~ ハワイ・ホノルル1週間語学留学体験記。日常生活するように旅をする、夢を叶える短期留学のススメ!
私事ですが、フリーランスになってから、1週間程度のワーケーションにチャレンジするようになりました。ふだんの旅行と違うのは滞在先で仕事もするということ。
「日常生活するように旅をする」のがコンセプトなんですが、そのきっかけとなったのは、サラリーマン時代に経験した1週間の語学留学でした。たった1週間ですが得られるものや気づきがとても多く、その体験は今でもハッキリと覚えています。
今回、当時のことを思い出しながら、社会人の1週間留学とはどういうものなのか?を改めて検証してみました。一味違う旅行をしてみたい方、短期留学に興味があるという方の参考になれば嬉しいです。
社会人が1週間留学に行く理由とは?
私が以前勤務していた会社は某英会話スクールで、お客様である社会人の方々の短期語学留学が大盛況でした。
「だから語学留学に行けたのか!」と思うかもしれませんが、実はお客様の人気っぷりに影響されて、自分も行ってみたくなったという、逆輸入パターンです(笑)。
2000年代に入ってから特に、M&Aなどの影響で仕事上、急に英語が必要になったという方が増加しました。それと同時に「基本からコツコツやっていたのでは間に合わないから、とにかく速く英語を身につけたい」という需要が増えていました。
そんな方々に選ばれていたのが「1週間の短期留学〈半日コース〉」でした。
社会人の1週間留学が人気の理由は?
1週間の短期留学〈半日コース〉がビジネスマンに支持された理由は大きく3つあります。
● 英語のスピーキング力を速く向上させたい
「ある程度なら読めるし、書くこともできる、けれども思うように話せない…」という悩みを速く解消したい!というのが最も多い理由です。ある意味ショック療法的ですが、英語しか通じない環境に身を置くことで、実践力を最速で養うことができます。
● 語学学習も観光もどちらも実現できる
〈半日コース〉のプログラムは、午前中はスクールでしっかり英語を学び、午後はフリープランでショッピングやアクティビティを楽しめます。語学学習も観光もどちらも実現できるというのが魅力です。
● 連休と合わせることで有給休暇をとりやすい
3連休をうまく使えば、3~4日有休をとるだけで1週間の留学が可能です。中には、有給休暇の申請時に「1週間、語学留学してきます!」と言うと、上司が反対しないどころか「しっかり勉強して来い!」と後押ししてくれた、というお客様もいらっしゃいました。
ハワイで1週間の語学留学をしてみた
当時、私が留学先に選んだのはハワイ・ホノルル。アメリカの語学学校 ELS Language Centers のホノルル校です。(※残念ながら、現在はELSホノルル校は閉鎖されたようです)
ELSはハワイ・パシフィック大学のダウンタウンキャンパスに併設されていて、ELSの受講生も大学の図書館や学生ラウンジといった施設を利用できるという、ちょっと珍しい語学学校でした。
私はそこで、マンツーマンの1週間の短期留学〈半日コース〉を受講しました。
● 1日のスケジュール
午前中はスクールで英語を学び、午後はフリーで観光地や買い物に出かけるプランです。滞在先にはホテルを選択しました。
- 7:00起床
ホテルや近くのカフェで朝食
- 8:00バスに乗る
ワイキキのホテル近くのバス停から、ダウンタウンまでバスで通学
- 8:30レッスン開始
[1限目]スモールトーク、宿題チェック&復習、今日のテーマ
[2限目]シチュエーション会話(流暢さ)
[3限目]重要表現や文法(精度)
[4限目]プレゼンテーション(構成と表現力) - 12:20レッスン終了
- 13:00ランチ
先生から教えてもらったおすすめ店のランチを堪能
- 14:00観光
・ダウンタウン散策
・アラモアナ、ワードエリアでショッピング
・ワイキキビーチ
・レンタカーでドライブ など - 19:00ディナー
・フラショーを見ながらコース料理
・サンセット&ディナークルーズ
・地元で人気のローカル店
・有名なステーキハウス など - 22:00ホームワーク
宿題をやる
学校のない週末はノースショアまでドライブしたり、アクティビティを楽しみました。
滞在先をホームステイや学生寮にすると、さらに貴重な体験や感動が得られるはずです。
