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熊野速玉大社|公共交通機関で巡る熊野三山の一人旅

∎国内旅行記

コスパ良すぎる「南紀・熊野古道フリーきっぷ」で熊野速玉大社に行ってみた

熊野速玉大社

紀伊半島南部にある、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の熊野三山を参詣する2泊3日の旅。

今日は「南紀・熊野古道フリーきっぷ(中辺路コース)」というお得なフリーきっぷで、熊野本宮大社を参拝後、熊野速玉大社を訪れ、新宮駅へと戻ります。新宮駅からのパターンも記載しておきます。

今回の行程の交通費はすべてフリーきっぷでカバーできます。

※南紀・熊野古道フリーきっぷの購入方法はこちらを参考にしてください。

熊野本宮大社からバスに乗る

熊野本宮大社と大斎原(おおゆのはら)を参拝後、ランチをとりました。本宮大社から大斎原の間は徒歩10分程度。メインストリート沿いに土産物店や飲食店が並んでいます。

このエリアには「本宮大社前」「本宮行政局前」「大斎原前」の3つのバス停があります。最寄りのバス停から「熊野御坊南海バス」の新宮駅行きに乗車します。

本宮大社前バス停
本宮大社前バス停
本宮行政局前バス停
本宮行政局前バス停
本宮のメインストリート
メインストリート

【新宮駅から速玉大社へ向かう場合】
新宮駅からは徒歩20分程度ですので街並み散策しながら訪れることもできます。
「熊野御坊南海バス」を利用すると約4分で「速玉大社前」に到着します。「紀伊勝浦駅行き」「本宮大社前行き」「高田行き」が利用できるので便利です。

JR新宮駅
JR新宮駅
新宮駅前の観光案内センター
駅前の観光案内センターへ
新宮駅前の熊野御坊南海バスの乗り場
熊野御坊南海バスの乗り場はココ

■熊野御坊南海バス路線図・時刻表はこちら 
→ 新勝線(新宮駅ー紀伊勝浦駅)
→ 川丈線(本宮大社・湯の峰温泉方面)

「速玉大社前」で下車、徒歩5分

本宮大社前から熊野川沿いを40~50分ほど走ると、バスは新宮の市街地に入ります。熊野速玉大社は新宮の市街地にあります。市街地に入ってから10分ほど、バスが交差点を右折したら「速玉大社前」バス停に到着します。

速玉大社はバス停から徒歩5分ほどのところにあります。本宮方面から到着した場合、いったん来た方向に戻るように、バスが先ほど右折してきた「速玉大社前交差点」に向かってください。

交差点をそのまま直進しますが、歩行者の直進ルートは地下道になっています。バリアフリールートなら横断歩道を2段階で渡ればOKです。

交差点を渡れば、参道の鳥居が見えます。

速玉大社前バス停
速玉大社前バス停
速玉大社前交差点の地下歩道
速玉大社前交差点の地下歩道
熊野速玉大社参道
交差点の先に参道の鳥居が見える

(補足)速玉大社は熊野十二所権現とも呼ばれ、多くの神様が祀られています。お賽銭を多めに準備しておきましょう。

参道を歩く

鳥居をくぐり、木々に囲まれた参道を歩きます。ほどなく右手に、小さな祠が双子のように並んで鎮座しています。勝利を導く神を祀る八咫烏(やたがらす)神社と、腕力・筋力を象徴する神を祀る鑰宮 手力男(かぎのみや たぢからお)神社です。

お参りして参道を進みます。少し開けて、正面に御神門が見えてきます。

速玉大社の参道入口
速玉大社の参道入口
鑰宮 手力男神社と八咫烏神社
鑰宮 手力男神社と八咫烏神社
速玉大社御神門が見えてきた
御神門が見えてきた

御神門までには、右手に熊野神宝館、左手に御神木の大きな梛(なぎ)の木があります。
神宝館は残念ながら修繕工事で長期休館中。
御神木の梛(なぎ)樹齢1000年!天然記念物に指定されています。生命力を感じます。縁結びのパワースポットでもあります。どんなときでもベストなパートナーシップとの巡り会えるようお願いしました。

