~ <B788 羽田-台北松山>羽田空港第2ターミナル国際線エリアが再開!ANAマイルの特典航空券で、ビジネスクラスに乗ってみた。
日本から近くて人気の海外旅行先・台湾。日本と台湾の間には、多くの航空会社が就航していますが、今回はANAマイルを使って、特典航空券で行ってきました。
これまでANAはエコノミークラスしか乗ったことがなかったのですが、久々の台湾旅行ということもあり、奮発してANAのビジネスクラスで行ってみました。
※今回、行きはエアージャパン(ANAグループ)運航便、帰りはANA(本家)運航便を利用しました。エアージャパン運航便でも機材と機内のエンターテイメントはANAと同じ仕様です。
【行き】羽田空港→台北松山空港
東京 ⇔ 台北間は、成田空港 ↔ 桃園(タオユェン)国際空港と、羽田空港 ↔ 台北松山(タイペイ ソンシャン)空港の便があります。今回、初めて羽田 ↔ 台北松山線に乗りました。どちらも都心に近い空港です。
オンラインチェックイン
出発の24時間前に、メールでオンラインチェックインのお知らせが届きます。
⚠️座席指定について
ANA(本家)運航便は予約成立時に、エアージャパン運航便は24時間前のオンラインチェックイン時に指定できます。
オンラインチェックインが完了したら、モバイル搭乗券(QRコード)が送られてきます。預け荷物がなければ、このまま保安検査場に向かえばOKです。預け荷物のある方は、チェックインカウンターへ向かいます。
羽田空港 チェックイン
ANAの国際線は、第2と第3ターミナルに振り分けられるので、航空チケットを確認し、間違えないようにしましょう。
台北松山便は羽田空港第2ターミナルから出発。コロナ禍により3年間も閉鎖されていた第2ターミナルの国際線フロアが再開されました!端っこなのでちょっと遠いですが…
白い!明るい!広い!めちゃめちゃきれいですよ。ビックリしました!
2時間30分前に到着したのですが、ビジネスクラスは列に並ばずにチェックインできました。
チェックインを済ませ、保安検査場へと向かいます。まだこのターミナルの発着便が少ないこともあり、空いていました。
PCをカバンから取り出さなくてもよくなっていたのには驚きました。
羽田空港 ANAラウンジ
ビジネスクラスの楽しみの1つが「ANAラウンジ」を使えることです(クレジットカードのラウンジとは別です)。出国審査を出て右側のエスカレーターまたはエレベーターで1つ上の階へ上がります。
受付で搭乗券を提示し、ビジネスクラスの搭乗者は左側の「ANAラウンジ」を案内されます。ちなみに、右側はファーストクラス対象のスイートラウンジです。
通路を進むと、驚きの空間が!
ビックリするくらい広いです!多くの人が利用していましたが、それでもまったく気になりません。
ソファ席、カウンター席、テーブル席など、座席の種類は多彩です。トイレ、シャワールーム、喫煙スペースもあります。
フードは名物のANAカレー、おにぎり、ソーセージ、野菜のソテーにサンドイッチ、デザートなどなど盛りだくさん!
ドリンクも品数が多く、ビール、日本酒、焼酎、ワインなど酒類も充実しています。
以前食べたANAカレーは絶品!だったので、今回は赤飯のおにぎりといなり寿司などをいただきました。
どれも美味しそうだったのですが、このあと機内食もあるので、ほどほどにしておきました。
設備も充実しているので、空港に早めに行って、フライト前にラウンジでゆっくりと落ち着いた時間を過ごすのも、旅の要素のひとつですね。
⚠️出発時刻の約30分前には搭乗開始のアナウンスが流れますが、搭乗ゲートは少し離れているので、時間に余裕を持って行動しましょう。
座席と機内サービス
今回の機材は ボーイング B787-8(788)でした。ビジネスクラスは全42席。前方の1-4列と、ドアを挟んだ後方の5-7列の2つの空間に分かれています。
ANA BUSINESS CRADLE(クレイドル=ゆりかご)と呼ばれる座席で、横2-2-2の6列です。座席配置はとてもゆったりしています。
座席の間に仕切りがあるので、隣の人の様子は気になりません。
行きは窓側、帰りは中央列に座ったのですが、窓側よりも中央列に座った方が、空間の広さを感じることができて、なんとも贅沢な気分でした。
座席にはブランケットがあり、ヘッドレストは上下に調整ができます。
窓の日除けは閉めるタイプではなく、下の丸いボタンを押すと、ガラスに色がついて遮光してくれる電子カーテンです。
リクライニングが大きく倒れて、足元が前の座席の下に入るくらいにまでフラットにもなります。腰が沈むタイプなので、後ろの人に迷惑はかかりません。気にすることなく倒して大丈夫です。
シートピッチは150cmもあり、脚を組んでも前の座席は程遠い!