1週間留学のメリット
● マンツーマンで完全カスタマイズ
初日にはレベルチェックがあり、自分の要望(身につけたいスキルや、できるようになりたいこと)を伝えました。すると、翌日には自分の英語レベルに合わせて、カリキュラムを作成してくれていました。これこそ、完全カスタマイズ、マンツーマンレッスンのメリットです。
特に、レッスン4のプレゼンテーションの練習では、話の組み立て方と表現力を学びました。「導入」「本論」「結び」を意識して話を組み立てると、相手に自分の考えを理解してもらいやすくなります。
強弱のつけ方なども練習できてコツがつかめたので、自分なりに棒読み英語からは卒業できたんじゃないかと思っています。
必要なテキストは購入します。1週間でテキストをすべて終えることはできませんが、テキストを終えることが目的ではないので、残りは帰国後に自宅学習用として使いました。
● 習ったことをすぐに実践できる
買い物をする、食事をする、乗り物に乗る、日常生活のすべてが英語という環境は、日本国内ではなかなか機会がありません。学んだフレーズを実際に使ってみて、相手の反応が返ってくる。通じた時の喜び、通じなかった時の悔しさなど、得られる気づきがたくさんあります。
現地で生活することで、英語を話すことへのハードルが下がり、度胸がつきます。英語を話している自分に違和感が無くなることは、確実に上達への一歩を踏み出した証拠です。
● 固定概念が外れて選択肢が広がる
マンツーマンコースでも異文化に触れたり、現地の人々と交流したりできます。見たことのない景色や新たな人々との出会い、文化・マナー・考え方の違いを体験することで、固定概念にとらわれない柔軟な対応力が身につきます。さらに、会話力向上の後押しにもなります。
この経験は帰国後に猛烈に威力を発揮します。例えば、新しいアイディアを生み出すきっかけになったり、問題解決の際に選択肢が広がっていることを実感できるはずです。
1週間留学のデメリット
● 費用がかかる
結局はお金の問題につきるのですが、オンライン学習が当たり前になった今、お金をかけずに英語を身につけられる手段はいくらでもあります。「英語力の向上」だけに焦点を当てると、コスパは良くないのかもしれません。
● すぐにペラペラにはならない
残念ながら、初級レベルの方がたった1週間で、何の不自由もなくペラペラ話せるようにはなりません。無意識に英語が出てくるようになるまでには、何度も何度も繰り返しの練習が必要です。
● 日本人同士で固まりがち
留学先には思いのほか多くの日本人がいます。休みがとりやすいGWやお盆休み・年末年始といった時期には日本人が集中するので、どうしても日本人同士で群れてしまいがちです。悪いことではありませんが、英語を使う機会を減らしてしまっていることになります。
実際にやってみて思うこと
メリット、デメリットを踏まえたうえで、何十万円も払って行く価値があるのか!?ないのか!?を、他人の価値観ではなく、自分自身の価値観で判断が必要だと思います。
たった1週間で何ができるようになるの?ハッキリ言ってムダなんじゃない?なんていう意見もありますし、それを否定するつもりもありません。
私の場合、数十年の人生の中で過ごしたこの1週間が、これまでには無かった価値観や気づき、感動を得ることができ、帰国後から現在へと続くモチベーションになっていることは確かです。
まとめ
いまは翻訳アプリやAIの進歩で、言語の壁がどんどん低くなり、母国語以外の言語なんて学ばなくてもいいじゃないかと思うこともあります。
しかし、人間同士のコミュニケーションには、テクノロジーで代替できる部分とは別に、代替できない「何か」が存在するように感じてなりません。
例えば、カタコトでも、外国人が日本語をしゃべってくれると、純粋に嬉しいですよね。逆に、自分が海外に行き外国人の立場になったとき、現地の言葉で話すと、相手がとても嬉しそうにしてくれるのも事実です。
結局のところ、いちいち翻訳ツールに頼らなくてもコミュニケーションをとれることが、最もストレスが無いということですね。
短期留学を検討されている方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。
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