御神門が近づいてきました。右手に手水舎と熊野稲荷神社があります。

いよいよ御神門をくぐります。頭上には「全国熊野神社 総本宮」と書かれた神額、立派なしめ縄が掲げられています。

熊野速玉大社御神木の梛(なぎ)
御神木の梛(なぎ)
速玉大社御神門には太く立派なしめ縄
御神門には太く立派なしめ縄

本殿を参拝する

鮮やかな朱色がまぶしい熊野速玉大社。正面には瑞垣の奥に社殿が5連並んでいます。足元の白い玉砂利、朱塗の荘厳な社殿、背景にそびえる木々の緑のコントラストが美しく、まるで平安時代の絵巻物に出てくるかのような光景です。

左側の大きな拝殿の奥には、熊野速玉大社の主祭神である、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)が祀られています。速玉大神と夫須美大神はご夫婦の神様なので、縁結びに御利益があります。

右側に続く瑞垣には10柱の祭神が祀られています。お参りする鈴門は5つありますので、順番にお参りします。

さらに境内の右の最奥には、「新宮神社」と「恵比寿神社」がひっそりと佇んでいます。

拝殿に続く瑞垣には10柱のご祭神と5つの鈴門
拝殿に続く瑞垣には10柱のご祭神と5つの鈴門
新宮神社と恵比寿神社
新宮神社と恵比寿神社

「参拝に来させていただきありがとうございました」
感謝の気持ちで参拝を終えたら、神門に戻ります。

神門の横には、天然記念物の速玉大社のオガタマノキ、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の石碑、そして御朱印や御守りなどを購入できる授与所があります。

所要時間は30~40分ほどあれば十分なようです。多くの祭神が祀られているのに意外に短時間で参拝できました。そういえば…速玉大社には石段が無く、参道も石畳で歩きやすかったからかもしれません。

元宮「神倉神社」と新宮「速玉大社」

熊野三山に祀られる熊野権現は、神倉山の南端のゴトビキ岩に降臨しました。当初、神倉山には社殿はなく、自然を畏れ崇める信仰の中心であったようです。景行天皇の時代に神様を現在の場所に移し、社殿を造営、お祀りしたのが速玉大社と伝えられています。
それ以来、「神倉神社」を元宮を呼ぶのに対して、「熊野速玉大社」を新宮と呼ぶようになったと言われています。

熊野権現が降臨した聖地「神倉神社」は神倉山の側壁、高さ120mの場所に鎮座されています。速玉大社から神倉山(権現山)沿いに歩いて20分~30分ほど。かなり急で崖のような石段の登り降りがあります。

今回は時間の関係で参拝できませんでしたが、速玉大社と神倉神社、新宮の街並み散策を1日のプランにするのも良いと思います。

神倉神社

新宮の街並み散策

速玉大社前バス停から新宮駅までは「熊野御坊南海バス」を利用すると約4分で到着します。1.5㎞ほどですから徒歩でも20分くらいです。せっかくなので、少し寄り道して新宮の街を散策しながら駅を目指します。

速玉大社からまっすぐ歩いて10分ほどで「新宮城址(丹鶴城公園)」があります。石段を登った高台からは熊野川が良く見えます。

新宮城から10分ほどのところに「阿須賀神社」があります。蓬莱山とこちらも世界遺産です。朱色の社殿と後ろの蓬莱山が美しいコントラストです。阿須賀神社、速玉大社、神倉神社は二等辺三角形の位置にあrるというのは不思議です。

阿須賀神社から5分ほどのところに「徐福公園」があります。徐福とは秦の始皇帝の命により、不老不死の霊薬を求めて熊野に渡来したと伝えられる人物です。中国風に整備された公園で、極彩色の楼門が立っています。

徐福公園から新宮駅までは3分ほどです。
新宮城址に登っても30~40分ほど。天気が良ければすてきなお散歩コースです。

新宮城址(丹鶴城公園)
石垣だけが残る新宮城址(丹鶴城公園)
新宮城址からの眺望
阿須賀神社
阿須賀神社
徐福公園の楼門
徐福公園の楼門
速玉大社~新宮駅のお散歩ルート
速玉大社~新宮駅のお散歩ルート

新宮駅に無事に戻ってきました。
ここから紀伊勝浦に戻る電車、またはバスもフリーきっぷで乗車できます。

今日1日で、本宮大社と速玉大社を巡りました。
明日はいよいよ那智大社を参拝します。

※本宮大社の参拝はこちらを参考にしてください。

一度は訪れてみたかった熊野詣(くまのもうで)のひとり旅の様子はこちら。

 

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