モニターはタッチパネル式ですが、手元のコントローラーでも操作できます。
ひじ掛けの下は、ペットボトルやスマホ、ポーチなどが入るちょっとした収納スポットになっています。
コンセントはユニバーサル電源とUSBポートが付いています。
座席は電動リクライニングシートで、手元のボタンで操作します。レッグレストだけを動かすことはできない仕様です。
フットレストは手動で、中央のつまみを引っ張ると出てきます。
ちょっとトリッキーなんですが、座席を少しリクライニングしないとうまく引き出せないようになっています。
フットレストは高さを4段階に調整できます。
前方のシートポケットには、スリッパとヘッドホン、食事メニューが入っています。テーブルは座席の横から取り出すタイプです。
スリッパは専用の袋に入っていて、お持ち帰りもOKです。ミニ靴べらも付いています。
ヘッドホンは折り畳み式です。
ビジネスクラスの機内Wi-Fi・エンターテインメント情報はANAホームページでも確認できます。
ANA国際線機内のエンターテイメントをチェックする(ANA)
十分快適な B-788のクレイドルシートですが、窓側に座った時、もし通路側の人がフルリクライニングしていると出にくいですね。短距離路線なのであまりいないと思いますが。
ANAとコードシェアしているエバー航空の関西・成田ー桃園便は、フルフラットシートを互い違いに配置したスタッガードシートの機材もあります。
化粧室には歯ブラシやマウスウォッシュ、フェイシャルシートなど、短いフライトには十分すぎるほどのアメニティがありました。
短距離路線ということもあり、ウェルカムドリンクのサービスはありませんが、離陸してほどなく、お食事前のドリンクサービスがありました。
飲み物はソフトドリンクのほか、ビールやワイン、各種酒類も頼めます。おつまみのあられと一緒に持ってきてくれます。
機内食
離陸前にCAさんから「本日担当の〇〇です」とご挨拶があり、機内食の希望(和食or洋食)を聞きに来てくれます。
日本と台湾の便はフライト時間が短いので、ビジネスクラスでもワンプレートで提供されます。内容はコース仕立てになっています。行き(羽田発)は洋食を選びました。
前菜系は味が薄めに感じました。一方、ムニエルはバターがよくきいて味濃いめなので、キノコと一緒に食べたり、パンにソースをつけて食べたりするとおいしかったです。
食後にコーヒーをいただきました。
実は…和食を選びたかったんですが、私が優先搭乗せず、最後の方で乗り込んだこともあり、和食が売切れていました。
ANAのホームページで事前に機内食の内容が分かります。好みがある場合は、早めに搭乗して希望を伝えましょう。
ANA国際線の機内食をチェックする(ANA)
台北松山空港 到着
食事が終わり、モニターを見たり、スマホをいじったりしていると、もう着陸態勢です。
台北松山空港は都心に近い市街地にあるので、着陸直前には地上の建物すれすれを飛んで、ちょっぴりスリリングです。
着陸すると台北101が見えます。
到着ロビーから入国審査までの間にも小さな免税店がありました。
入国審査は長蛇の列ということもなく、比較的スムーズでした。
事前に「オンラインフォーム」を登録しておけば、入国時にパスポートを提示するだけで大丈夫です。
手荷物の受取では、Priorityタグがつけられていて、優先してレーンに流れてきます。
到着ロビーに出ると、携帯・Wi-Fi・Simカードなどのレンタルサービスカウンター、観光案内所、銀行、クレジットカードのキャッシングATMなどがあります。コンビニ、カフェなども含め、1階にほぼ何でも揃っています。
外へ出たところにすぐMRT(地下鉄)松山機場駅の入口があります。路線バス、タクシー乗り場も分かりやすいです。
【帰り】台北松山空港→羽田空港
オンラインチェックイン
行きと同じように、出発の24時間前に、メールでオンラインチェックインのお知らせが届き、完了したらモバイル搭乗券が送られてきます。
