、野菜の直売、お惣菜やスイーツ、アクセサリーや工芸品、そしてご当地アイドルの路上パフォーマンスまで。とにかくいろいろありすぎます!
魚介の炭火焼、焼き小籠包、焼きたてパンなどの人気店には行列もできていました。
朝食にせんべい汁(出汁が違う2種類)と海鮮ちらし寿司を購入。このあとしっかりデザートもいただきました。
食べ歩きしたり、珍しいものを見て回ったり、お店の数も人の数もハンパないので、サッと見て回るだけでも1時間以上はかかります。
行ってみて分かった意外な楽しみが場内アナウンスです。「免許証を落とされた方がいます。横浜の方です。帰ってから気づいてまた来週来てもらっても嬉しいですが、できればいま取りに来てください」など、ちょっとクスっと笑ってしまうコメントなんです。独特の訛り口調なのもほほえましいです。
歩き疲れたら、舘鼻漁港の端に位置する「浜のスーパー 漁港ストア」で休憩できます。今回のプランでは、館鼻岸壁朝市を2時間かけてゆっくり楽しみました。
館鼻岸壁朝市
≪開催時間≫ 5:00ごろ~9:00ごろ(3月中旬から12月までの毎週日曜日)
🔗【中心街発着】日曜朝市循環バス「いさば号」の詳細・時刻表
JR八戸線に乗車
朝市会場から徒歩10分ほどのところにある、陸奥湊駅からJR八戸線に乗車し、鮫(さめ)駅へと向かいます。
舘鼻岸壁朝市は日曜の開催ですが、平日と土曜日の朝はこの陸奥湊駅周辺が賑わっているのだそうです。駅前にはオリジナルの朝ごはんづくりが人気の魚菜小売市場もあります。
陸奥湊駅は2021年から無人駅となっています。
●八戸線の乗り方
⚠️八戸線ではSuicaなどの交通系ICカードは使えないので、券売機で切符を購入します。
⚠️列車の多くがワンマン運転で、後ろのドアから乗って、一番前のドアから降ります。乗るとき、ドアは1ヶ所しか開かないので、ホームの「ワンマン乗車口」表示を見つけてください。ドアは手動で、横についているボタンを押して乗車します。
陸奥湊駅から2駅で鮫駅に到着です。八戸線の主要駅の1つで、駅員さんもいます。
かなりインパクトのある駅名ですが、この駅の魅力は駅前のモニュメント!
サメ!
全国でも駅前に鮫のモニュメントがあるのはここだけではないでしょうか。
ただ、街のキャッチフレーズは「うみねこの街 鮫」だそうで…どうやらサメ推しというわけではないようです。
100円バスうみねこ号のバス停は、駅前の道路を左に1分ほど歩いたところにあります。
蕪島神社へは駅から1kmほどなので、徒歩でも行くことができます。この日は朝から暑かったので、バスを利用しました。
蕪嶋神社と蕪島海浜公園
鮫駅から100円バスうみねこ号で約2分、蕪島海浜公園バス停で下車すると、陸続きの蕪島(かぶしま)のてっぺんに鎮座する蕪島神社が現れます。
蕪島はウミネコの一大繁殖地で天然記念物に指定されています。3月~8月は繁殖期・子育て期にあたり、約3万羽ものウミネコが飛来します。
訪れた時はちょうどその時期で、おびただしい数のウミネコで島が埋め尽くされていました。
島の入口には赤い鳥居が建ち、蕪嶋神社の社殿まで続く階段にも子育て中のウミネコたちが。人間が近づいても逃げないどころか、ウミネコの中に人間がお邪魔するようなイメージです。こんなに間近でウミネコを見られるとは貴重な体験です。
頂上には弁財天をお祀りする立派な社殿が建っています。古くから地元の商売繁盛と漁業安全の守り神で親しまれている神社です。近年では株価と人望の「カブ」が上がるパワースポットとしても注目を集めています。
ちなみに、鳥居の横には糞除けの無料レンタル傘が用意されていましたが、ほとんどが壊れていました(泣)。傘は持参するのが良さそうです。
ただ、参拝中にウミネコの糞に当たってしまったら、ここでは逆にラッキー!運気が上昇すると言われていて、糞が付いた状態で社務所にいけば会運証明書を発行してくれますよ。
🔗蕪嶋神社
≪参拝時間≫ 8時45分~17時20分
●蕪島海浜公園
蕪島海浜公園バス停から、蕪島神社の間には、全長約120mほどの白砂のビーチが広がっています。
大きなビーチというわけではありませんが、きれいに整備されていて、シーズンには多くの海水浴客で賑わうそうです。
太平洋の水平線と、すぐ隣の蕪島の岩礁とのコントラストが絶景です。
蕪島海浜公園バス停のすぐそばにはる「蕪島物産販売施設 かぶーにゃ」。
八戸の特産品やお土産、お菓子、オリジナルグッズなどを販売しています。また、地元の食材を使った軽食も提供しています。
こちらで人気のお菓子が「八戸うみねこバクダン」。見た目とネーミングが絶妙です(笑)。ココナッツクッキーにメレンゲとホワイトチョコが乗っています。おいしくて遊びゴコロもたっぷりなのでお土産にもおすすめです。
🔗蕪島物産販売施設 かぶーにゃ
≪営業時間≫ 4月~10月|10:00~17:00、11月~3月|10:00~16:00
≪休館日≫ 4月~9月|なし、10月~3月|火曜
まとめ
2日目の前半は、館鼻岸壁の朝市に繰り出し、ウミネコが集まる蕪嶋神社を巡りました。
・早朝、日の出とともに始まる巨大な朝市で、朝ごはんを食べ歩き!
・JR八戸線に乗車
・ウミネコに囲まれて、蕪嶋神社を参拝
舘鼻岸壁朝市は日曜日の朝のみ開催されています。もし平日に八戸を訪れるなら、JR陸奥湊駅前の魚菜小売市場と、徒歩5分ほどのところにある八戸酒造を訪れてみてはいかがでしょうか。
八戸にまだ行ったことがないという方、ぜひ一度訪れてみてください。観光に必要な公共交通機関も整備されているので、車が無くても楽しむことができますよ。
午後からは種差海岸をウォーキングを楽しんで、東京に帰るプランです。続きは次のブログでご紹介します。
※2日目後半の旅程はこちら
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