預け荷物がなければこのまま保安検査場へ、預け荷物がある場合はチェックインカウンターへ向かいます。
台北松山空港 チェックイン
台北松山空港の国際線ターミナルは、桃園空港に比べるとずいぶんコンパクトでシンプルな構内です。
チェックインカウンターは1階、出国ゲートは2階にあります。ANAはターミナル端の2番カウンターです。
チェックインは、出発時刻の出発時刻の2時間30分前から開始されます。
出国フロアの2階に上がります。
すぐに左手に保安検査場への入口があります。1ヵ所しかないので迷うことはありません。
2階にはレストラン、カフェ、電源付きテーブル、待合スペースがあります。
出国審査を抜けたエリアには、コスメ、タバコ、アルコールが購入できる免税店やカフェなどがあります。
松山台北空港 VIPラウンジ
ビジネスクラスの搭乗者は、各航空会社が共有する「Airlines VIP Lounge」を利用できます。
出国審査を出て、搭乗ゲートとは反対の左側へ向かうとすぐに入口があります。
チェックインカウンターで発行された、VIPラウンジ利用券を渡すか、モバイル搭乗券に「Lounge Invitation: AIRLINES LOUNGE」と記載されているので、それを見せればOKです。
ラウンジ内は落ち着いた空間ですが、あまり広くありません。私が訪れた時は座席の多くが埋まっていました。
窓側のソファ席はコンセント無し、中央部のサイドテーブル付きソファ席には3つ穴コンセントがついていました(USBポートは見当たりませんでした)。
軽食のビュッフェカウンターには、ご飯やチキンカレーのほか、魯肉ソース、小籠包などの点心、排骨、茶たまご、などなど。台湾らしいフードが充実しています!
ドリンクはソフトドリンク各種、台湾ビール、一番搾り、ワインなど種類も多くありました。
小じんまりとしたラウンジですが、この規模でこれほどの品揃えには感謝です。
お味は流石に街なかの美味しいお店には敵いませんが、台湾の旅の締めくくりにちょうどよかったです。
このほか、ラウンジ内にPCを使えるビジネスデスクが3席、トイレもあります。シャワーはありませんでした。喫煙ルームは無いので、ラウンジを出てゲートエリアの喫煙所を使うことになるのですが、一番端=ラウンジから最も離れた場所にあります。
台北松山空港のVIPラウンジは、広い空間ではありませんが、スタッフさんの対応も良く、ゆったり時間を過ごせました。
⚠️出発時刻の約30分前には搭乗開始のアナウンスが流れますが、搭乗ゲートは少し離れているので、時間に余裕を持って行動しましょう。
機内食
帰りの機材は行きと同じB-788 でした。行きと同じように、離陸前にCAさんが希望のメニュー(和食or洋食)とドリンクを聞いてくれます。帰り(台北発)は和食をいただきました。
この日の《和食》は、豚カツ玉子とじでした。豚カツは想像以上に肉厚なのに柔らかくてビックリ!お店のように揚げたてカツにとろとろ卵というわけにはいきませんが、機内食で豚カツ卵とじは嬉しいです。
実は、お肉なのに柔らかすぎないか?…と感じながらいただいたのですが、これが、おからこんにゃくを使ったANAのヘルシーカツ丼ではなかったか⁈と後から気づきました。(違ってたらごめんなさい)
食後にナッツ、おかわりドリンク、飴ちゃんまで。お腹いっぱいになります♪
フライト中、ANA(本家)のCAさんたちのサービスが素晴らしかったです。お客さんのちょっとした仕草にすぐに気がついて、サラッと自然体な感じで声をかけてくれます。
マニュアルだけでは到底できないクオリティ。細かな目配り、気配りのきいた接客サービスに感動しました。
そうこうしていたら、もう着陸態勢に入るとのアナウンスが。2時間30分のフライトはあっという間です。CAさんにありがとうを伝え、羽田空港に帰ってきました。帰りは第2ではなく、第3ターミナルに到着しました。
※初めてのビジネスクラスで快適に過ごすにはどんな服装をしたらいい?
出入国時に必要なこと
出入国時の手続きは常に変わるので、必ず最新情報を確認してください。
日本→台湾へ入国するとき
【2023年7月】機内で書くもの(紙)は、入国カードだけです。90日以内の観光・商用目的滞在はビザなしで渡航できます。事前に「オンラインフォーム」を登録しておけば、紙の記入も必要ありません。入国時にパスポートを提示するだけでOKです。
(参考)こちらのサイトに分かりやすい説明があります。
【2023】台湾入国カードの書き方&申請方法まとめ!オンライン申請がおすすめ(kkdayブログ)
⚠️台湾は、電子タバコ・加熱式タバコは、使用も持ち込みも禁止です。預け荷物に入れておくのもNGです。愛煙家の方は家に置いて行きましょう。紙タバコはOKです。
台湾観光局「Taiwan the Lucky Land」キャンペーン
2025年6月30日(月)まで、5,000元(約2万円)分のクーポンが抽選で当たります。台湾の到着予定日の7日〜1日前に参加登録が必要。ぜひチャレンジしてみてください。
台湾→日本へ帰国するとき
【2023年7月現在】機内で書くもの(紙)は、携帯品・別送品申告書だけです。ワクチン接種やPCR検査の陰性証明書、入国カードも不要です。
紙の申告書の代わりに「Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)」で電子申請しておいて、帰国時にQRコードを提示する方法もあります。
特典航空券に必要なマイル数
●ANA 国際線 特典航空券の必要マイル(日本↔台湾)
必要なマイル数は、搭乗日のシーズンによって異なるので、必ずチェックしてください。
■詳細はこちら
→ 国際線特典航空券(ANA)
ちなみに、提携航空会社を利用する場合、年間を通して同じマイル数です。ANA便のハイシーズンにあたる期間には、少ないマイル数で利用できます。
●ANA 提携航空会社 特典航空券の必要マイル(日本↔台湾)
直行便だと、エアージャパン運航便とエバー航空のどちらも利用できます。行き帰りで異なる航空会社にすることもできます。
■詳細はこちら
→ 提携航空会社特典航空券(ANA)
まとめ
これまでANAのエコノミークラスを利用したことはあったのですが、今回、初めてビジネスクラスに乗ってみました。
・クレイドルシートは十分快適。特に中央列に座ると空間の余裕に驚き!
・CAさんの接客レベルの高さに感動!いたれりつくせりのサービスで大満足!
・ANAラウンジとVIPラウンジが利用でき、フライト前の軽食やお酒も充実!
様々な優遇や贅沢な空間で、ちょっぴり贅沢な大人の一人旅を体験できました。
移動の疲れ具合がエコノミークラスとはまったく違いますね。
圧倒的な安心感と気配りのANAのビジネスクラス。フライトが単なる移動ではなく、旅行の一部として楽しめる時間、いや、それ以上の感動できる時間になりました。
航空券・ホテル・ツアーの予約
台北松山空港で見つけたお土産
「雪花餅」
ヌガーと綿菓子を組み合わせたような軽い食感のお菓子。一口サイズ、個包装なので、ばらまき用にもおすすめです。甘さ控えめで男性にも喜ばれます!